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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ALYM

有価証券報告書抜粋 株式会社エス・ディー・エス バイオテック 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
わが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策の効果等を背景に、緩やかな回復基調を維持しながらも新興国経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱の決定等による金融資本市場の不透明感が高まり、一部に弱さがみられました。また、雇用情勢は改善が続いているものの、企業の景況感において慎重さが増していることから、個人消費は消費者マインドに足踏みがみられ、概ね横ばいに推移しました。
農業を取り巻く環境は、世界的には人口増加や新興国の経済成長、バイオ燃料の需要増加に伴って農作物需要が拡大しており、中長期的にも成長が継続するものと思われます。一方、国内においては、政府による農業改革が本格化し、農業の生産性を高め、従事者所得を増やすことを目標に、現在、農業生産資材価格の引き下げや農産物流通の構造改革について議論が重ねられております。農薬についても、ジェネリック農薬の登録の在り方を含め、農薬取締法の運用を国際標準に合わせる方向で議論が進められており、急速な市場環境の変化に対応した取り組みが求められております。
このような中、当社グループの状況は、世界的なダコニール需要の増加により、当社主力製品であるダコニール原体やその中間体IPNの出荷が好調であったものの、国内の水稲除草剤分野において、ベンゾビシクロンの新規混合剤への切り替えが遅れたこと及び海外での農薬登録の遅れにより出荷が伸び悩みました。また、インド連結子会社であるSDS Ramcides CropScience Private Limited(以下「Ramcides社」という。)において、過年度の天候不順による在庫調整の影響や病害虫の発生が少なかったこともあり、売上高は低調に推移したことで赤字となり、4億97百万円の債務超過に陥りました。そのため、買収時の販売計画と著しい乖離が生じたことから連結決算において「のれん」の減損処理を行い、減損損失として7億78百万円を特別損失に計上致しました。
この結果、当連結会計年度の売上高は149億88百万円、営業利益は7億34百万円、経常利益は5億61百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は2億3百万円となりました。
なお、前連結会計年度は、決算期の変更により、2015年1月1日から2016年3月31日までの15ヵ月間となっております。そのため、前年同期比については記載しておりません。

当社グループは農薬事業セグメントのみの単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すために品目別に業績を記載します。

(殺菌剤)
当連結会計年度における売上高は57億円となりました。主な製品としては、国内向け及び海外向けダコニール関連剤(原体及び製剤)です。

(水稲除草剤)
当連結会計年度における売上高は38億62百万円となりました。主な製品としては、国内向け及び海外向けベンゾビシクロン原体並びに国内向けダイムロン原体です。

(緑化関連剤)
当連結会計年度における売上高は27億20百万円となりました。主な製品としては、カルブチレート関連剤、クロレート関連剤及び海外向けダクタール原体です。

(殺虫剤)
当連結会計年度における売上高は18億9百万円となりました。主な製品としては、D-D関連剤及びチューンアップ顆粒水和剤です。

(その他)
当連結会計年度における売上高は8億94百万円となりました。主な製品としては、ダコニールの中間体IPN及び連結子会社がインド国内で販売する機能性肥料です。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、長期借入金の返済、たな卸資産の増加、法人税等の支払等による減少がありましたが、長期借入金による調達等により、7億47百万円となりました。主な要因は、以下のとおりとなります。
(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は5百万円となりました。主な内訳は、減価償却費の計上3億25百万円、減損損失の計上7億78百万円、のれんの償却額の計上1億20百万円による収入があったものの、仕入債務の減少4億1百万円、たな卸資産の増加1億89百万円、利息の支払額3億53百万円、法人税等の支払額1億49百万円の支出が上回ったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は2億59百万円となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出2億79百万円、無形固定資産の取得による支出18百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は2億19百万円となりました。主な内訳は、長期借入金による資金調達23億円、長期借入金の返済23億46百万円、配当金の支払2億15百万円によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E21969] S100ALYM)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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