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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054VY

有価証券報告書抜粋 株式会社バローホールディングス 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策への期待による株式市場の好況や円安を背景に、製造業等を中心に景気回復の傾向があるものの、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減など、個人消費の回復には遅れが見られました。また、小売業界におきましては、業態を超えた競争の激化や原材料価格の上昇等により、厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社グループでは積極出店による事業規模の拡大を図るとともに、高品質かつ価格とのバランスがとれた独自商品の開発、従業員教育の充実によるサービスレベル向上等により、店舗における営業力の強化を進めてまいりました。また、食品製造・加工拠点の新設や物流センターの機能拡大など、店舗運営を支えるインフラを整備いたしました。なお、グループ全体の店舗数は、当連結会計年度末では648店舗となっております。
その結果、当連結会計年度の営業収益は前年同期比3.6%増の4,705億64百万円となりましたが、営業利益は前年同期比5.0%増の150億円に、経常利益は前年同期比5.2%増の161億8百万円となりました。また、当期純利益は前年同期比0.6%増の92億14百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。

SM事業の営業収益は3,214億58百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益は97億60百万円(前年同期比15.6%増)となりました。
商品政策では、プライベートブランド(PB)商品の開発を一層強化し、2014年6月に素材・製法を厳選した「Vプレミアム」を発売いたしました。同ブランドは発売以来好調に推移し、同年10月に第2弾、2015年2月に第3弾を発売しております。また、子会社として2014年7月1日付にてエリンギの生産販売を行う「東邦産業株式会社」の株式を取得して連結子会社とし、農産物の生産拡大にも取り組みました。
食品製造・加工拠点につきましては、2014年4月に株式会社ダイエンフーズが加工場及び倉庫を新設するとともに、同年12月には旧加工場を改装し、店舗作業を軽減する商品の供給を開始しました。また、2014年5月に中部フーズ株式会社が新設した静岡工場では、生野菜洗浄・殺菌装置を導入し、サラダや和惣菜を製造するだけでなく、生野菜を原料とする商品をSMバローの生鮮部門へ供給しております。さらに同年10月、精肉加工としては4拠点目となる「静岡プロセスセンター」を開設し、商品力の向上や店舗業務の効率化に努めました。
店舗につきましては、14店舗の新設と2店舗の閉鎖を行ったことにより、当期末現在のSM店舗数はグループ計で263店舗となりました。SMバロー既存店の売上高は、前年同期比で2.4%減少いたしましたが、前年から本年に開設した店舗や株式会社タチヤの競争力の向上等が寄与し、事業全体では増収増益を確保いたしました。

HC事業の営業収益は465億56百万円(前年同期比0.0%減)、営業利益は20億11百万円(前年同期比13.7%減)となりました。
同事業につきましては、専門性の強化や新規カテゴリーの導入を進めました。2014年9月には三重県松坂市に売場面積約1万㎡の「ホームセンターバロー松阪店」を出店し、当期末現在のHC店舗数は36店舗となりました。同店舗内にはHC稲沢平和店に続いて、近隣農家によって生産された農産物等の直売を行う「Vファーマーズ」を併設するとともに、自動車タイヤの販売及び取付け・保管サービスを行う「タイヤ市場」を設置いたしました。なお、「タイヤ市場」は当期末現在、HC5店舗の敷地内に設置しております。
HCバローの既存店売上は、消費税増税前の駆け込み需要の反動減や灯油販売価格の下落等の影響により、前年同期比で2.9%減少し、事業全体では減収減益となりました。

ドラッグストア事業の営業収益は804億70百万円(前年同期比10.2%増)、営業利益は19億61百万円(前年同期比19.9%減)となりました。
同事業につきましては、化粧品など高額品を中心に消費税増税の影響があったものの、食品の品揃え強化や調剤事業の拡大により、既存店の売上高は前年同期比で2.2%増加いたしました。また、過去最多となる30店舗を新設し、当期末現在の店舗数は271店舗となりました。

出店政策の強化を支えるインフラとして、多治見物流センターでは冷凍食品の在庫管理やネット販売への対応など、物流機能の拡大を図りました。さらに、接客サービスにつきましては、店舗運営に関する基本事項の徹底を図るとともに、知識・実技研修を拡充し、カウンセラーの育成に向けて注力してまいりました。
事業全体では営業収益800億円を突破し、増収となりました。

スポーツクラブ事業の営業収益は92億71百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は4億63百万円(前年同期比10.7%増)となりました。
同事業につきましては、会員数の増加により増収増益となりました。2013年9月より月会費を抑えて気軽にトレーニングジムを利用できる「Will_G」を三重県鈴鹿市で試験的に展開し、同店が好調に推移してきたことから、2014年9月には兵庫県神戸市に「アクトスWill_G大久保インター」、10月には岐阜県大垣市に「アクトスWill_G大垣東」、2015年2月には愛知県海部郡蟹江町に「アクトスWill_G蟹江」を出店いたしました。その他1店の新設を含め、当期末現在の店舗数は58店舗となりました。

流通関連事業の営業収益は76億38百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は33億95百万円(前年同期比13.4%増)となりました。
流通事業に関連するその他のグループ企業では、経費削減に繋がるLED照明の導入工事を行うほか、流通事業の規模拡大に的確に対応するためのインフラの改善やサービスレベルの維持向上を図ってまいりました。

その他の事業の営業収益は51億69百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は3億72百万円(前年同期比5.3%増)となりました。
その他の事業につきましては、ペットショップ事業、衣料品等の販売業及び保険代理店等であります。ペットショップ事業において出店及び退店はなく、当期末現在の店舗数は17店舗であります。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、199億60百万円(前連結会計年度比17.0%増)となりました。これはフリーキャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを差し引いたもの)が65億96百万円の収入となったものの、財務活動によるキャッシュ・フローが37億45百万円の支出となったことによるものであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ30億58百万円増加し222億57百万円(前連結会計年度比15.9%増)となりました。
これは主に、たな卸資産の増加43億97百万円及び法人税等の支払57億12百万円の支出があったものの、税金等調整前当期純利益150億32百万円、減価償却費121億68百万円の計上及び未払い消費税等の増加37億23百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ80億85百万円減少し156億60百万円(前連結会計年度比34.1%減)となりました。
これは主に、差入保証金の回収32億11百万円の収入があったものの、新規出店及び改装による有形固定資産の取得172億63百万円の支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、37億45百万円(前連結会計年度は59億83百万円の収入)となりました。
これは主に、長期借入金の調達166億64百万円があったものの、短期借入金の純減額42億5百万円、長期借入金の返済134億54百万円及び配当金の支払16億46百万円があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03207] S10054VY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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