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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKP4

有価証券報告書抜粋 株式会社タケエイ 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度(2016年4月1日から2017年3月31日まで)におけるわが国経済は、穏やかな回復基調で推移しました。個人消費は雇用改善から持ち直しており、設備投資も円高の一巡を受け、底堅さを見せています。
当社グループの業務と関連性が高い国内建設市場は、首都圏を中心とした再開発事業等の民間設備投資、インフラ整備等の公共投資を背景に、概ね堅調に推移しております。
このような状況下、タケエイグループでは、主力である廃棄物処理事業の収益力増強を図るとともに、関連領域(再生可能エネルギー事業、環境エンジニアリング事業等)へも積極的に参画し、企業ビジョンに掲げる「総合環境企業」としての成長を促進すべく取り組みました。
特に、中期経営計画『VISION for 2020』(2015年5月15日公表)で、成長戦略の大きな要と位置づけている再生可能エネルギー事業においては、前年度の青森県平川市に続き、岩手県花巻市でもバイオマス発電所の本格稼働を開始し、良好な運営状況を維持しています。加えて、秋田県大仙市、神奈川県横須賀市、福島県田村市においても発電事業の準備を着実に推進しました。
この結果、当連結会計年度の売上高は27,973百万円(前連結会計年度比2.1%減)、営業利益は2,400百万円(前連結会計年度比9.8%増)、経常利益は2,275百万円(前連結会計年度比7.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,245百万円(前連結会計年度比3.5%減)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
各セグメントにおける売上高については、「外部顧客への売上高」の金額、セグメント利益又は損失については、「報告セグメント」の金額を記載しております。
なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較は変更後の区分により作成した情報に基づいて記載しております。

①㈱タケエイ
上期は、期待していた東京オリンピック関連の需要が本格化するには至りませんでしたが、下期に入り都心部再開発案件を中心に引き合いが増え、産業廃棄物の年間取扱量は前期並みまで回復しています。しかし、通期業績は、前期収益を下支えした大型案件(提案型一括請負業務)が減少した影響により、売上高、営業利益ともに前期比微減となりました。なお、注力してきた価格見直し交渉、コスト削減に向けた設備改善等の成果が、一部利益面に反映され始め、営業活動においては、工期の長い大型受注案件が積み上がりました。
この結果、売上高は13,989百万円(前連結会計年度比9.4%減)、セグメント利益は1,390百万円(前連結会計年度比5.9%減)となりました。

② ㈱北陸環境サービス
定期顧客の廃棄物受け入れが引き続き堅調に推移し、高い利益率を維持しました。
この結果、売上高は1,277百万円(前連結会計年度比19.1%増)、セグメント利益は477百万円(前連結会計年度比8.9%減)となりました。

③ ㈱ギプロ
首都圏における建築物の解体需要が当初想定ほど発生しなかったものの、収支は前期同様の高水準を維持しました。
この結果、売上高は712百万円(前連結会計年度比0.9%減)、セグメント利益は296百万円(前連結会計年度比3.1%減)となりました。


④ 富士車輌㈱
環境設備・機械については、全般に下期において受注環境が好転しました。グループ内の環境プラントメーカーの特色を活かし、廃棄物高度選別機等を受注拡大しました。LPガス運搬用バルクローリー車は、排ガス規制変更に伴う需要により、年間を通じて好調でした。
この結果、売上高は4,206百万円(前連結会計年度比3.2%減)、セグメント利益は98百万円(前連結会計年度比23.1%減)となりました。

⑤ ㈱津軽バイオマスエナジー
2015年12月の売電開始以降、堅調に推移してきましたが、冬季に入り低含水率の木質チップが不足し、発電効率が低下したため、予定をしていた収益の確保には至りませんでした。
この結果、売上高は1,243百万円(前連結会計年度比131.9%増)、セグメント利益は60百万円(前連結会計年度比90.4%増)となりました。

⑥ その他
㈱池田商店は、主力取扱品目であるコンクリートガラの受入量を確保し、前期に引き続き好業績を維持しました。また、2015年9月に子会社化したイコールゼロ㈱については、廃液処理、有害廃棄物処理等、その特性を活かした事業活動により連結業績に安定的に貢献しています。
一方、㈱信州タケエイは、建築物解体案件の大幅な減少を受け、厳しい決算状況となりました。営業体制の再構築、コスト削減等の効果は一部に顕在化したものの、本格的な収支回復は来期以降に持ち越しとなりました。
当社グループの新たな柱として位置付ける再生可能エネルギー事業においては、㈱花巻バイオマスエナジーが2017年2月より売電を開始し、順調に稼働しております。また、同施設に木質チップを供給する花巻バイオチップ㈱は、大量の原木を先行調達する等、安定稼働のための基盤整備が進んでいます。更に、㈱横須賀バイオマスエナジー、㈱田村バイオマスエナジー、秋田グリーン電力㈱の3社が、プラント建設工事着工に向け準備を進めています。
この結果、売上高は6,544百万円(前連結会計年度比1.5%増)、セグメント利益は211百万円(前連結会計年度は57百万円の損失)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、11,128百万円(前連結会計年度比13.9%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,710百万円(前連結会計年度比17.7%増)となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益2,279百万円に減価償却費2,241百万円等を加算し、たな卸資産の増加額536百万円、法人税等の支払額862百万円等を差し引いた結果によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10,795百万円(前連結会計年度比71.5%増)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出11,266百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は8,443百万円(前連結会計年度比201.1%増)となりました。
これは、主に長期借入れによる収入15,275百万円から、長期借入金の返済による支出5,929百万円、自己株式の取得による支出271百万円及び配当金の支払額431百万円を差し引いた結果によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05685] S100AKP4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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