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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CP67

有価証券報告書抜粋 株式会社セルシード 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、海外経済の回復による輸出の増加や生産の持ち直しを背景に、企業収益は好調に推移し、景気の緩やかな回復基調が継続いたしました。しかしながら、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動などのリスクも多く、先行きは依然不透明な状況となっております。
当社グループを取り巻く先端医療・再生医療分野におきましては、ビジネス化に向けて複数企業による積極的な参入が進むなどの盛り上がりを見せており、将来における期待度・関心度はますます高まっております。
このような環境のもと、当社グループは細胞シート再生医療事業において、食道再生上皮シート及び軟骨再生シートの開発を推進いたしました。再生医療支援事業においては、更なる器材事業の拡充を目指し新規器材の研究開発に取り組みました。また、再生医療を支援する新たな事業として「再生医療受託事業」を実施すべく、その事業化準備を推進いたしました。海外展開においては、台湾企業と細胞シート再生医療事業に関する台湾での独占的事業提携契約を締結いたしました。
このような活動を行った結果、当連結会計年度の売上高は85,061千円(前連結会計年度比15,612千円の減少)、営業損失は1,024,766千円(前連結会計年度比389,107千円の減少)、経常損失は964,184千円(前連結会計年度比451,429千円の減少)、親会社株主に帰属する当期純損失は966,474千円(前連結会計年度比447,781千円の減少)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
① 再生医療支援事業
更なる器材事業の拡充を目指し、新規器材の研究開発に取り組みました。これら新規器材を含めた、温度応答性細胞培養器材を中心とする器材販売活動を推進いたしました。また、当社細胞培養センターを活かした再生医療を支援する新たな事業として「再生医療受託事業」を実施すべく、当センターが「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づき、「特定細胞加工物製造許可」を取得するなど、事業化準備を推進いたしました。
このような活動を行った結果、売上高は69,360千円(前連結会計年度比18,687千円の増加)、営業損失は98,539千円(前連結会計年度比11,018千円の増加)となりました。

② 細胞シート再生医療事業
細胞シート再生医療事業では、食道再生上皮シート及び軟骨再生シートの細胞シート再生医療製品パイプラインの自社開発を中心とした研究開発を推進しております。
食道再生上皮シート再生医療製品パイプラインは、現在、治験実施中であります。2017年2月には厚生労働省より再生医療等製品の「先駆け審査指定制度」の対象品目指定を受けました。
軟骨再生シート再生医療製品パイプラインは、2017年6月に国立研究開発法人 日本医療研究開発機構が公募した2017年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業(再生医療等の産業化に向けた評価手法等の開発)」に、当社を代表機関とした研究開発項目が採択されました。また現在、共同研究先である東海大学は自己細胞を用いた軟骨再生シートについて、臨床研究時よりも適応面積の拡大を検証することで、企業治験に資するデータを収集することができ、より多くの変形性膝関節症患者を対象にすることを目的として、先進医療申請準備を検討されております。当該先進医療の実施は、当社といたしましても将来的な保険導入のための評価の一助となることから非常に有用であると考えております。当社はこれを踏まえて当連結会計年度中の治験開始予定としておりました計画を修正して、先進医療実施後に評価内容を踏まえて治験を開始することにいたしました。なお、当該先進医療が厚生労働省より承認を受けて開始した際には、当社は一部受託加工による収益を獲得しつつ、引き続き開発を進めて参る予定でございます。
また、海外展開におきましては、台湾企業(MetaTech社)との細胞シート再生医療事業に関する台湾での独占的事業提携契約を締結いたしました。当該契約締結を受けて今後複数年に亘り総額約1,250,000千円の売上高計上を予定しております。契約初年度の当連結会計年度は、MetaTech社からのコンサルティングフィーとして売上高15,700千円を計上いたしました。
以上のような活動を行った結果、売上高は15,700千円(前連結会計年度比34,299千円の減少)、営業損失は615,091千円(前連結会計年度比414,837千円の減少)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べて293,833千円増加し、1,350,223千円となりました。当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動に使用した資金は747,173千円(前連結会計年度比104,854千円の支出減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失を964,184千円計上したことなどによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は5,004千円(前連結会計年度比337,993千円の支出減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,289千円などによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は1,040,707千円(前連結会計年度比808,057千円の収入増)となりました。これは、新株予約権の行使による株式の発行による収入1,038,811千円などによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24158] S100CP67)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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