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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10051R5

有価証券報告書抜粋 株式会社キタムラ 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、2014年4月の消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動により減速しましたが、政府の経済政策等を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。また、当社の売上高前年比においても、第1四半期累計期間93.3%、第2四半期累計期間100.0%、第3四半期累計期間103.5%、当連結会計年度101.3%と、駆け込み需要の反動減から、回復基調の流れとなりました。しかしながら、円安による輸入価格の上昇など、個人消費は低迷し、依然として消費環境は先行き不透明な状況が続いております。
このような経営環境のなか、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、事業の長期的な成長を重視し、社会のデジタル化に対応した写真事業への変革を目指して、当連結会計年度の計画を推進してまいりました。
実施した施策は、以下のとおりです。
① 「カメラのキタムラ」を5店、「スタジオマリオ」を5店、「Apple正規サービスプロバイダ認定店」を8店、合計18店出店しました。退店は24店です。「カメラのキタムラ」19店、「スタジオマリオ」3店、「Apple正規サービスプロバイダ認定店」の移転による退店2店です。
② 「年賀状」の収益向上のために、次の施策を実施しました。
・スマートフォンからの年賀状注文の強化策として、「写真つき年賀状注文アプリ」、「印刷年賀状注文アプリ」全7種類を投入しました。
・「写真つき年賀状」では、「キタムラオリジナルデザイン年賀状」を強化しました。デザインを約1,100種類に増やしました。「ちびまる子ちゃん」デザインも好評でした。
・「印刷タイプの年賀状」では、プリンターを全店入替え、高品質・スピード仕上げを実現しました。
・「スタジオマリオ」で「マリオフォトCD」ご購入のお客さまに、特別割引を実施しました。
・「宛名データ化」「宛名シール」の作成に加え、「宛名同時印刷」を開始しました。
その結果、年賀状の販売枚数は、6,547万枚(前年同期比2.5%増)となりました。
③ 「スタジオマリオ」は、最大需要期の七五三撮影において、予定通りお客さまにご利用いただくことができました。しかし、駆け込み需要の反動により、売上高は前年同期比2.2%減、客数が前年同期比5.4%減となりました。客単価は、前年同期比3.4%増となりました。
④ スマートフォンの販売店舗数を、当連結会計年度で25店増やし438店に拡大しました。また、取扱いキャリアは、ドコモを73店増加し428店に、auを152店増加し243店に拡大しました。ソフトバンクは9店減少し303店です。2014年10月から店頭タブレットを使用して、3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の料金プランや特典が同時に比較できる無料診断を開始しました。
⑤ 「魔法のアルバム体験キャンペーン」として、イヤーアルバム10%OFFのキャンペーンを実施しました。店頭での「おまかせ体験」(お客さまの「写真選び」のお手伝い)を通じて、イヤーアルバムの良さや作る楽しさを味わっていただき、プリントの増加につなげております。
⑥ 市場の変化に合わせた店舗の統合・再配置を推進しております。2014年4月に、連結子会社である株式会社ビコムキタムラが運営する「TSUTAYA中津店」と、「カメラのキタムラ中津店」を移転し統合しました。さらに、「スタジオマリオ」を新規併設出店しました。
⑦ 2014年8月27日に、「スタジオマリオ」のホームページを全面リニューアルしました。店舗別TOPページの設置で、店舗情報が見やすくなりました。また、スマートフォン・タブレットでも、パソコン向けホームページと同様の情報量を掲示しながらも、操作しやすいレイアウトに変更しました。
⑧ 2015年3月25日に、「カメラのキタムラ」のホームページをさらに見やすく使いやすいサイトにリニューアルしました。お客さまが、より分かりやすく興味のあるカテゴリに直接アクセスできるよう「パネルデザイン」を採用しました。また、スマートフォン・タブレットでも、より操作しやすいレイアウトに変更しました。
⑨ 2015年1月には、「カメラのキタムラ楽天市場店」が「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を、受賞しました。2015年3月には、「カメラのキタムラヤフー店」が「ヤフーショッピングベストストア」を受賞しました。また、「日本オンラインショッピング大賞」では「大賞グランプリ」を受賞しました。
⑩ 「カメラのキタムラ ネットショップ」の家電サービスにおいて、一般財団法人家電製品協会が家電のリサイクルサービスに関して適切な処理を行っている取扱店に推奨する「家電リサイクル券取扱優良店」に認定されました。
⑪ 外国人観光客の増加に合わせ、「カメラのキタムラ」の免税実施店舗を8店増やし、23店に拡大しました。また、「キタムラネット中古サイト」を、英語・中国語・韓国語の3カ国語に対応しました。
⑫ 2014年9月より、「カメラのキタムラ」108店で店舗の外観をリニューアルしました。「スマホ」と「フォトブック」訴求の強化が目的です。
⑬ 2014年12月に「カメラのキタムラ湘南T-SITE店」を出店しました。新しい試みとして、写真プリントの注文方法にタブレット端末を導入しました。場所を選ばずに楽しみながら写真選びができます。また、写真プリントの注文コーナーは従来の店舗より広く設計し、ご家族でくつろぎながら大きな画面で写真選びができるようにしました。
⑭ 2015年1月より、「カメラのキタムラ」全店で「名刺スキャン代行サービス」を開始しました。店舗でスキャンを代行し、名刺管理アプリ「Eight」で活用できるようにデータ化して送信いたします。
⑮ 2015年2月より、ワールドリミテッドと業務提携し、ARアプリ「Clip(クリップ)」の「うごく写真」の取扱いを開始しました。思い出の動画を写真に埋め込み、撮影時の雰囲気をそのまま伝えることができます。「Clip」を活用した写真プリントの新サービスを提案していくとともに、ご利用いただくお客さまに対して新たなコミュニケーションの創造と価値の提供を行っております。
この結果、当連結会計年度において当社グループの実績は、売上高は153,174百万円(前年同期比0.7%増)になりました。消費税増税前の駆け込み需要等の反動から回復し、スマートフォン販売が計画を上回ったことにより増収となりました。しかし利益面では、天候不順等によるプリント部門の売上減少、スマートフォン販売強化による販売促進費の増加及び店舗外観のリニューアル等のコスト増加により、営業利益1,620百万円(前年同期比36.1%減)、経常利益1,898百万円(前年同期比29.1%減)、当期純利益449百万円(前年同期比59.1%減)となりました。

セグメントごとの業績は、以下のとおりです。
(店舗販売事業)
取扱店舗を拡大したApple製品修理サービスやスマートフォン販売が好調に推移したことにより売上高が増加しました。しかしながら、プリント部門では、年賀状販売が好調だったものの、デジカメプリントが前年を下回ったことにより、利益の減少となりました。
この結果、当連結会計年度での売上高は135,971百万円(前年同期比1.3%増)となり、1,525百万円のセグメント利益(前年同期比30.5%減)となりました。

(レンタル事業)
DVD・CD及びゲームソフトの販売が減少したものの、書籍、文具・雑貨の販売、コミックレンタルが好調に推移したことにより売上高が増加しました。
この結果、当連結会計年度での売上高は5,249百万円(前年同期比3.6%増)となり、84百万円のセグメント利益(前年同期比120.1%増)となりました。

(服飾卸販売事業)
主力商品である「OUTDOOR PRODUCTS」の卸販売が堅調に推移したことにより売上高が微増となりましたが、円安の影響により粗利率が悪化したため利益の減少となりました。
この結果、当連結会計年度での売上高は1,592百万円(前年同期比0.0%増)となり、141百万円のセグメント利益(前年同期比12.2%減)となりました。

(写真卸販売事業)
消費税増税前の駆け込み需要等の反動から、物販部門において売上高が減少しました。しかしながら、七五三、成人式、ブライダルなどの様々な用途に合わせたデザインアルバムの卸販売が好調に推移したことにより利益の増加となりました。
この結果、当連結会計年度での売上高は4,911百万円(前年同期比2.8%減)となり、369百万円のセグメント利益(前年同期比4.6%増)となりました。

(その他事業)
医療用機器等の販売が消費税増税前の駆け込み需要等の反動により、売上高が減少しました。
この結果、当連結会計年度での売上高は5,449百万円(前年同期比10.3%減)となり、229百万円のセグメント利益(前年同期比29.7%減)となりました。

(事業部門別販売実績)
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、店舗販売事業の部門を以下のように変更しております。部門の主な内容は、イメージング部門(主にデジカメプリント等)、サービス部門(主にApple製品修理サービス等)、ハード部門(主にデジタルカメラ、スマートフォン等)、ソフト部門(主にカメラ用品等)であります。
(単位:百万円)
セグメントの名称部門当連結会計年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
前年同期比(%)
店舗販売事業イメージング部門42,32594.3
サービス部門7,032177.5
ハード部門70,247107.2
ソフト部門11,45182.6
その他4,91481.2
店舗販売事業計135,971101.3
レンタル事業5,249103.6
服飾卸販売事業1,592100.0
写真卸販売事業4,91197.2
報告セグメント計147,725101.2
その他事業5,44989.7
合計153,174100.7
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より97百万円減少し、当連結会計年度末には、6,171百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローとそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は5,392百万円(前年同期6,333百万円の収入)となりました。これは、主に減価償却費2,806百万円、売上債権の減少額1,106百万円による増加要因があったものの、法人税等の支払額1,029百万円、仕入債務の減少額807百万円による資金の減少要因があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,511百万円(前年同期2,586百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出1,662百万円及び無形固定資産の取得による支出750百万円による資金の減少要因があったものの、敷金及び保証金の回収による収入629百万円、投資その他の資産の減少額595百万円による資金の増加要因があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3,979百万円(前年同期1,804百万円の支出)となりました。これは、主に長期借入れによる収入3,350百万円による資金の増加要因があったものの、長期借入金の返済による支出7,493百万円による資金の減少要因があったこと等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03247] S10051R5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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