シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002M9Y

有価証券報告書抜粋 株式会社トーエル 対処すべき課題 (2014年4月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

地球温暖化問題への本質的な解決には、過度に化石燃料に依存するエネルギー社会からの脱却が問われております。また我が国は、エネルギー源の中心となっている化石燃料に乏しく、その大半を海外からの輸入に頼っており、エネルギーを巡る国内外の環境変化に影響を受けやすい状況です。
LPガスは化石燃料の分類としての位置付けですので、省エネ、節エネルギーの風潮は避けられません。また数年先に予想されます電力、都市ガスの完全自由化によるエネルギー間競争の激化も予見されます。このような環境の中、LPガス事業を如何に基幹事業として位置付け、事業の拡大に繋げていくかが課題となります。
LPガスについては、2014年4月に資源エネルギー庁より発表されました「エネルギー基本計画」の中で「LPガスは、化石燃料の中で温室効果ガスの排出が比較的低く、発電においては、ミドル電源(発電コストがベースロード電源の次に安価で、電力需要の動向に応じて、出力を機動的に調整できる電源)として活用可能であり、また、最終需要者への供給体制及び備蓄制度が整備され、可搬性、貯蔵の容易性に利点があることから、平時の国民生活、産業活動を支えるとともに、緊急時にも貢献できる分散型のクリーンなガス体のエネルギーである」と位置付けております。
このような下、LPガス事業では分散型クリーンエネルギーの特性を生かした「ミックスエネルギー供給事業」への取組みを加速化します。具体的には、太陽光発電、燃料電池、蓄電池、GHP(ガスヒートポンプ)等とLPガスを組合せ、顧客の状況に応じた提案で事業の拡大を図っていく予定です。
また、大きく変動するガス輸入価格への販売価格対応は適宜行ってまいりますが、何よりも顧客への理解を重視し営業努力を続けてまいります。当社グループは関東圏を中心とした営業展開を進めてまいりましたので、エリア内の供給密度が高く、物流コストの低減に繋がっております。加えて湾岸直送システムによる流通経路の短縮化、物流単位の大型化、GPS(注1)、PDA(注2)システムの導入による物流コストの合理化で、顧客への価格面、サービス面で差別化を図り競争力の向上を進めております。
(注1)Global Positioning System の略称。地球上の現在位置を調べるための高精度測位システムです。当社ではこれを全ての配送車に取り付け、配送ルートの最適化に向けた取組みに活用しております。
(注2)Personal Digital Assistant の略称。データやアプリケーションの転送、更新等が行える携帯用個人情報端末です。当社ではこれを作業員に配布し、配送・作業の効率化に向けた取組みに活用しております。
一方、ウォーター事業では、ボトルウォーターに対する「安全」「美味しい」「宅配水の利便性」等が評価され市場は成長を続けております。市場の拡大に伴い、新規業者の参入も相次ぎ、競合するケースが徐々に増えつつあります。品質・価格・サービスにおける優位性の確保が事業拡大の課題です。
品質面では「ハワイ」「アルピナ」ウォーター共に自然の環境に育まれた天然水がRO膜を通してピュアな水に磨き上げた後、厳重なる品質検査を経て出荷する体制を整えております。次に価格競争力ですが海上コンテナで東京港に輸入された「ハワイウォーター」、大町工場で製造され26トン大型トレーラーで出荷される「アルピナ」、いずれも首都圏17ストックヤードで備蓄され、LPガス事業で培った物流システムを生かして各顧客に配送する機能はコストの低減に寄与し、十分に競争力のある価格設定になっております。サービス面では、自社でコールセンターを設置し、24時間365日の対応で充実した顧客サービスに努め競合他社との差別化を図っております。
また、当社はリターナブルボトルを中心に自社配送の及ぶエリア内として関東圏に集中して事業展開してまいりました。しかしながら「ハワイ」「アルピナ」ウォーター共にブランドの浸透と共に、全国からの需要の声が多くなってまいりましたので、昨年にはワンウェイボトル「アルピナ8」で全国展開を始めました。続いて、アメリカハワイ州オアフ島にワンウェイ8リットルボトル専用「モアナルア工場」を竣工させ、全国展開の準備を進めてまいりました。製造工場の分散と商品群の多様化により、あらゆるニーズに応えると同時に災害時にも安定供給に支障を来すことのない供給体制を作り上げました。
更に、ワンウェイボトルでの供給は日本国内に止まらず、海外への輸出も可能であり、シンガポールへの輸出も開始いたしました。
次に、将来に向けて事業基盤をより強固にし、経営の安定化を図るために、LPガス事業、ウォーター事業に次ぐ事業柱を育成するべく実験を重ねております。
植物生産は実験段階を終え鳥浜グリーンファームでは葉物野菜の出荷を開始しております。厚木グリーンファームではイチゴの出荷を行っております。まだ事業数字に影響を及ぼす程ではありませんが、継続して拡大を進めてまいります。
養殖事業ではアルプスウォーター㈱の大町工場に設置しました試験設備「とらふぐ養殖場」にて試験養殖を更に進め将来の事業化を目指してまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03454] S1002M9Y)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。