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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100585H

有価証券報告書抜粋 株式会社スターフライヤー 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。財務諸表の作成に当たり、資産及び負債又は損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社の財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。

(2)財政状態の分析
①資産の部
当事業年度末の資産合計は21,543百万円となり、前事業年度末に比べ2,580百万円減少いたしました。
これは主として、現金及び預金が857百万円、未収消費税等などを含むその他流動資産が1,583百万円、それぞれ減少したほか、減価償却費などにより有形固定資産が1,563百万円減少したことによります。

②負債の部
当事業年度末の負債合計は19,432百万円となり、前事業年度末に比べ2,771百万円減少いたしました。
これは主として、JA08MCのセール・アンド・リースバック取引およびその過程でのシンジケートローンの一括返済などにより、長期借入金(1年内返済予定を含む。)が3,011百万円減少する一方で、リース債務(流動負債および固定負債合計)が1,798百万円増加したことなどによります。その他、定期整備引当金が714百万円、未払消費税等などを含むその他流動負債が1,079百万円、それぞれ増加し、前受金が2,471百万円、短期借入金が1,208百万円、それぞれ減少しました。

③純資産の部
当事業年度末の純資産合計は2,110百万円となり、前事業年度末に比べ191百万円増加いたしました。
これは、デリバティブ取引に係る繰延ヘッジ損益が239百万円減少した一方で、当期純利益の計上により利益剰余金が431百万円増加したことによるものです。

(3)経営成績の分析
①営業損益
当事業年度の営業収入は、前事業年度に策定した「SFJ経営合理化計画」に基づき積極的に再編した路線が期初から運航したことなどにより、前事業年度に比べて1,710百万円増加して34,734百万円となりました。
営業費用(事業費並びに販管費及び一般管理費)については、円安に伴う航空機材費などの増加ががあったものの、原油価格の下落による燃油費及び燃料税の減少や一連の経営合理化による費用減により、前事業年度に比べて1,581百万円減少して34,487百万円となりました。
これにより、営業利益は247百万円(前事業年度は3,044百万円の営業損失)となりました。

②経常損益
営業外損益については、円安に伴う為替差益958百万円の計上により、前事業年度に比べて275百万円増加して、654百万円の営業外利益となりました。
以上により、経常利益は901百万円(前事業年度は2,664百万円の経常損失)となりました。

③特別損益
当事業年度においては、国際線旅客システムの利用契約の解約にともなう解約違約金350百万円等を事業構造改善費用として計上いたしました。
以上から、法人税等合計133百万円控除後の当期純利益は、431百万円(前事業年度は3,040百万円の当期純損失)となりました。

(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当事業年度においては、税引前当期純利益が564百万円(前事業年度は3,030百万円の税引前当期純損失)、減価償却費が1,434百万円(前事業年度比50.6%増)となった一方で、定期整備引当金、未収消費税等および前受金の増減により純額で870百万円の資金減少となったことから、営業活動によるキャッシュ・フローは、1,235百万円のキャッシュ・インフロー(前事業年比45.2%減)となりました。
また、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出167百万円(前事業年度比66.2%減)、ソフトウェア等の無形固定資産の取得による支出188百万円(前事業年度比75.0%増)があった一方で、差入保証金の返還による収入303百万円(前事業年度比30.2%増)があったことから、41百万円のキャッシュ・アウトフロー(前事業年度比93.5%減)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、2,056百万円のキャッシュ・アウトフロー(前事業年度は34百万円のキャッシュ・インフロー)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出が3,111百万円(前事業年度比67.2%増)、リース債務の返済による支出が1,456百万円(前事業年度比12.1%減)となったものの、JA08MCのセール・アンド・リースバック取引による収入が3,619百万円(前事業年度比150.7%増)となったことによるものです。なお、当該セール・アンド・リースバック取引による収入は、純額で1,086百万円です。
上記の結果、当事業年度末における現金及び現金同等物は2,784百万円となり、前事業年度末に比べ857百万円の減少(前事業年度は1,664百万円の増加)となりました。
なお、キャッシュ・フロー関連指標は、以下のとおりであります。
前事業年度当事業年度
自己資本比率(%)8.09.8
時価ベースの自己資本比率(%)22.427.6
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(倍)6.19.2
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)10.14.5

(注) 1 自己資本比率: 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率: 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率: 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ: 営業キャッシュ・フロー/利払い
2 株式時価総額は、期末株価終値×自己株式控除後の期末発行済株式総数により算出しています。
3 有利子負債は貸借対照表に計上されている負債のうち、短期借入金、長期借入金(1年内返済予定を含む)及びリース債務を対象としています。
4 営業キャッシュ・フロー及び利払いは、キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を用いています。

(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の財政状態及び経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

(6) 経営者の問題意識と今後の方針
経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 3.対処すべき課題」に記載のとおりです。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26084] S100585H)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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