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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CLYP

有価証券報告書抜粋 株式会社ソリトンシステムズ 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度について、国内は、輸出の増加による企業収益の改善や雇用環境の改善による個人消費の持ち直し等により緩やかな景気回復が続きました。海外は、欧米が安定的に推移し、中国も政府の積極的なインフラ投資で維持しておりますが、保護主義的な政策への懸念や地政学的リスクの高まり等で先行きは不透明な状況にあります。
当社の属するIT業界では、IoTや人工知能(AI)の活用と将来展望が話題となり、働き方改革のスローガンと相まって、あらゆる企業や社会の活動において大変革が到来するとの期待と不安が感じられます。当社が強みを持つITセキュリティ分野では、依然として国の機関や企業に対する標的型サイバー攻撃が多発する一方、国家レベルの組織による攻撃も多くあるようで、攻撃と対策がエンドレスの戦いという様相となっています。最近は、仮想通貨の流出も発生し、サイバー攻撃が一段と身近に、かつ、深刻な事態として認識されるに至りました。今、サイバー対策は、国の機関と民間が一緒になり技術を検討し、国際レベルで情報を共有して進める必要があります。当社は、自社開発した幾つかの技術を活用し、海外製品との組み合わせによる対策も検証、多くの国内外グループと体験を共有しながら地味な努力を続けています。
このような環境下、当社グループの業績について、売上高は16,467百万円(前期比2.9%増)となり、営業利益は1,525百万円(前期比21.1%増)となりました。経常利益は為替差益を119百万円計上したこと等により1,621百万円(前期比36.4%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は929百万円(前期比39.8%増)となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりです。

[ITセキュリティ事業]
売上高は15,548百万円(前期比3.4%増)、セグメント利益は2,258百万円(前期比11.1%増)となりました。
国内ではITセキュリティへの理解がかなり普及しており、官民ともにセキュリティへの需要が拡大しております。また、働き方改革に向け国を挙げた動きの中で、モバイル機器の活用による業務の効率化をセキュアに実現することが求められております。当社の製品とサービスに対する市場は広範化、拡大の一途です。2020年の東京オリンピック・パラリンピック等世界的なイベントの開催に備え、当社はユニークなサイバー対策の製品を開発しながら、必要に応じ海外パートナーとも協業し、国家レベルの組織活動に参画しつつ、我が国の安全に貢献すべく活動範囲を拡げています。

[映像コミュニケーション事業]
売上高は692百万円(前期比8.2%増)、セグメント損失は47百万円(前期はセグメント損失177百万円)となりました。
世界最小・最軽量の公衆モバイル回線によるリアルタイム映像伝送システムの「Smart-telecaster ZAO-S」を2017年3月にリリースしました。当該製品にもっとも反応の早いテレビ放送業界の設備投資が控えめでしたが、消防、警察、自治体など、事件、事故、災害向けの映像中継機器等の新規市場で着実に売上を伸ばしました。前述の世界的イベントへの警備にも採用される見通しです。
結果として増収となり、前期と比較しセグメント損失は縮小しました。ポータビリティ、遅延時間が短いという当該製品の特徴を生かし、多様な用途に向け世界で販売を進めております。

[エコ・デバイス事業]
売上高は226百万円(前期比28.1%減)、セグメント損失は132百万円(前期はセグメント損失75百万円)となりました。
オリジナルの微小信号センサーや自動車関連向けに画像処理技術をベースとした製品等を販売しました。また、IoT関連や画像処理等の要素技術の基礎研究の他、小型化と低消費電力化に向けた半導体の設計、可用性の研究等、社内の他事業グループを支援する開発活動に取り組みました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,615百万円増加し、当連結会計年度末には5,850百万円になりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動から獲得した資金は2,502百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益1,478百万円、前受収益の増加944百万円、たな卸資産の減少567百万円等であります。支出の主な内訳は、仕入債務の減少592百万円、前払費用の増加147百万円等であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は792百万円となりました。
支出の主な内訳は、無形固定資産の取得による支出476百万円、有形固定資産の取得による支出299百万円等であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は92百万円となりました。
収入の主な内訳は、長期借入金による収入200百万円であります。支出の主な内訳は配当金の支払額150百万円、長期借入金の返済による支出138百万円等であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05592] S100CLYP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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