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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004T5R

有価証券報告書抜粋 株式会社スクロール 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国の経済は、雇用情勢や所得環境が改善し、輸出関連企業を中心に業績が好調に推移するなど、景気回復の動きが一部にみられました。しかしながら、多くの企業や消費者にとって景気回復の実感は乏しく、持続的な景気好転に不安を抱いているのが現状です。
小売業界におきましては、消費税増税で冷え込んだ消費者マインドが回復しないなかで、天候不順や円安による物価上昇などの要因もあり、総合量販店、専門量販店を中心に低調に推移しました。また、通販業界におきましては、継続的に市場が拡大していくなかで、大規模物流設備の建設、オムニチャネル戦略の推進、さらには顧客情報管理の強化要請の高まりなど、経営環境にますます変化が生じています。
このような事業環境のなか、当社グループは、顧客獲得のための先行投資に重点をおいた中期経営計画「SCROLL RENOVATION 2015」の2年目を迎えた当連結会計年度におきましては、「販売促進活動を中心とした大型先行投資の実施」を基本方針とし、システムインフラなどの事業基盤を強化するとともに、新たな顧客づくりのための施策に取り組んでまいりました。
しかしながら、消費税増税後の反動減や天候不順、円安による原価率の上昇などが影響し、当連結会計年度の業績は連結売上高63,555百万円(前年同期比6.9%減)となりました。利益面におきましては、連結営業損失1,743百万円(前年同期は連結営業損失147百万円)、連結経常損失1,442百万円(前年同期は連結経常利益233百万円)、また繰延税金資産を取崩したことから、連結当期純損失2,649百万円(前年同期は連結当期純利益517百万円)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりです。
なお、セグメント別の売上高は連結相殺消去後の数値を、セグメント利益又は損失は、連結相殺消去前の数値を記載しております。

① 通販アパレル事業
通販アパレル事業におきましては、女性向け通販ブランド『Brillage(ブリアージュ)』は、創刊2周年記念をはじめとした積極的な販売促進の成果により、当初目標としていた顧客数を達成いたしました。生協販売におきましては、「新しい毎日服」を商品企画のテーマとし、ファッション性を損なわず機能素材や仕様設計を工夫すること、併せて下期は、値頃感を重視した価格設定で企画・販売に取り組んでまいりました。しかしながら、消費税増税後の反動や円安による輸入材料の値上がりからくるカタログ費等のコストが増加したことにより、売上高は26,036百万円(前年同期比0.4%増)となり、セグメント損失は102百万円(前年同期はセグメント利益354百万円)となりました。
② 通販インナー事業
通販インナー事業におきましては、これまで通り、お客様から高いご支持をいただいている既存商品の継続的な販売に取り組むとともに、「着用時の不満解消」を商品開発テーマとし、積極的に新商品導入を推進してまいりました。しかしながら、一部に回復基調はあるものの、依然として消費者マインドの弱さがみられることから、売上高は7,467百万円(前年同期比25.8%減)となり、セグメント利益は230百万円(同26.0%減)となりました。
③ 通販LF事業
通販LF事業におきましては、新生活応援企画などにより需要期における積極的な販売に取り組みました。また、北欧調インテリアサイト『hocola(ホコラ)』では、北欧デザイナーとのコラボレーション商品を導入するなど、高付加価値商品を拡充いたしました。ブランドバッグ等のECサイト『AXES(アクセス)』では、引き続き、効果的な販売促進活動および効率的な在庫管理の徹底に取り組みました。生協販売におきましては、季節需要に合わせた新商品や暮らしを便利にするアイデア商品などの開発に取り組んでまいりました。しかしながら、円安による原価率の上昇やカタログ費の増加などにより、売上高は14,984百万円(同8.6%減)となり、セグメント損失は597百万円(前年同期はセグメント利益128百万円)となりました。
④ 通販H&B事業
通販H&B事業におきましては、ナショナルブランド化粧品の出店モールやSNSを活用した販売促進活動を強化するとともに、コストダウンを目的とした仕入れルートの見直しなどに取り組んでまいりました。また、オリジナル化粧品や健康食品の販売では、積極的な広告展開により、将来に向けた顧客づくりのための先行投資を行ってまいりました。
以上の結果、売上高は8,081百万円(前年同期比10.3%減)、セグメント損失は1,217百万円(前年同期はセグメント損失770百万円)となりました。

⑤ ソリューション事業
ソリューション事業におきましては、物流代行の新規受託や後払い決済サービスの営業推進に取り組んでまいりました。また、2月にはEC・通販事業者向けに、物流およびプロモーションのノウハウ書籍をそれぞれ出版し営業推進に活用しております。3月にはコスメティクス・サプリメント通販専用の物流センターが稼働を開始し、関東物流拠点の拡充とともに、より効率的で付加価値の高い物流基盤を構築しました。
以上の結果、売上高は6,976百万円(前年同期比2.9%増)、セグメント利益は395百万円(同29.8%増)となりました。
⑥ その他
その他事業におきましては、金融事業における事業終了に向けた業務に専念しております。
以上の結果、営業収益は10百万円(同85.4%減)となり、セグメント利益は36百万円(同60.9%減)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は1,105百万円となり、前連結会計年度末に比べ840百万円減少いたしました。当連結会計年度における活動ごとのキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、757百万円の収入(前年同期は1,365百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失の計上や未払債務の増加などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,168百万円の支出(前年同期は54百万円の収入)となりました。これは主に、有形固定資産の取得などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、434百万円の支出(前年同期は274百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払いなどによるものであります。

なお、「第一部 第2 事業の状況」の金額には、消費税等は含まれておりません。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03054] S1004T5R)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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