株式会社ジパング 対処すべき課題 (2015年3月期)

① 科学的なアプローチによる生産活動の高度化

当社事業は、金の市場価格及び円とドルの為替といった、当社としては管理不能な重要な要素に加え、生産計画に基づいた生産活動の実践が、極めて重要な事項であると考えております。当社では、生産計画を作成する能力充実と、これを実現する生産活動を促進させる経営資源の育成と獲得が重要な課題であると考えており、これに向け、豊富な経験を備えた新たな人材を生産拠点へと配すると共に、柔軟な資金調達能力を持って行う、生産設備の継続的な刷新を進めてまいります。

② 新たな鉱山鉱区の取得へむけた資金調達の実現

当社は現在、米国ネバダ州の2つの鉱山での金生産を進めておりますが、経営の更なる安定と、将来にわたる健全な成長へむけて、速やかに新たな鉱山鉱区の取得を行うことが、企業価値と株主価値の向上へ繋がるものと確信しております。
既に北米地域、オセアニア地域における候補先企業への実地調査を終えており、最適な資金調達の手段を定め、実現してまいります。

③ 金融商品取引所への復帰

当社株式は、2013年9月11日より日本証券業協会フェニックス銘柄制度における指定銘柄となっております。当社では、同制度設立の趣旨を鑑み、株式会社東京証券取引所JASDAQスタンダード市場を上場廃止となった後より、再び国内外の金融商品取引所への上場を目指した取り組みを進めております。海外市場への展開を目指す際は、国際財務報告基準への適合など、市場管理者より求められる基準を満たす必要がありますが、選択肢を広く持ちつつ、要する時間や費用など多面的な要素分析を速やかに行い、可能な限り早期に金融商品取引所への復帰を目指して取り組んでまいります。