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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004FWK

有価証券報告書抜粋 株式会社ネクソン 業績等の概要 (2014年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、先進国を中心に緩やかな回復が続きました。米国では、企業業況の改善が続き、個人消費や住宅市場も堅調に推移しました。欧州では、英国が高成長を維持した一方で、ドイツやイタリアなど低迷が続いた国もあることから、欧州全体では緩やかな景気回復となりました。アジア経済は景気の拡大基調が継続しましたが、中国において成長率の鈍化がすすむなど、地域全体での拡大のペースは緩やかなものとなりました。わが国経済は、消費増税後の落ち込みが続きましたが、雇用・所得が改善傾向を維持する中、期の後半には生産や個人消費に回復の動きがみられました。
現在、世界のゲーム業界では三つの変化が起きています。一つ目は、「オフライン」から「オンライン」への変化です。二つ目は、「シングルプレイヤー型」のゲームから、「マルチプレイヤー型」のゲームへの移行です。三つ目は、「Free-to-Play」モデルの普及による、ゲームに対する課金スタイルの変化です。これらの変化に加え、世界的な高速インターネット通信環境やスマートフォン(高機能携帯電話)の普及を背景に、世界の多くの国ではPCやモバイルを通じてプレイするオンラインゲームの市場が成長しています。
このような状況の下、当社グループは、PC及びモバイルなどのハードウェアに向けたゲームを提供する、PCオンライン事業及びモバイル事業を展開し、ユーザーの皆様に楽しんでいただけるように、楽しくて、独創的で、高品質な新規ゲームタイトルの開発やパブリッシング権利の獲得に努めるとともに、配信中のゲームタイトルについてはユーザーに楽しんでいただけるようなコンテンツアップデートを推し進めてまいりました。より面白くて独創的なPCオンラインゲーム及びモバイルゲームをユーザーに提供するために次のような点に取り組んでまいりました。具体的には、内部のゲーム開発力の強化、有力なパートナー企業との協業、有力なゲーム開発会社への戦略的投資及び新規ゲームタイトルの配信権の獲得、配信中のゲームタイトルへの魅力的なコンテンツアップデートの提供、これらを実施するための事業基盤の強化などに取り組んでまいりました。
上記の結果、当連結会計年度の売上収益は172,930百万円(前期比11.3%増)、営業利益は45,509百万円(同10.2%減)、税引前当期利益は52,671百万円(同8.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は29,316百万円(同2.7%減)となりました。

報告セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 日本
日本では、PCオンラインゲーム及びモバイルゲームともに減収となったことから、売上収益は29,947百万円(前期比17.7%減)、セグメント損失は1,275百万円(前期は3,689百万円の利益)となりました。
② 韓国
韓国国内においてはFIFAワールドカップによるユーザー数大幅拡大の好影響もあり、『FIFA Online 3』及び『FIFA Online 3 M』が好調であったことが業績に寄与しました。また、『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)、『サドンアタック』(Sudden Attack)や『メイプルストーリー』(Maple Story)等の既存PCオンラインゲームのコンテンツアップデートがユーザーからの好評を博したことにより好調だったこと、『Legion of Heroes』、『Legion of Heroes for Kakao』や『三剣豪』(Three Sword Heroes)等のモバイルゲームが売上収益に貢献したことが業績に寄与しました。なお、韓国の売上収益には、子会社であるネクソン・コリア・コーポレーションの傘下にあるネオプル・インクの中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれます。当連結会計年度においては、中国における主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)では、毎四半期実施した高品質なコンテンツアップデートがユーザーからの好評を博しました。更に、円安による恩恵もあったことから、売上収益は130,893百万円(前期比23.0%増)、セグメント利益は61,883百万円(同9.9%増)となりました。
③ 中国
中国では、既存のPCオンラインゲームに係るコンサルティング収入が減少したことから、売上収益は4,313百万円(前期比9.8%減)、セグメント利益は2,561百万円(同15.4%減)となりました。
④ 北米
北米地域においては、配信中のゲームタイトルは、ゲームの運用及びマーケティングの改善により一部のタイトルについては第3四半期以降、対前年同期比で売上収益が増収に転じております。一方で、その他のタイトルが減収となったことから、売上収益は5,522百万円(前期比微増)、セグメント損失は2,746百万円(前期は1,406百万円の損失)となりました。
⑤ その他
その他地域においては、売上収益は2,255百万円(前期比1.9%増)、セグメント損失は435百万円(前期は74百万円の利益)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ21,114百万円減少し、117,729百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は58,118百万円(前期は60,208百万円の収入)となりました。主な収入要因は、税引前当期利益52,671百万円、減価償却費15,622百万円、減損損失14,672百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は61,820百万円(前期は6,345百万円の支出)となりました。主な支出要因は、その他の預金の増加額50,830百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は27,050百万円(前期は13,033百万円の支出)となりました。主な支出要因は、長期借入金の返済による支出12,327百万円、自己株式取得による支出10,043百万円等によるものです。

(3)IFRSにより作成した連結財務諸表における主要な項目と日本基準により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項
のれんの償却について、日本基準ではその効果の及ぶ期間を見積り、その期間で償却することとしておりましたが、IFRSでは償却を行いません。この影響により、IFRSでは日本基準に比べて、のれんの償却費(販売費及び一般管理費)は、前連結会計年度5,707百万円、当連結会計年度5,266百万円減少しております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25850] S1004FWK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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