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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100APS9

有価証券報告書抜粋 株式会社シード 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、円高の一巡や海外経済回復に伴う企業収益の改善を受け、設備投資等で回復の動きが見られ、個人消費も雇用所得環境の改善を背景に持ち直しており、景気は緩やかな回復基調が続いております。
コンタクトレンズ業界におきましては、視力補正が必要な方々の生活においてコンタクトレンズが“必需品”として定着している環境を背景にして、1日使い捨てタイプへのシフトが続いていることや、遠近両用やサークルレンズの伸長もあり、市場は緩やかながら成長基調にあるものと推測されます。しかしながら、シリコーンハイドロゲル素材の新商品投入や乱視用、遠近両用のラインアップ強化等、メーカー間の競合環境は激化しております。
このような状況の中、当社グループは、3ヶ年中期経営計画の中間期である今年度につきましても前期から引き続き、「販売戦略」、「商品戦略」、「生産・開発力強化」、「管理体制強化」を最重要施策として、変化する市場や将来の競争力強化に結実すべく積極的に経営資源を投下していくこととし、既存商品のスペック拡充やブランド認知度向上を図り、国産ならではの開発力、品質・安全性の高さを、お客様より信頼をいただくことでシェア拡大に繋げ、収益性の改善、事業基盤の強化に努めてまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は24,463百万円(前期比12.1%増)と増収となり、利益につきましても、営業利益1,518百万円(前期比69.6%増)、経常利益1,364百万円(前期比63.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益876百万円(前期比77.9%増)と増益となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
(コンタクトレンズ・ケア用品)
純国産使い捨てコンタクトレンズであるピュアシリーズを中心に、国産の品質力やきめ細やかな対応力を国内外に積極的にアピールしてまいりました。また、瞳を際立たせるサークルレンズ「シードアイコフレワンデーUV」と「ヒロインメイクワンデーUV」等サークルレンズにつきましても、国内外において積極的な営業・広告活動を展開してまいりました。
この結果、主力カテゴリーである1日使い捨てコンタクトレンズにおいては、前期より注力しておりますスペック拡充や広告宣伝効果等により「ワンデーピュアシリーズ」の乱視用を中心に伸長しており、「ワンデーピュアシリーズ」が前期対比で23%の増加となりました。また、サークルレンズの主力商品である「アイコフレワンデーUV」についても前期対比で5%上回りました。(※比率は卸売ベース)
ケア用品につきましても、流通在庫の消化や新規導入企業の獲得により前年同期を上回り、これによりセグメント全体の売上高は23,249百万円(前期比12.8%増)と増収となりました。
人件費や研究開発費の増加に伴い、販管費全体も増加しておりますものの、売上高伸長に伴う粗利益増加により営業利益につきましては、2,243百万円(前期比38.2%増)と増益となりました。
(眼鏡)
主力フレームの「ビビッドムーン」や「プラスミックス」を中心に、代理店の効率的な活用や展示会に出展する等、新販路の開拓や既存得意先での取引量拡大とともに、眼鏡レンズの販売終了により事業損益の改善に努めてまいりました。
この結果、主力フレーム新作モデルの配荷等が進み、フレーム単体では前年を上回る売上を計上できたものの、眼鏡レンズ終売による減収分をカバーするまでには至らず、売上高全体は884百万円(前期比1.0%減)となりました。また、フレーム事業一本化による経費削減や合理化策の効果は第3四半期累計期間まで着実に現れていたものの、当期末において在庫の評価減を約36百万円計上したことで、営業損失41百万円(前期営業損失98百万円)となりました。
(その他)
その他につきましては、売上高は329百万円(前期比0.4%減)とほぼ前年同期並みとなり、営業損失6百万円(前期営業損失71百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて151百万円減少し1,877百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2,158百万円(前期4,217百万円の収入)となりました。資金増加の主な要因は、税金等調整前当期純利益に加えて、減価償却費の1,906百万円の計上が挙げられます。また、資金減少の主な要因は、決算月に向けサークルレンズ等商品在庫を厚くしたことによるたな卸資産の増加338百万円や未払消費税等の減少646百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、4,643百万円(前期811百万円の支出)であります。これは主に、鴻巣研究所の生産設備導入や研究棟建設に伴う有形固定資産の取得2,858百万円や、事業譲受による支出1,171百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、2,322百万円(前期2,548百万円の支出)であります。これは主に、短期借入金の純増額2,997百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02414] S100APS9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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