有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001J8B
株式会社ノーリツ 研究開発活動 (2013年12月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、お客さまに当社製品を安心して使っていただくために、各分野にわたって研究開発に取り組み、最先端技術を駆使しながら熱源機器の多機能化、対環境性能の向上等の更なる改善を推進し、先端技術分野で今後の事業の中心となる製品の研究開発を進めております。
現在の研究開発は、当社において温水空調分野、住設システム分野、新エネルギー分野、㈱ハーマンにおいて厨房分野を中心に推進しております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は54億27百万円であり、そのほとんどが国内事業セグメントにおけるものであるため、製品分野別に記載しております。
(温水空調分野)
本格的な環境問題への関心の高まり、そして国のエネルギー政策を背景に、高効率給湯器や新エネルギー分野の新技術に注力してまいりました。まず、家庭用の高効率ガス給湯器「エコジョーズ」ではガス給湯器「GQ-C2434WSシリーズ」を開発・発売しました。「エコジョーズ」のデファクトスタンダード化の鍵となる普及価格帯の商品として、業界最薄(2012年11月対外公表時点)ながら熱効率93%を達成し、集合住宅のパイプシャフト設置対応を強化したさまざまなバリエーションを開発しました。また2012年に発売し販売が好調な高効率ガスふろ給湯器「GT-C2452シリーズ」の新築集合住宅向けとして、給湯器本体から発生するドレン水を浴室の排水口に直接排水することができる「GT-CP2452シリーズ」を開発しました。2012年に発売した三方弁ユニット採用の「GT-CV2452シリーズ」と合わせて、新設・既設の集合住宅向けのラインナップを強化しました。
さらに給湯一次エネルギー効率で国内トップレベルの125%(2013年7月時点、『住宅事業建築主の判断基準』Ⅳb地域の条件を参考に当社調べ)を実現した戸建住宅用「ハイブリッド給湯暖房システム」を開発しました。ヒートポンプ技術を使用した給湯システムで国内最小(2013年7月時点)を実現。ガスのエネルギーと空気の熱のエネルギーを利用することで、エネルギー効率の高さとお湯の安定共有を実現しました。「ハイブリッド給湯暖房システム」は当社独自の新技術により、業界で初めてノンフロン冷媒(自然冷媒)である「R290」をヒートポンプの冷媒として採用しました。
温水空調分野における研究開発費は23億99百万円であります。
(住設システム分野)
システムキッチンでは普及タイプの「ベステ」を3年ぶりにフルモデルチェンジしました。2009年の発売以来、間口サイズを10mm刻みで調整できる点が好評な「ジャストリフォームキッチン」に奥行き600mmサイズを新たに追加しました。新築、リフォーム問わずさまざまな広さのキッチン空間にピッタリ納まります。そして「調理が楽しくなるキッチン」をコンセプトに扉カラーの充実と、専用水きりプレートとの組み合わせによりシンクスペースを有効活用できるなど調理時の作業性向上を図りました。
当社製戸建住宅用システムバスにオプション品として選択できる「おそうじ浴槽」をリニューアルしました。目安として2週間に1回の手洗いで浴槽の清潔さを維持できるよう、洗浄力を従来の2倍に高めました。これに合わせてシステムバスの新シリーズ「ユパティオV」を開発しました。2012年に開発したオプション「こころほぐし浴ゆるる」に加えて、新開発したワイドに広がる極細のオーバーヘッドシャワーで肌あたりがやさしい「デイリーシャワープラン」、「おそうじ浴槽」の3つプランを選択することができます。
住設システム分野における研究開発費は1億96百万円であります。
(厨房分野)
ガスビルトインコンロ「スタイリッシュブリンク レボア プレミアム」を開発しました。スタンダードグレードながら上位モデルに搭載したワンランク上の機能を追加しました。ガラストップに最上位機種「スタイリッシュブリンク アドバンス」で好評の「プラチナシルバー」を採用したほか、前面パネルに「ステンレスフェイス」を採用しました。コンロの点火・消火に合わせてレンジフード運転できるレンジフード連動機能や焼き網の脚を無くしてフラットな形状にしたフラット焼き網を搭載しました。
テーブルコンロでは最高級の「スタイリッシュブリンク LW2170シリーズ」を開発しました。普及率が高いテーブルコンロに「スタイリッシュブリンク アドバンス」のデザインと機能を組み込み、最上位機種の使いやすさを実現しました。火力を自動で調整して調理をサポートする「麺ゆでモード」を搭載し、パスタなどの乾麺、うどんなどの生麺を吹きこぼれないように自動で火力を調整しながら茹であげます。また震度4の地震に反応し自動でガスを止める「感震停止機能」や鍋を外せば自動消火する「鍋なし検知機能」を搭載しました。
レンジフードでは、清掃の際に片手でファンを外すことができるワンプッシュファンを採用した「スリムタイプ FGS07、FGS08シリーズ」を開発しました。
厨房分野における研究開発費は4億57百万円であります。
(新エネルギー分野)
太陽熱利用ガスふろ給湯システム「VF-4200-BL」、「VF-6200-BL」を開発しました。太陽熱で温めたお湯のタンクを200ℓに拡大したほか、補助熱源にエコジョーズを搭載しました。省エネ法住宅建築主の判断基準改正により、一層の削減が求められる住宅の一次エネルギー消費量において、給湯エネルギーの削減効果が見込めます。
太陽光発電システムでは住宅用の多結晶太陽電池モジュールで、国内最高出力205W、モジュール変換効率15.2%(2013年4月時点)を実現した「PVMDシリーズ」を開発しました。年間発電量が従来品と比べ約5%アップしたほか、高効率セルと太陽光の反射を低減するARコートを採用しました。屋根材に穴を開けずに施工する「キャッチ&ダイレクト工法」を用いた取付金具のバリエーションを追加。施工時、屋根材に穴を開けることによる雨漏りなどのリスクを低減し、普及の進む金属性屋根への対応力を高めました。また太陽光発電システムで使用される屋内用パワーコンディショナ「PVPCシリーズ」4.3kWを開発し、当シリーズをフルモデルチェンジしました。パワーコンディショナは太陽電池モジュールで発電した直流電力を、家庭で使える交流電流に変換する装置で、当社初の自社設計によって当社製給湯器との連動性を向上させました。
新エネルギー分野における研究開発費は1億83百万円であります。
なお、上記以外の各事業分野に関連付けられない基礎的研究開発費が21億91百万円あります。
現在の研究開発は、当社において温水空調分野、住設システム分野、新エネルギー分野、㈱ハーマンにおいて厨房分野を中心に推進しております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は54億27百万円であり、そのほとんどが国内事業セグメントにおけるものであるため、製品分野別に記載しております。
(温水空調分野)
本格的な環境問題への関心の高まり、そして国のエネルギー政策を背景に、高効率給湯器や新エネルギー分野の新技術に注力してまいりました。まず、家庭用の高効率ガス給湯器「エコジョーズ」ではガス給湯器「GQ-C2434WSシリーズ」を開発・発売しました。「エコジョーズ」のデファクトスタンダード化の鍵となる普及価格帯の商品として、業界最薄(2012年11月対外公表時点)ながら熱効率93%を達成し、集合住宅のパイプシャフト設置対応を強化したさまざまなバリエーションを開発しました。また2012年に発売し販売が好調な高効率ガスふろ給湯器「GT-C2452シリーズ」の新築集合住宅向けとして、給湯器本体から発生するドレン水を浴室の排水口に直接排水することができる「GT-CP2452シリーズ」を開発しました。2012年に発売した三方弁ユニット採用の「GT-CV2452シリーズ」と合わせて、新設・既設の集合住宅向けのラインナップを強化しました。
さらに給湯一次エネルギー効率で国内トップレベルの125%(2013年7月時点、『住宅事業建築主の判断基準』Ⅳb地域の条件を参考に当社調べ)を実現した戸建住宅用「ハイブリッド給湯暖房システム」を開発しました。ヒートポンプ技術を使用した給湯システムで国内最小(2013年7月時点)を実現。ガスのエネルギーと空気の熱のエネルギーを利用することで、エネルギー効率の高さとお湯の安定共有を実現しました。「ハイブリッド給湯暖房システム」は当社独自の新技術により、業界で初めてノンフロン冷媒(自然冷媒)である「R290」をヒートポンプの冷媒として採用しました。
温水空調分野における研究開発費は23億99百万円であります。
(住設システム分野)
システムキッチンでは普及タイプの「ベステ」を3年ぶりにフルモデルチェンジしました。2009年の発売以来、間口サイズを10mm刻みで調整できる点が好評な「ジャストリフォームキッチン」に奥行き600mmサイズを新たに追加しました。新築、リフォーム問わずさまざまな広さのキッチン空間にピッタリ納まります。そして「調理が楽しくなるキッチン」をコンセプトに扉カラーの充実と、専用水きりプレートとの組み合わせによりシンクスペースを有効活用できるなど調理時の作業性向上を図りました。
当社製戸建住宅用システムバスにオプション品として選択できる「おそうじ浴槽」をリニューアルしました。目安として2週間に1回の手洗いで浴槽の清潔さを維持できるよう、洗浄力を従来の2倍に高めました。これに合わせてシステムバスの新シリーズ「ユパティオV」を開発しました。2012年に開発したオプション「こころほぐし浴ゆるる」に加えて、新開発したワイドに広がる極細のオーバーヘッドシャワーで肌あたりがやさしい「デイリーシャワープラン」、「おそうじ浴槽」の3つプランを選択することができます。
住設システム分野における研究開発費は1億96百万円であります。
(厨房分野)
ガスビルトインコンロ「スタイリッシュブリンク レボア プレミアム」を開発しました。スタンダードグレードながら上位モデルに搭載したワンランク上の機能を追加しました。ガラストップに最上位機種「スタイリッシュブリンク アドバンス」で好評の「プラチナシルバー」を採用したほか、前面パネルに「ステンレスフェイス」を採用しました。コンロの点火・消火に合わせてレンジフード運転できるレンジフード連動機能や焼き網の脚を無くしてフラットな形状にしたフラット焼き網を搭載しました。
テーブルコンロでは最高級の「スタイリッシュブリンク LW2170シリーズ」を開発しました。普及率が高いテーブルコンロに「スタイリッシュブリンク アドバンス」のデザインと機能を組み込み、最上位機種の使いやすさを実現しました。火力を自動で調整して調理をサポートする「麺ゆでモード」を搭載し、パスタなどの乾麺、うどんなどの生麺を吹きこぼれないように自動で火力を調整しながら茹であげます。また震度4の地震に反応し自動でガスを止める「感震停止機能」や鍋を外せば自動消火する「鍋なし検知機能」を搭載しました。
レンジフードでは、清掃の際に片手でファンを外すことができるワンプッシュファンを採用した「スリムタイプ FGS07、FGS08シリーズ」を開発しました。
厨房分野における研究開発費は4億57百万円であります。
(新エネルギー分野)
太陽熱利用ガスふろ給湯システム「VF-4200-BL」、「VF-6200-BL」を開発しました。太陽熱で温めたお湯のタンクを200ℓに拡大したほか、補助熱源にエコジョーズを搭載しました。省エネ法住宅建築主の判断基準改正により、一層の削減が求められる住宅の一次エネルギー消費量において、給湯エネルギーの削減効果が見込めます。
太陽光発電システムでは住宅用の多結晶太陽電池モジュールで、国内最高出力205W、モジュール変換効率15.2%(2013年4月時点)を実現した「PVMDシリーズ」を開発しました。年間発電量が従来品と比べ約5%アップしたほか、高効率セルと太陽光の反射を低減するARコートを採用しました。屋根材に穴を開けずに施工する「キャッチ&ダイレクト工法」を用いた取付金具のバリエーションを追加。施工時、屋根材に穴を開けることによる雨漏りなどのリスクを低減し、普及の進む金属性屋根への対応力を高めました。また太陽光発電システムで使用される屋内用パワーコンディショナ「PVPCシリーズ」4.3kWを開発し、当シリーズをフルモデルチェンジしました。パワーコンディショナは太陽電池モジュールで発電した直流電力を、家庭で使える交流電流に変換する装置で、当社初の自社設計によって当社製給湯器との連動性を向上させました。
新エネルギー分野における研究開発費は1億83百万円であります。
なお、上記以外の各事業分野に関連付けられない基礎的研究開発費が21億91百万円あります。
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