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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AMM0

有価証券報告書抜粋 株式会社エンバイオ・ホールディングス 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、土壌汚染対策事業の競争力の源泉である原位置浄化技術の強化を目的として研究開発を行っております。
当連結会計年度における研究開発は以下のとおりであります。
①原位置熱脱着(ISTD)の技術導入及び実用化
米国テラサーモ社より実施権を取得した原位置熱脱着(ISTD)の日本国内での実用化に向けた開発を行っております。ISTDは高濃度汚染、汚染深度の深い汚染、粘性地盤が汚染されている等の既存の原位置浄化では困難又は非効率な現場を効率良く浄化することのできる原位置浄化技術です。米国で実用化され、近年、施工実績が増えてきております。設計手法や設備仕様、施工方法等に関する技術導入を行い、実際の汚染現場で本施工を実施するための適用可能性試験方法の確立、現場の井戸配置や熱量、ガス量、処理水量計算等の浄化設計、処理設備の設計製作等を実施しました。

②新たな規制物資に対する原位置浄化技術の開発
壌環境基準項目に新たに追加された1,4-ジオキサンに対して有効な原位置浄化技術の開発を目的に、化学酸化及び微生物分解での分解性を評価し、原位置浄化への適用可能性について検討した結果、化学酸化で原位置浄化が可能との結論が得られました。

③塩素化エチレンの高分解能細菌を用いたバイオオーグメンテーションの開発
バイオレメディエーションを適用して浄化した塩素化エチレンの汚染現場より採取した高分解能微生物群集から高分解能細菌を分離獲得しました。この細菌を大量に培養して汚染現場に注入することにより短期間に効率よく塩素化エチレンを無害なエチレンにまで分解する技術(バイオオーグメンテーション)の開発を東京農工大学との共同研究で進めております。難分解性のクロロエチレンが規制対象に追加された揮発性有機塩素化合物の汚染の浄化に威力を発揮する技術として期待しております。

④シアン汚染の原位置バイオレメディエーションの開発
土壌汚染対策法で定められている有害物質のいくつかについては、まだ原位置浄化の手法が確立されておりません。その一つがメッキ工場等で汚染が見られるシアンです。現状では、掘削除去と揚水処理法しか確立された浄化技術がなく、経済性の高い原位置浄化技術の実用化が期待されています。原位置でのシアンの微生物分解を促進する浄化技術について、東京農工大学との共同研究でシアン分解菌の獲得と開発を行っています。

⑤バイオバリア技術の開発
バイオレメディエーション促進剤の独占販売契約を締結している米国リジェネシス社において新規に開発されたバイオバリア技術について、技術導入の研究を開始しました。実験室内での適用可能性試験を実施しましたので、今後は実際の汚染現場での試験施工を通して効果と経済性を確認します

当連結会計年度の研究開発費は、21,311千円であります。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30445] S100AMM0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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