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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005HC6

有価証券報告書抜粋 株式会社ザッパラス 業績等の概要 (2015年4月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業部門に改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続きましたが、
海外景気の下振れなどが、国内景気を下押しするリスクとなっております。
モバイルビジネスを取り巻く環境につきましては、国内スマートフォン(*1)契約率が2014年3月末の47.0%
から2019年3月末には70.9%に達することが予想されており、スマートフォンの普及が続いております。(*2)
このような中、当社グループでは増加するスマートフォンユーザーを取り込むべく新たな集客の仕組みづくり
に努めるほか、当社の主要顧客層(20代~40代の女性)のニーズに合致した商品ラインナップの拡充に努めてまい
りました。
当連結会計年度においては、コマース関連事業及びその他の事業の売上高が増加したものの、収益の柱である
コンテンツ事業において、フィーチャーフォン(*3)を中心としたユーザーの減少が続き、売上高が減少しました。
利益面につきましては、コスト管理の徹底により販売費及び一般管理費を削減しましたが、利益率の高いコンテン
ツ事業の売上高の減少により営業利益が減少する結果となっております。経常利益につきましては、営業外収益
(為替差益)の計上により増加いたしました。また、当社連結子会社である株式会社ビーバイイーの最近の業績動
向を踏まえ、固定資産及びのれん未償却残高の全額378百万円の減損損失を特別損失に計上いたしました。さら
に、株式会社ビーバイイーの株式譲渡契約締結に伴う関係会社株式評価損に係る繰延税金資産の計上等により、法
人税等調整額が△133百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は7,581,637千円(前期比7.0%減)、営業利益516,649千円(前期比
28.4%減)、経常利益728,593千円(前期比3.1%減)、当期純利益242,157千円(前期比35.5%減)となりまし
た。
*1:iPhoneやAndroidに代表されるパソコンと同等の機能を持ち合わせた多機能携帯端末のこと。
*2:株式会社MM総研「スマートフォン市場規模の推移・予測(2014年4月)」2014年4月23日発表の報道資料よ
り引用。
*3:通話機能を主体としその他にカメラやワンセグをはじめとする機能を搭載している従来型の携帯電話のこと。

セグメント別の概況は、以下のとおりであります。

[コンテンツ事業]
コンテンツ事業につきましては、引き続きフィーチャーフォンユーザーが緩やかに減少したことにより売上高が減少しましたがコスト管理の徹底によりセグメント利益率は改善いたしました。当第4四半期連結会計期間においては、メッセージアプリ感覚で気軽にチャットで占い師に相談できる、若年齢層向けカジュアル占いアプリ「Chapli(チャプリ)」をオープンし、従来とは異なる形式の占いサービスの提供を開始いたしました。また、占い以外の新たなジャンルへ挑戦すべくゲームコンテンツの開発のほか、大人の独身女性向けに素敵な体験を提供するサービス「solomono(ソロモーノ)」をオープンするなど、新たなサービスの企画開発に積極的に取り組んでまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は4,407,776千円(前期比21.9%減)、セグメント利益は1,636,871千円(前期比16.0%減)となりました。

[コマース関連事業]
コマース関連事業につきましては、各種ショッピングサイトを運営するEコマース事業と、連結子会社である株式会社ビーバイイーにおいて自然派化粧品の卸売・小売事業を行っております。
Eコマース事業につきましては日本をテーマにした逸品に出会える通販サイト「藤巻百貨店」やベビー&キッズ用品のオンラインセレクトショップ「cuna select」が着実に成長しており、「藤巻百貨店」は継続的に利益を生み出せる規模へと拡大しております。一方、女性向けアパレルの定期購入型オンラインショップ「STYLEST」は、売上高は増加しているものの継続的に計画を下回って推移していることから、当初想定していた事業規模へと拡大させるには時間を要すると判断し、当第4四半期連結会計期間において他社へ譲渡いたしました。また、ユーザーの減少が続いている既存モバイルコマースサイトにつきましても他社へ譲渡いたしました。
株式会社ビーバイイーが展開する自然派化粧品の卸売・小売事業につきましては、当第4四半期連結会計期間において主力商品のリニューアルを行ったことから売上高は増加しておりますが、相次ぐ競合の参入による競争激化のため、商品原価や販売管理費等コストが増加する結果となりました。また、昨今同社を取り巻く事業環境が大きく変化していく中で改めて今後の当社グループ戦略を検討した結果、当面当社中核事業に優先的に経営資源を集中すべきとの結論から、2015年5月1日付で保有する株式会社ビーバイイーの株式全てを譲渡いたしました。これにより株式会社ビーバイイーは今後当社の連結子会社から除外されます。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,685,655千円(前期比4.0%増)、セグメント損失は194,498千円(前期は164,404千円のセグメント損失)となりました。

[海外事業]
海外事業につきましては、米国に拠点を置く当社子会社であるZappallas,Inc.(U.S.)が占いコンテンツビジネスを展開しております。売上高につきましては為替の影響もあり前期比で増加いたしました。利益面につきましては当社の効率的なコンテンツ運営ノウハウの投入や、コスト構造の見直しを実施した結果、ドルベースではセグメント損失が減少しておりますが、円安による為替換算の影響が加わりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は516,817千円(前期比4.4%増)、セグメント損失は82,848千円(前期は78,098千円のセグメント損失)となりました。

[その他の事業]
その他の事業につきましては、モバイルサイト開発受託や電話占い(*4)の運営、広告販売や有料コンテンツへの送客を目的とした無料サイトの運営のほか、株式会社PINKにおいて旅行事業を行っております。
売上高につきましては、旅行事業の売上増加に加え、開発受託の増加及び電話占いの着実な成長により、前期比で増加いたしました。また、売上高の増加に加え広告宣伝費等コストの減少により、セグメント損失が減少しております。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は971,388千円(前期比145.2%増)、セグメント損失は158,406千円(前期は379,864千円のセグメント損失)となりました。
*4:携帯電話や固定電話を介して直接占いや相談ができるサービスのこと。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して
657,067千円増加し、5,537,566千円となりました。増加要因として税金等調整前当期純利益344,586千円(前期比
52.2%減)、減価償却費231,310千円(前期比32.5%減)、配当金の支払額281,773千円(前期比46.9%減)、有形固定資産の取得による支出10,459千円(前期比83.6%減)、無形固定資産の取得による支出85,569千円(前期比38.1%減)であるのに対し、減少要因として、法人税等の支払額308,303千円(前期比64.0%増)、たな卸資産の増加額81,928千円(前期比141.5%増)によるものであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、1,123,657千円(前期比14.4%減)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純利益を344,586千円計上した他、為替差益216,046千円、減損損失384,460千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、87,872千円(前期比67.7%減)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出10,459千円、無形固定資産の取得による支出85,569千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、415,747千円(前期比37.0%減)となりました。その主な要因は、長期借入金の返済による支出188,542千円及び配当金の支払額281,773千円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05484] S1005HC6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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