シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007T5Q

有価証券報告書抜粋 株式会社エムケイシステム 対処すべき課題 (2016年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

1.次世代ASP製品の開発について
当社の主力製品である社労夢ASPシステムは、マイクロソフト社製のVB6(Visual Basic6.0)という言語で開発したものであります。この言語はWeb上での稼働に不向きであることから、現状はシトリックス・システムズ社製のMetaFrame(注1)あるいはマイクロソフト社製のRemoteApp(注2)をミドルウエア(注3)として利用し、ASPサービスを提供しております。マイクロソフト社は、VB6のサポートを終了していますが、稼働するオペレーティングシステムがWindows Server 2012である場合、Windows Server 2012のサポートが終了する2023年1月までは実行環境のサポートを行うことを公式に表明しており、マイクロソフト社のサポート終了による当面の悪影響はありません。ただし、Windowsやインターネットなど社労夢システム製品を取り巻く環境は日々進化しており、現状のクライアントサーバ方式のASPサービスを、将来的にも継続して利用できるかについては不確定な状況にあります。また、クライアントサーバ方式では、スピード面、操作面等で改善を図ることにも限界があります。そのため、当社ASPサービスの大部分を占める社会保険、労働保険、給与計算等のVB6にて開発されているシステムは、インターネット運用に適した言語によりシステムを再構築していく必要があります。
当社ではこれらの対応として、2017年3月期中の完成を目標として、開発に着手しております。
なお、近年開発した顧問先向けサービスである「ネットde顧問」「ネットde給与明細」等は、既に新たなプログラム言語であるマイクロソフト社製のVB.NET(Visual Basic NET)で開発されております。


2.人材の育成・確保について
(1)ソフト開発技術要員の育成と確保
前述の次世代ASP製品の開発には、Webに最適な画面設計、データベース設計が出来る技術要員が必要となります。また、プログラム作成には、インターネット運用に適した言語(C#、VB.NET等)の習得のみならず、スマートフォン対応言語(JAVA、Objective-C等)の習得も必要となります。現在、当社の技術開発要員の中で、上記設計が可能な要員は少数であるため、次世代ASP製品の開発を進めるための新規採用と現行の技術開発要員のスキルアップの両面が必要であると考えております。スキルアップについては、社内の新たな言語に対応出来る人員を中心に社内研修を行ってまいります。また、多様な求人活動により当該スキルを有する人材の採用活動を行ってまいります。

(2) サポート体制の強化
当社では、社労夢システム製品をASP方式によりサービス提供しているため、ユーザーからの問合せの内容は、システム製品の機能の操作面に止まらず、サービスを利用するPCやプリンターなどのシステム環境といった幅広い内容にまで及びます。これらの問合せに対するサポート手段としては、電話、FAX、メール、ときには現地訪問により対応しております。また、問合せの件数は、ユーザー数の増加とともに年々増加しております。
したがって、上記の問合せ等の窓口であるサポート部門には、迅速な対応と正確かつ親切な応答が求められており、幅広い知識の習得と顧客の立場・目線で対応することができる体制を確保する必要があると考えております。そのため、ユーザーからの問い合わせ情報などを蓄積するシステムの導入や、アウトソースの活用、多様な求人活動により当該スキルを有する人材の採用活動を行うことなど、サポート体制の強化に注力してまいります。また、技術開発要員によるサポート要員への社内勉強会を積極的に開催していくことで、サポート品質の向上に努めてまいります。

3.一般事業会社等への拡販について
当社は、従来から社会保険労務士事務所、労働保険事務組合を主要顧客としておりますが、当社の売上高の大半が当該顧客に対するものであり、特定業界への依存度が高いため、今後、当社事業の安定的な成長のためには、当該業界以外の事業分野へ事業展開を行っていく必要があると考えております。
そのため、当社の保有するソフトウエア資産(給与計算、就業管理、従業員台帳管理等)やノウハウを活用して、一般事業会社等への利用拡大を推進してまいります。


(注) 1. MetaFrameとは、シトリックス・システムズ社が開発した、Windowsサーバが備えるターミナルサービスを利用するためのクライアントプログラムのことであります。
2. RemoteAppとは、マイクロソフト社が開発した、Windowsサーバが備えるターミナルサービスを利用するためのクライアントプログラムのことであります。
3. ミドルウエアとは、アプリケーションプログラムとWindowsなどのOS(オぺレーティングシステム)の間に位置して、特定の機能やサービスを提供するソフトウエアのことであります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30993] S1007T5Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。