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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058O6

有価証券報告書抜粋 株式会社コラボス 対処すべき課題 (2015年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

当社の営むクラウドサービス事業は、導入コストの削減とスピーディーな導入が可能な点から注目を集める一方、新規参入の多い事業でもあります。
当社は、競合他社との差別化を図るために、クライアントニーズを捉えたサービス、可用性の高いシステム、信頼性のある組織の構築が必要であると考えております。
更なる事業を推進していくため、以下の7点を重要課題として取り組んでおります。

(1)開発力の強化
当社は、競合他社との差別化を推進するにあたり、様々な規模、業種、業界のクライアントの声が集まる環境にあることを活かし、操作画面の操作性の向上やレポート機能の強化、新機能の追加等のユーザビリティの追求をしております。
2014年3月期には、COLLABOS CRMのFAQ(※1)機能及びスピーチトゥテキスト(※2)機能の実装や英語表記対応、COLLABOS CRMと@nyplaceのオプションである通話録音システムとのサービス間連携を実現いたしました。
2015年3月期には、@nyplaceとCOLLABOS CRM Outbound Editionとのサービス間連携を実現し、サービスの増強に努めております。

(2)システム安定性の強化
当社は、個人情報を扱うコールセンター向けに事業展開をしており、高い安全性及び可用性が常に求められます。それらを実現するために、365日24時間のシステム提供に耐えうる十分な設備投資を行っており、持続可能かつ高品質なサービスの実現を追求しております。

(3)人材育成
当社は、業界のパイオニアではあるものの、設立間もない企業であります。従業員の平均年齢が30歳未満と若く、企業として未成熟な部分を抱えていると考えております。
人材を育成する社内体制として、簿記等のビジネスマンとしての基礎研修、当社サービスに関する知識を含むITリテラシー向上のための社内勉強会及び新入社員向けOJTの充実に努め、クライアントのニーズを十分に理解し、貢献できる人材の育成を進めております。

(4)組織体制の整備
当社は、現在、少人数で効率的な組織運用を図り、生産性の向上に努めております。しかしながら、今後、企業として大きく成長していくためには、人員の拡充、またそれに伴う組織体制の整備は必要不可欠であると考えております。
クライアントの要望をスピーディーに実現していく組織を目標として、専門分野を有する人材の補強、社内研修体制の更なる充実及び管理職のマネージメント能力の強化を図り、全社的な高い営業力を持ち、全社が隔たりなく連携する組織体制の整備を進めております。

(5)内部管理体制の強化
企業として大きく成長していくために、クライアントのみならず、社会的な信用を得ることは、今後、重要な課題であると考えております。そのため当社は、コーポレート・ガバナンスの充実に努め、内部統制システムの整備、コンプライアンス体制の充実及び経営の透明性の確保を図り、企業倫理の一層の向上を、着実に進めております。

(6)海外展開への対応
当社は、海外におけるクラウドサービス市場の拡大を見据え、積極的な海外展開を行うことが当社の中長期的な成長を実現する上で重要な要素であると考えております。中でもアジアを戦略的重点地域と位置づけており、現地において事業を行うべく体制の検討をしております。今後は国内で培った当社サービスのノウハウに基づき、現地での事業化へ向けた取り組みを進めていく方針です。

(7)事業領域の拡大について
当社は、設立以来、IP電話交換機システムや顧客管理システムの提供を中心としたクラウドサービス事業に注力してまいりました。今後においては更なる成長を遂げるために、CRM市場・ビッグデータ市場拡大を見据え、従来のサービスに加え、これまでに蓄積された各種データの活用が可能となる機能及びサービスの提供、WebRTC(※3)に対応したサービスの確立、コールセンターのオペレーター向け事業の開発等の周辺事業領域への展開を行い、事業の拡充を図ってまいります。

〔用語解説〕
※1.FAQ
Frequently Asked Questionsの略で、頻繁に尋ねられる質問の意味であります。多くの人が共通し問い合わせてくる質問とそれに対する回答を集め、データベース化し、検索・利用することにより、コールセンターにおけるオペレータの顧客対応工数の削減及び対応品質の向上を図ることが可能であります。
※2.スピーチトゥテキスト
音声データを対象とした自動入力のことであります。人の話す音声言語をシステムによって解析し、話した内容を文字データとして自動的に書き起こし入力を行います。コールセンターにおけるオペレータの対応履歴を自動入力化することにより、後処理時間の削減だけでなく対応履歴の確認による品質管理及びリスク管理への活用が可能であります。
※3.WebRTC
WebRTCとは、Web Real-Time Communicationの略で、Webブラウザにプラグイン(アプリケーションソフトウェアの機能を拡張するために追加するプログラムの一種)を追加せずに、Webブラウザ上でのリアルタイムコミュニケーションを可能にするための規格のことであります。本規格に対応することにより、プラグインなしでのWebブラウザ間のボイスチャット、ビデオチャット、ファイル共有等が可能となります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31336] S10058O6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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