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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007JP3

有価証券報告書抜粋 株式会社ニューテック 対処すべき課題 (2016年2月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

国内のIT市場は回復基調にありますが、IT部門の設備予算は未だ先行き不安がぬぐえず、従来よりも低コストで同じ機能を実現できるソリューションに一層の注目が集まるものと認識しております。
ストレージとしては、ビッグデータ対応などを始めとしてデジタルデータの増加傾向及び企業の内部統制強化に伴うデータの増大などの背景は変わらず、非ITの組込み系市場でもIoTの取り組みが加速して、安定した成長を遂げつつあります。更に2020年に開催される東京オリンピックに向けた設備投資などが徐々に始まり底堅い需要が継続するものと予想されております。
以上のような流れを受け、当社としましては、低コスト、高機能で高品質、また、多様化する市場の要求に応じてストレージ・ソリューションの提供を行うため、製品ラインナップの拡充及び開発・生産・保守体制の強化に引き続き努めてまいります。非IT系市場に対しては、現状のOEM製品のラインナップを一層充実し、ミラー、RAID及びそれらを組み込んだサーバ製品の継続供給及び東京オリンピックへ向けて整備されていくであろう監視カメラやデジタルサイネージ用に特化したストレージ製品など水平展開に努め、開発及び評価に必要な技術力を強化してまいります。
これらの戦略を通し、当社事業の安定した成長と利益率の改善を図ってまいります。
(1) 営業活動の強化
[顧客セグメントと製品ラインナップ]
一般企業のIT部門においては大容量のファイルサーバの需要が多く、引き続き主力製品であるCloudyシリーズをご提供してまいります。監視カメラ、医療系、映像系のシステムインテグレータに対しても製品群の認知度か高まり、今期においてCloudyシリーズやVessシリーズを標準採用していただけるパートナーを複数社獲得できました。製品販売だけでなくサポート・サービスも提供できるという点を高く評価いただけているので今後も横展開してまいります。データセンター向けには安価でしかも高品質、また、短期間に大量にご提供できるような仕組みが確立し今後も継続してまいります。
また、今まで大学、研究機関向けでは容量重視のバックアップ用途の案件に多数採用していただいておりましたが、今後InfiniBandや広帯域のEthernetのインターフェースを持ち、SSDを搭載した高速なストレージ製品も提案してまいります。

[OEM製品供給の推進]
引き続き、OEM製品(相手先ブランドで販売される製品)の供給を推進しビジネスを拡大してまいります。第35期は、ミラーリング製品「HAWK」シリーズの後継機種「EAGLE」への切り替えが進み、引き続き既存顧客、新規顧客へアプローチするとともに、市場シェアの更なる拡大を目指してまいります。また、SSDや検査済みHDDについても既に数社とビジネスが進んでおりますが、更なる拡販をしてまいります。

[ストレージ・ソリューション販売の拡充と推進]
当事業年度においてNAS製品のベストセラー「Cloudy Ⅱ」シリーズを後継機種「Cloudy Ⅲ」シリーズに完全移行しました。「Cloudy Ⅲ」シリーズは、当社が長年OEM先向けに販売していたミラーリング製品を搭載したモデルやSMB3.0の機能とInfiniBand、10/40Gイーサネット及びSSDを組み合わせたモデルなどラインナップの幅をより広げ、様々なお客様のニーズに合ったご提案ができるようになりました。また、マイナンバー導入による情報セキュリティ強化対応としてアクセスログの記録を可能にする「VVAULT AUDIT」を標準で搭載しました。災害対策向けソリューションである筺体間レプリケーションや「Smart NAS」のバックアップオプションである「Cloudy Backup」も継続して販売してまいります。新たな製品群としてUSB I/Fのストレージ「QBOX」シリーズ、JBODストレージ「JBOX」シリーズのそれぞれをラインナップします。当初はQBOX-mini(デスクトップHDD2台入り)、JBOX-Pro(デスクトップ、HDD12台入り)を販売開始しますが、今後ラインナップを増やし新たな需要を取り込めるようにします。

(2) 製品開発の強化
当社のフラグシップモデル「Supremacy Ⅲ」の容量拡張を可能にしたJBODを販売開始しました。JBODは1筺体に44台のHDDを搭載でき、また、「Supremacy Ⅲ」にこのJBODを最大2台まで接続できるので、「Supremacy Ⅲ」一式で500TB超のストレージ容量をご提供できることになりました。
また、開発に取り掛かっていたミラーリングコントローラ「HAWK」シリーズの後継機種「EAGLE」の開発は終了し、性能改善・HostⅠ/Fを強化した上位機種「KITE」の開発に着手しております。
なお、既に企業向けUSB I/Fのストレージの開発に着手しておりますが、今後「QBOX」シリーズとして企業向け、組み込み系市場向けに投入してまいります。

(3) 生産体制の強化
[品質管理体制の強化]
ストレージ製品には、お客様の貴重なデータが保存されております。安価な製品でもHDDが大容量化することに伴い膨大なデータが保存されています。当社の使命は、いかなる製品の場合においてもお客様データを喪失することなく確実に保存することと考えております。また、OEMビジネスの拡大により大手メーカーの品質保証部門の監査にも耐え得る品質管理体制を敷き、当社独自のHDDの検査装置を設置したことにより、製品品質の向上に一層注力してまいります。
[生産の効率化とコストダウン]
当社の特徴であるファブレス生産体制を強化し、生産委託先との緊密な連携を行うことで、自社開発製品の生産の効率化とコスト及び在庫の削減を図ります。また、海外メーカーとの連携を深め、なお一層の調達コスト削減を図り、価格競争力強化を目指します。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02072] S1007JP3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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