有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100UZIA (EDINETへの外部リンク)
株式会社ピー・ビーシステムズ 事業の内容 (2024年9月期)
当社の事業セグメントは、企業の基幹システムをクラウド化する「セキュアクラウドシステム事業」、特殊な映像技術を用いて空間を仮想化する「エモーショナルシステム事業」の2つのセグメントで構成されております。
(セキュアクラウドシステム事業)
セキュアクラウドシステム事業は、当社が創業間もない時期から取り組んでいる主力事業であります。
同事業は、仮想化技術を基礎とするプライベートクラウドを核としてSaaSとパブリッククラウドを組み合わせた国内クラウド市場が対象であり、目安として売上高100億円~500億円規模の中堅企業、SaaS事業者及び公共団体を主な顧客ターゲットとしております。同事業の属する国内クラウドサービス市場において、単一企業内で利用するクラウドをプライベートクラウド、広く一般のユーザーや複数の企業が利用するクラウドをパブリッククラウドと呼びます。当社は、プライベートクラウドにパブリッククラウドを融合した「ハイブリッドクラウド」の構築を中心とする「基幹システムのクラウド化」と、システム障害やサイバー攻撃に対する防御と回復の仕組みをサポートする「サイバーセキュリティ構築」の事業を行っております。
市場規模は2023年の国内プライベートクラウド市場だけでも、前年比27.3%増の2兆533億円であり、2023年~2028年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は15.4%、2028年の市場規模は2023年比2倍の4兆2,126億円と予測されており(出所:IDC Japan株式会社「国内プライベートクラウド市場予測」2024年10月7日プレスリリース)、国内クラウド市場全体では、2023年の市場規模が前年比29.6%増の7兆8,250億円、2023年~2028年の年間平均成長率は16.3%、2028年の市場規模は2023年比約2.1倍の16兆6,285億円になると予測されている(出所:IDC Japan「国内クラウド市場予測」2024年6月3日 プレスリリース)、有望かつ潤沢なマーケットと言われております。
当社は、プライベートクラウドを実現する主要なソフトウエアである、Citrix、Microsoft、Broadcom(旧VMware)の製品とサービス群を熟知、これら各社の戦略を理解し、顧客企業にとって最適な選択を行うことを第一に考えています。その上で、セキュリティ、ストレージ、サーバー等のハードウエア商品及び各種ソフトウエア商品を含めた、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現の前提となるハイブリッドクラウド基盤を提案しています。従来的な設計・構築・維持に留まらず、サイバー攻撃や障害に対する回復・強靭化(必須のレジリエンス)を含めた総合的な提案を行っております。
また、2023年3月には、シトリックス・システムズ・ジャパン㈱とのパートナー契約「Cloud Software Group Fusion Partner Program」(旧称:Citrix Solution Advisor Partner Program)を締結し、同社製品のリセラー最上位であるプラチナ(PLATINUM)の認定を取得しています。日本国内のシトリックス・システムズ・ジャパンのリセラーは181社、上位層にあたるプラチナリセラーは40社、その頂点にあたるCitrix製品の全分野のスペシャリスト認定を受けたプラチナリセラーは4社となっています。当社は頂点にあたる4社のうちの1社であり、主だった仮想化技術企業として評価を得ております。
セキュアクラウドシステム事業は、サーバーの仮想化や強靭なセキュリティ環境の構築を行う「プラットフォーム」、仮想化環境に特化し、現場から発生するニーズを満たした機能を製品化して販売を行う「プロダクツ」、顧客が基幹システムに望む独自機能を満たすためのスクラッチ開発(手作り開発)を行う「カスタマイザー」の3つの区分で構成されており、当社は、企業システム全般を対象とした包括的サービスを顧客に提供しております。
[セキュアクラウドシステム事業:事業系統図]
(※1)2024年9月期より、SaaS事業者を元請け企業ではなくエンドユーザーに分類するよう区分を変更しました。
(※2)元請け企業は、エンドユーザーから受注したシステム構築の専門的な分野を当社に再委託する「大手SIer」などです。元請け企業の社数は2024年9月期のセキュアクラウドシステム事業の実績値です。
(※3)(※4)売上構成比は2024年9月期のセキュアクラウドシステム事業の実績値です。
(※5)エンドユーザーの社数は2024年9月期のセキュアクラウドシステム事業の実績値です。
(エモーショナルシステム事業)
エモーショナルシステム事業は、VR(Virtual Reality:仮想現実)装置MetaWalkersⓇ(旧称:4DOH)の技術開発及び製造販売を中心に行っております。
MetaWalkersⓇは特許(特許第4166260号:立体映像の投影方法及び立体映像の投影装置)を取得しており、360度スクリーンに切れ目なく3D映像を投影する特許技術を基にした移設可能なVRの表現装置であります。円筒形のスクリーンの中に客席が設置され、スクリーンに囲まれた空間に映像が縦横無尽に飛び回り、観客を突き抜ける特殊効果と、映像に同期した立体音響、突風、地面の揺れによって、360度に展開するストーリーに観客を没入させる、独自のVR空間を作り上げる仕組みとなっております。ヘッドマウントディスプレイ型のVRと異なり、軽量な3D眼鏡を使用することで仲間と感動を共有する、体験共有型VR装置と言えます。
2017年には装置の運搬・設置・解体を簡易化した可搬型のギャロップを製品化し、2020年には視聴者の操作により上映中の映像のストーリー分岐等を行えるインタラクティブ機能を追加したMetaWalkersⓇ Advanced(旧称:i4DOH)を投入。家族連れなど少人数のグループ客向けに小型化し、感染症対策として換気性能を強化した「MetaWalkersⓇ:ATOM(旧称:i4DOH:ATOM)」を2020年11月に販売開始しております。2024年にはNVIDIA製GPUの性能を引き出し、画像処理性能と画質を向上した新バージョンのMetaWalkersⓇ Advancedをリリースしました。
その他、MetaWalkersⓇにおいて上映するコンテンツ制作も行っており、有名なキャラクターを用いたコンテンツとして、2017年3月の「ウルトラマンゼロ Another Battle ~光と力~」を皮切りに、2017年8月には「頭文字D project VR -疾駆-」、2019年3月には「新幹線変形ロボ シンカリオン360°ザ・ムービー」をリリースしました。また、解像度が高い8K360度カメラで撮影した実写によるミュージックビデオや、ドローン等による空撮映像、各地の観光資源や文化資産、風景の映像、防災教育など、新たなコンテンツ制作にも取り組んできました。
また、2022年1月にメタバース推進部を設置し、企業向けメタバース構築サービスの開発や、MetaWalkersⓇのメタバース事業者向けの販売を推進しております。
[エモーショナルシステム事業:事業系統図]
(※1)MetaWalkersⓇ運営者は、遊園地・テーマパークや博物館・科学館などの施設を運営する企業や公共団体です。
(※2)代理店は当社と販売代理店契約を締結し、MetaWalkersⓇ運営者へMetaWalkersⓇを販売する企業です。
(セキュアクラウドシステム事業)
セキュアクラウドシステム事業は、当社が創業間もない時期から取り組んでいる主力事業であります。
同事業は、仮想化技術を基礎とするプライベートクラウドを核としてSaaSとパブリッククラウドを組み合わせた国内クラウド市場が対象であり、目安として売上高100億円~500億円規模の中堅企業、SaaS事業者及び公共団体を主な顧客ターゲットとしております。同事業の属する国内クラウドサービス市場において、単一企業内で利用するクラウドをプライベートクラウド、広く一般のユーザーや複数の企業が利用するクラウドをパブリッククラウドと呼びます。当社は、プライベートクラウドにパブリッククラウドを融合した「ハイブリッドクラウド」の構築を中心とする「基幹システムのクラウド化」と、システム障害やサイバー攻撃に対する防御と回復の仕組みをサポートする「サイバーセキュリティ構築」の事業を行っております。
市場規模は2023年の国内プライベートクラウド市場だけでも、前年比27.3%増の2兆533億円であり、2023年~2028年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は15.4%、2028年の市場規模は2023年比2倍の4兆2,126億円と予測されており(出所:IDC Japan株式会社「国内プライベートクラウド市場予測」2024年10月7日プレスリリース)、国内クラウド市場全体では、2023年の市場規模が前年比29.6%増の7兆8,250億円、2023年~2028年の年間平均成長率は16.3%、2028年の市場規模は2023年比約2.1倍の16兆6,285億円になると予測されている(出所:IDC Japan「国内クラウド市場予測」2024年6月3日 プレスリリース)、有望かつ潤沢なマーケットと言われております。
当社は、プライベートクラウドを実現する主要なソフトウエアである、Citrix、Microsoft、Broadcom(旧VMware)の製品とサービス群を熟知、これら各社の戦略を理解し、顧客企業にとって最適な選択を行うことを第一に考えています。その上で、セキュリティ、ストレージ、サーバー等のハードウエア商品及び各種ソフトウエア商品を含めた、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現の前提となるハイブリッドクラウド基盤を提案しています。従来的な設計・構築・維持に留まらず、サイバー攻撃や障害に対する回復・強靭化(必須のレジリエンス)を含めた総合的な提案を行っております。
また、2023年3月には、シトリックス・システムズ・ジャパン㈱とのパートナー契約「Cloud Software Group Fusion Partner Program」(旧称:Citrix Solution Advisor Partner Program)を締結し、同社製品のリセラー最上位であるプラチナ(PLATINUM)の認定を取得しています。日本国内のシトリックス・システムズ・ジャパンのリセラーは181社、上位層にあたるプラチナリセラーは40社、その頂点にあたるCitrix製品の全分野のスペシャリスト認定を受けたプラチナリセラーは4社となっています。当社は頂点にあたる4社のうちの1社であり、主だった仮想化技術企業として評価を得ております。
セキュアクラウドシステム事業は、サーバーの仮想化や強靭なセキュリティ環境の構築を行う「プラットフォーム」、仮想化環境に特化し、現場から発生するニーズを満たした機能を製品化して販売を行う「プロダクツ」、顧客が基幹システムに望む独自機能を満たすためのスクラッチ開発(手作り開発)を行う「カスタマイザー」の3つの区分で構成されており、当社は、企業システム全般を対象とした包括的サービスを顧客に提供しております。
売上区分 | 概要 |
プラットフォーム | システム仮想化業務(プライベートクラウド化~ハイブリッドクラウド化)にて活用する各種仮想化ソフトウエア(Citrix、Microsoft、Broadcom(旧VMware)等)の導入コンサルティング、設計、実装、保守の技術サービスを行っております。 ランサムウェアや不正アクセスなどのサイバー攻撃対策、ダメージを受け障害に陥ったシステムの回復など、BCP(Business Continuity Planning:企業が災害やサイバー攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において損害を最小限にとどめつつ中核となる事業を継続するための計画)の要となるレジリエンスの構築も含め、それらに付随するハードウエア、ソフトウエアを販売し、コンサルティングにおいては、上記各種の仮想化ソフトウエアによるシステム構築が可能であることを強みとして、各社製品の特徴を生かした提案を行っております。 特にCitrixについては、2004年4月から継続してシトリックス認定販売パートナーのトップカテゴリ(Citrix Fusion Resell - Platinum、旧称:Citrix Solution Advisor Platinum)に位置しています。 |
プロダクツ | 業務システムの帳票処理とシステム間の情報連携におけるセキュリティ問題を解決する「デルバイ」及び「キトラス」という製品が主力で、Citrixユーザー向けに10年以上使われ続けており、2020年にはCitrixユーザー以外のMicrosoft Windowsユーザー向けに「デルバイ-R」を発売して顧客層を拡大しております。また、2014年には、食品製造業務向けの生産管理業務に特化した生産管理システムパッケージである「イートバイ」を開発し、市場投入しております。 |
カスタマイザー | 業務ロジックのプログラミング及び、DX(デジタルトランスフォーメーション)等で必要となるデータベース構築の業務を行っております。 幅広い業種の企業にビジネスの根幹を処理するソフトウエアと、データ活用基盤となるデータベースの構築サービスを提供し、販売管理や在庫管理、物流管理等の業務システムを作成しているため、対象クライアントは多岐にわたっています。既存パッケージのカスタマイズは殆ど行わず、顧客ニーズと顧客状況に応じたシステムを手作りで構築できることが特長となっております。 |
[セキュアクラウドシステム事業:事業系統図]
(※1)2024年9月期より、SaaS事業者を元請け企業ではなくエンドユーザーに分類するよう区分を変更しました。
(※2)元請け企業は、エンドユーザーから受注したシステム構築の専門的な分野を当社に再委託する「大手SIer」などです。元請け企業の社数は2024年9月期のセキュアクラウドシステム事業の実績値です。
(※3)(※4)売上構成比は2024年9月期のセキュアクラウドシステム事業の実績値です。
(※5)エンドユーザーの社数は2024年9月期のセキュアクラウドシステム事業の実績値です。
(エモーショナルシステム事業)
エモーショナルシステム事業は、VR(Virtual Reality:仮想現実)装置MetaWalkersⓇ(旧称:4DOH)の技術開発及び製造販売を中心に行っております。
MetaWalkersⓇは特許(特許第4166260号:立体映像の投影方法及び立体映像の投影装置)を取得しており、360度スクリーンに切れ目なく3D映像を投影する特許技術を基にした移設可能なVRの表現装置であります。円筒形のスクリーンの中に客席が設置され、スクリーンに囲まれた空間に映像が縦横無尽に飛び回り、観客を突き抜ける特殊効果と、映像に同期した立体音響、突風、地面の揺れによって、360度に展開するストーリーに観客を没入させる、独自のVR空間を作り上げる仕組みとなっております。ヘッドマウントディスプレイ型のVRと異なり、軽量な3D眼鏡を使用することで仲間と感動を共有する、体験共有型VR装置と言えます。
2017年には装置の運搬・設置・解体を簡易化した可搬型のギャロップを製品化し、2020年には視聴者の操作により上映中の映像のストーリー分岐等を行えるインタラクティブ機能を追加したMetaWalkersⓇ Advanced(旧称:i4DOH)を投入。家族連れなど少人数のグループ客向けに小型化し、感染症対策として換気性能を強化した「MetaWalkersⓇ:ATOM(旧称:i4DOH:ATOM)」を2020年11月に販売開始しております。2024年にはNVIDIA製GPUの性能を引き出し、画像処理性能と画質を向上した新バージョンのMetaWalkersⓇ Advancedをリリースしました。
その他、MetaWalkersⓇにおいて上映するコンテンツ制作も行っており、有名なキャラクターを用いたコンテンツとして、2017年3月の「ウルトラマンゼロ Another Battle ~光と力~」を皮切りに、2017年8月には「頭文字D project VR -疾駆-」、2019年3月には「新幹線変形ロボ シンカリオン360°ザ・ムービー」をリリースしました。また、解像度が高い8K360度カメラで撮影した実写によるミュージックビデオや、ドローン等による空撮映像、各地の観光資源や文化資産、風景の映像、防災教育など、新たなコンテンツ制作にも取り組んできました。
また、2022年1月にメタバース推進部を設置し、企業向けメタバース構築サービスの開発や、MetaWalkersⓇのメタバース事業者向けの販売を推進しております。
[エモーショナルシステム事業:事業系統図]
(※1)MetaWalkersⓇ運営者は、遊園地・テーマパークや博物館・科学館などの施設を運営する企業や公共団体です。
(※2)代理店は当社と販売代理店契約を締結し、MetaWalkersⓇ運営者へMetaWalkersⓇを販売する企業です。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E33384] S100UZIA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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