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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001WFD

有価証券報告書抜粋 株式会社クリーク・アンド・リバー社 業績等の概要 (2014年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府による経済対策及び金融政策により円安・株高が進行し企業収益は改善傾向を強め、消費税率引上げに伴い個人消費に駆け込み需要が見られるなど、景気回復の兆しが見られるものの、新興国の景気減速など世界経済環境への継続的なリスクが残り、先行きに不透明な状況が見られました。
このような環境の中、当社グループは「人の能力により社会に貢献する」ことを理念として掲げ、事業を運営してまいりました。当社グループのネットワークする、クリエイター、医師、ITエンジニア、弁護士、会計士、建築士、ファッションデザイナー等、専門的な能力を有するプロフェッショナルへのニーズは旺盛で、事業が堅調に推移いたしました。
これらの結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高20,612百万円(前年同期比117.6%)、営業利益1,092百万円(前年同期比110.1%)、経常利益1,092百万円(前年同期比105.5%)、当期純利益491百万円(前年同期比146.8%)となりました。

なお、当連結会計年度において、当社の連結子会社である株式会社リーディング・エッジ社にて不適切な取引及び会計処理が発覚したことに伴い、同社の経営体制を一新するとともに、グループ全体の内部統制機能の向上に取り組んでまいりました。今後も一層の充実に努め、グループとしての持続的な成長を目指してまいります。

セグメントの業績は次のとおりであります。

① クリエイティブ分野(日本)
クリエイティブ分野(日本)は、グループの中核となる当社が、映像、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版等のクリエイティブ領域で活躍するクリエイターを対象としたエージェンシー事業を展開しております。各領域において展開する派遣稼働人数が過去最高に達し、映画「少年H」をはじめとするクリエイティブ制作受託額も過去最高額に達するなど、事業が順調に伸長しております。
映像・TV・映像技術関連分野においては、当社独自のリクルーティングによる映像専門社員の活躍を中心に、TV番組の制作スタッフ数が増加していることに加え、当社が企画・制作協力を担当する番組が増加する等、業容を拡大しております。中でも昨年10月より放送開始した当社が制作協力するテレビ番組「有吉弘行のダレトク!?」(関西テレビ)は、放送開始以来好評を得ていることにより、関連番組等の継続受託に繋がり、業績に寄与しております。
ゲーム分野においては、コンシューマー、アミューズメント、ソーシャル分野のクリエイター需要増に着実に対応しております。当連結会計年度より、ゲームクリエイターが常駐する制作ルームの規模を拡張し、制作受託、自社開発への対応とともに、クリエイターの育成機能を強化しております。当社が運営する自社開発によるソーシャルゲーム「刃牙」シリーズは、2010年より運営を開始し、累計会員数が100万人を突破するなど、好評を得ております。
一般事業法人関連においては、Webサイトを用いたプロモーションの需要増に対応し、大手広告代理店とともに官公庁や企業へ提案を行なうことにより、制作受託案件が増加しております。
出版分野においては、成長著しい電子書籍事業として、Amazon Kindle、楽天Koboを始めとした複数の専用端末に対し当社が取次を行なう電子書籍を配信する電子書籍取次事業を行なっております。著名人による電子書籍書き下ろし作品等、続々と作品を刊行することにより、配信数、ダウンロード数が増加しております。また、作家エージェント事業を積極的に展開しており、2月現在において、椎名誠氏、夢枕獏氏等著名作家を含む41人の作家ネットワークにより、50タイトルの作品を電子配信しております。また、日本、中国、台湾、韓国の出版社と出版ライセンスを仲介する出版エージェンシー事業での取り組みでは、中国において年間150冊以上の版権取引実績が評価され、「2013年中国民営図書業界表彰式」において、「2013年度最優秀版権代理機構賞」を受賞する等、事業の伸長とともに、業界での評価を獲得しております。
当連結会計年度より開始したYouTube「オンラインクリエイターズ」の運用においては、2月末時点で、300チャンネル以上のパートナーにより動画がアップロードされており、その再生回数は月間約1億回に達する等、アジア最大規模のマルチチャンネルネットワークを形成しております。また、クリエイターの動画を活用した企業のプロモーションを受注する等、事業が順調に立ち上がっております。
また、新領域への進出として、当社内に建築分野、ファッション分野におけるエージェンシー事業準備室を設置し、会社設立に向け事業展開を加速しております。
これらの結果、クリエイティブ分野(日本)は売上高13,214百万円(前年同期比118.4%)となりました。

② クリエイティブ分野(韓国)
クリエイティブ分野(韓国)は、連結子会社CREEK & RIVER KOREA Co.,Ltd.が、クリエイティブ分野(日本)と同様のビジネスモデルを韓国にて展開しております。
TV・映像分野におけるクリエイターの派遣事業が順調に伸長している一方で、企業規模拡大に伴う社会保険料負担の増加及び、韓国国内における派遣事業の競争激化等の影響により粗利率が低下傾向にあります。トップクリエイターのマネジメント、当社及び中国における連結子会社と連動した出版エージェンシー事業、ファッションクリエイター・エージェンシー事業等の推進により、収益の多様化をはかっております。
これらの結果、クリエイティブ分野(韓国)は売上高2,979百万円(前年同期比134.9%)となりました。

③ 医療分野
医療分野は、連結子会社株式会社メディカル・プリンシプル社が、「民間医局」のブランドのもと、ドクター・エージェンシーを中心とした事業展開をしております。
全国各地での慢性的な医師不足、地域的偏在を背景に、医療機関や自治体、医師や看護師の多様なニーズに応えるべく、医師の紹介事業を中心に、医学生・研修医を対象とした「レジナビフェア」、臨床研修情報サイト「レジナビ」、医師の転職・求人・募集情報サイト「MediGate(メディゲート)」等のサービスを展開しております。
当連結会計年度においては、京都支社(京都府)、南九州支社(熊本県)の2支社を新たに開設し、全国12拠点の体制により、よりきめ細かなサービス提供、営業強化をはかっております。
なお、前連結会計年度において、同社は決算日を12月31日から10月31日に変更しております。この変更により、当連結会計年度においては2013年2月1日から2014年1月31日までを連結しております。(前連結会計年度は2012年1月1日から2013年1月31日までの13ヶ月間を連結しております。)
これらの結果、医療分野は売上高2,541百万円(前年同期比100.3%)となりました。

④ その他の事業
IT分野のエージェンシー事業を展開する連結子会社株式会社リーディング・エッジ社では、2013年10月10日付「過年度に係る決算短信(訂正版)の公表及び有価証券報告書の提出について」において公表させていただきましたとおり、不適切な取引及び会計処理が発覚したことにより、経営体制を抜本的に見直しております。ITエンジニアの派遣事業及びビジュアライゼーション事業の強化により、事業基盤の再構築をはかっております。本年2月には、ビジュアライゼーション事業において大学に対する複合現実大規模可視化システムの導入が完了し、業績回復に寄与しております。
法曹分野のエージェンシー事業を展開する連結子会社株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社では、弁護士の登録者数が6,400名に達し、順調にネットワークが拡大しております。弁護士の紹介事業を中心とし、企業や事務所のM&A、事業承継等新サービスの展開をはかっております。
会計分野のエージェンシー事業を展開する連結子会社ジャスネットコミュニケーションズ株式会社では、会計・経理人材の派遣事業が拡大する一方で、クライアント企業・事務所との共同セミナーの開催、会計関連各種団体との関係強化等を通じ、会計業界における認知度向上をはかっております。
これらの結果、その他の事業は売上高1,876百万円(前年同期比115.4%)となりました。
なお、昨年12月に、ファッション分野の加速的な成長を狙いに、同分野に特化した人材会社である株式会社インター・ベル(2005年設立 代表者:田中克典)の第三者割当増資を引き受け、連結子会社化いたしました。今後、当社との連携を深め、事業の拡大をはかってまいります。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、営業活動によるキャッシュ・フロー633百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フロー325百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー37百万円の支出により、前連結会計年度末に比べ308百万円増加し2,355百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益1,038百万円、減価償却費131百万円、売上債権の増加額1,620百万円、たな卸資産の減少額585百万円、仕入債務の増加額1,402百万円、前受金の減少等に伴うその他の負債の減少額473百万円及び法人税等の支払額586百万円等により633百万円の収入(前連結会計年度は317百万円の収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、関係会社株式の取得による支出23百万円、有形固定資産の取得による支出74百万円及び無形固定資産の取得による支出122百万円及び敷金保証金の増加等に伴うその他の投資による支出136百万円等により325百万円の支出(前連結会計年度は587百万円の支出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加額50百万円及び配当金の支払額84百万円等により37百万円の支出(前連結会計年度は44百万円の支出)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05096] S1001WFD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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