株式会社ナリス化粧品 研究開発活動 (2018年3月期)

当社グループは、美容と健康をテーマに、新しいライフスタイルを提案する製品の研究開発を通じて人々の豊かな生活に貢献すべく取り組んでおります。
研究開発につきましては、基礎研究及び具体的製品化のための開発を研究開発部及び制作部が共同して行っております。さらに技術部におきましては、化粧品の量産化のための研究及び製造機械装置の開発を行っております。
当連結会計年度の主な研究開発の概要とその成果は次のとおりであります。

真の美しさ、肌への有効性を実現するために、皮膚科学の基礎研究から化粧品原料素材の研究、製品の開発、美容方法、美容機器等の開発など広範な領域における研究開発を推進しており、当連結会計年度において開発した主な製品は次のとおりであります。

スキンケア製品

製品名称等	特徴	セグメントの 名称
マジェスタ	美しさを眠らせない「覚醒肌」をコンセプトに、眠っている細胞を目覚めさせるユリ由来酵母エキスと、肌色の美しさに着目した碁石茶エキスの2種類の独自開発成分を配合したスキンケアシリーズです。美容液成分で肌を柔らかくし、汚れが取れやすくなったタイミングでクレンジング成分が働くよう設計されたクレンジング美容液「Wクレンジング セラム」を始めとして、様々な新技術を駆使した全10アイテムをラインナップしております。	化粧品事業
ディアーゼ	気になる年齢サインなどの肌トラブルに対応するスペシャルケアブランドです。「ホワイト マッサージング ジェルパック」は、ジェルがマッサージの途中から粘りのあるジェルに変化し、肌に密着することで美容液成分の浸透効果を高め、透明感あふれる肌に整える薬用美白マッサージングパックです。	化粧品事業
ネイチャーコンク	1本で6役の角質ケア化粧水「薬用クリアローション」をリニューアルしました。毛穴の汚れを取り除く「サボンソウエキス」、乾燥を防いで健康的な角質層を育む「月見草油」(特許取得成分)を配合し、保湿効果もパワーアップしました。	化粧品事業
スキン コンディショナー	「ビタミンCジェル」は、3種のビタミンC誘導体を配合し、全身にたっぷり使え、透明感あふれる肌に導くマルチユースジェルです。	化粧品事業
アウラス ザ フェイス	男性の肌を考え、爽やかな使用感の男性用スキンケアシリーズです。「ディープ ウォッシュ」は、濃密な泡で潤いを残しながら、皮脂や汚れをすっきり洗いあげる洗顔料です。「クリア コンク」は、男性特有の固くなった老化角質や酸化した皮脂を取り除くふきとり・保護化粧水です。「インフェーズ ミルク」は、長時間潤いをキープし、美白効果のある保護化粧水、美容液、乳液を兼ねた1本です。	化粧品事業

メイクアップ製品

製品名称等	特徴	セグメントの 名称
ラッシュラボ セラム	結果にこだわる人に自信をもっておすすめするまつ毛美容液です。8種類の美容液成分配合のとろりとしたセラムが、まつ毛に密着し、ハリ・コシを与えます。また、塗りにくさを解決するために、オリジナルの3WAYブラシを開発し採用しました。	化粧品事業
オトナオトメ	"ピュアを計算して使うオトナ"のためのメイクシリーズです。「アイグロス」は、重ねる量によって濡れたようなツヤ感をコントロールできるリキッドタイプのアイカラーです。「スイートデザイニングチーク カラー」は、まぜて使うことで肌なじみを調整できるブレンドタイプのチークカラーです。	化粧品事業
パラソーラ	国内最高基準のUVカット効果で深紫外線も防御することができるUVケアシリーズです。「イルミスキン フェイスパウダー UV」は、1年を通して紫外線から肌を守り、透明感のある白肌に仕上げるフェイスパウダー(SPF50+、PA++++)です。	化粧品事業
エット	人工的ではない自然なツヤや透明感を与えながら、その人本来の素肌の美しさを引き立てるベースメイクシリーズです。「スキンファンデーション シアー」は、オイル成分が気化、浸透することで肌にフィットするベースインタイプのオイルリキッドファンデーションです。「スキンルースパウダー」は、光を操るトーンアップパウダーを配合し、くすみをカバーするルースパウダーです。	化粧品事業

ボディケア・ヘアケア製品

製品名称等	特徴	セグメントの 名称
スペシャルボーテ	美容液のようなハンドクリームのシリーズです。「薬用ホワイト ハンドジェルクリームUV」は、美白ケア・保湿ケア・UVケアを 1本に集約した薬用ハンドジェルクリームです。複数のアイテムを塗る手間を省き、これ1本でツヤとハリがあり透明感が高く、指先まで潤っている理想の手肌に近づけます。	化粧品事業
ママケア	「ミルキーハンドクリーム」は、家事の合間にすばやく使え、潤うのにべたつかないミルキータイプのハンドクリームで、手荒れに悩む忙しいママに着目しています。	化粧品事業

皮膚科学の基礎研究、化粧品原料素材の研究では、碁石茶から抽出したエキスが肌細胞のニトロ化を抑制し、分解を促進する効果の研究成果をスキンケア「マジェスタ」シリーズに応用いたしました。また、紫外線を浴びると皮膚の細胞内の酸素量が減少する研究成果につきましては、近日発売の化粧品に応用することを予定しております。

以上の結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は7億3百万円(売上高比2.9%)であり、セグメントごとの内訳は、化粧品事業6億99百万円、その他の事業3百万円であります。