株式会社ソルコム 研究開発活動 (2014年12月期)

当社では、ブロードバンドサービスの普及・拡大に伴い、お客様への安定したサービス提供の実現に向け、情報通信工事の安全、施工品質の確保や現場作業の効率化を図るため、グループ内で実施している改善提案活動をもとに器工具の開発や施工物品の改良、工法の改善等に積極的に取り組んでいる。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は26百万円であり、主な研究開発活動をセグメントごとに示すと次のとおりである。

(建設事業)

(1)砂地盤用エア式建柱工具の開発
砂地盤に電柱を新設する際に使用する工具である。
砂地盤での建柱は、掘削穴が崩れやすく規定の電柱根入れ長までアースオーガによる掘削を行うことが困難であるため、ボイド管やドラム缶などを使用し作業を行っていたが、エアを電柱元口付近に送り込む鋼管と送り込まれたエアにより砂を撹拌し吹き上げる鋼管で構成した本工具を使用し、砂を吹き上げることで、電柱の自重により規定の根入れ長まで建て込むことができ、砂地盤での建柱作業がより効率的に行うことができる。

(2) 既設端子かん・架空クロージャ防護シートの開発

電柱の新設や撤去を行う際に使用する防護シートである。
電柱の新設や撤去を行う際、既設ケーブルにはケーブルカバーを取り付け損傷防止を行っているが、既設端子かん・架空クロージャ及びドロップ光ファイバには専用の防護カバーがなく損傷させる恐れがある。本防護シートを取り付けることにより、損傷を防ぐことができ、より安全に作業を行うことができる。

(販売事業)
研究開発活動は特段行われていない。

(その他)
研究開発活動は特段行われていない。