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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZE2

有価証券報告書抜粋 株式会社キューブシステム 対処すべき課題 (2016年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

中長期経営ビジョン≪VISION2020≫を踏まえ、当社グループは、お客様に満足いただけるソリューション・サービスを提供し続けるために、以下の課題に取り組み、企業体質および競争力の強化を図り、収益の向上を目指してまいります。

① 受注拡大への取組み
当社グループの受注拡大方針として、当社の強みを活かしたコアビジネスの拡大と、大規模案件の受注量拡大、新規事業分野での顧客開拓を実施してまいります。既存の顧客に対しては、ACR※1による信頼向上施策は継続しつつ、アカウント戦略の強化としてアカウントマネージャを任命し、組織間の垣根を越えて、グループ全体で取引拡大に注力いたします。
また、エンハンス※2の競争優位性をもって大規模SIビジネスの受注拡大を図り、グループの技術と品質をもって、大規模オフショア活用モデルを遂行できるようビジネスモデルをブラッシュアップし、当社独自のSIビジネスモデル確立を進めます。さらに加えて、当社の技術と業務での強みを活かし、新規事業の推進を図ってまいります。新規事業分野での顧客開拓や、海外進出した日系企業の展開サポートを実施してまいります。既存ビジネスを効率的かつ安定的に成長させ、新規事業を創発することで、成長力のある業種を組み入れたビジネスポートフォリオを作り、中長期的に受注拡大へ努めてまいります。

② 品質・生産性向上の取り組み
情報サービス業界においては、ユーザニーズの高度化・技術構造の変化により、情報サービスの品質や成果を定量化するとともに、プロセスの標準化を進めて取引における役割関係を明確化する必要性が高まっております。また、サービスの品質及び価格の両面に対する顧客からの強い要請や同業他社との価格競争の激化により、収益性の低下が懸念されます。このような状況の中で、当社グループでは、品質・生産性向上については重要な経営上の課題と受け止め、品質・生産性革新に向けた取り組みを強化してまいります。具体的には、品質・生産性を確保するために各本部におけるプロジェクトのチェック・課題改善・振返りと、全社横断でのチェック機能の強化を実施し、エンハンス業務から大規模SI案件まで不採算案件の撲滅と継続的な品質の向上を図ってまいります。加えて、社内の開発環境や国内外の子会社を活用したオフサイト・ニアショア・オフショアモデルを活用し、収益性を高めてまいります。
また、技術戦略に基づく技術者の育成と環境の整備を図るとともに、先進的な技術投資を全社的に推し進め、新たな価値を創出してまいります。またそれに加えて、大規模な請負案件を確実に遂行するために、PRM(Project Risk Management)機能を強化し、専任組織によるプロジェクト状況の定期的なモニタリングを徹底しております。高難度プロジェクトの与信、見積精度、工程完了基準といったプロジェクトリスクの見える化を実行することで、リスクの早期発見、不採算案件の撲滅及び継続的な品質の向上に努めております。

③ 人的資本の充実
情報サービス業界においては、複雑・高度化する技術への対応、人材リソースの不足、同業他社・アジアIT企業との競争激化等の難題を抱えており、当社グループにおきましても人材採用ならびに人材育成は重要な経営課題と認識しております。当社といたしましては、グローバル展開を推し進める人材、高度な技術力を備えたITスペシャリスト、上流工程を担えるシステムエンジニア、大規模SIビジネスを担えるプロジェクトマネージャの積極的な採用及び育成を実施してまいります。
また、多様な働き方を推進すべく女性社員の活躍推進や、中途採用の強化、グローバル人材の採用・育成を積極的に進めてまいります。そして、これらの育成施策を推進させるために、専門技術研修の更なる拡充や技術投資を積極的に行ってまいります。さらに、社員が果敢にチャレンジできる機会を与えていくと同時に、フォロー・サポートのサイクルを継続的に実施していくことで、成長を実感できる「環境」と「仕組み」を構築してまいります。

これら3つの課題に対する取り組みを実施し、信頼されるキューブシステムグループとなるべく、≪VISION2020≫の実現に向けて進めてまいります。

※1 ACR(Advanced Customer Relationship)は当社グループ独自の取組みで、お客様に対しより細やかに対応し、顧客満足を高める活動を総称します。具体的な取組みとしましては、顧客満足度調査や業界動向等から策定した当社グループの計画をお客様にレポート形式でコミットし、報告内容を適時検証、年度成果を報告するというサイクルにより、成果を認めていただくとともに、対応できなかった部分についても次年度の課題として明確にしております。


※2 エンハンス(Enhancement)とは、稼働中のシステムに手を加えることで、性能や品質の強化・向上を図っ
たり、新たな機能の追加・拡張を行ったりすることを指しております。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05312] S1007ZE2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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