株式会社ファルコホールディングス 対処すべき課題 (2014年3月期)

受託臨床検査市場及び調剤薬局市場は、2014年4月の診療報酬及び調剤報酬の改定に加え、同業社間の競争激化、事業の統合・再編が続き、更に消費税増税の影響等により、先行き厳しい状況が見込まれております。
このような経営環境のもと、当社グループは、「医療総合サービスの新展開」を継続して推進することにより、臨床検査事業及び調剤薬局事業の収益基盤強化と事業領域の拡大を図ってまいります。
臨床検査事業につきましては、営業拠点や検査施設の再配置等により構造改革や業務改善を進め、収益構造の強化に取り組んでまいります。また、予防医学の進展とともに、遺伝子検査受託体制の充実・強化を図り、業容の拡大に取り組んでまいります。
調剤薬局事業につきましては、医療機関等との連携を図りながら、在宅医療等に対応した新しい形の調剤薬局の構築を目指し、地域特性に合わせた調剤薬局の展開を進めてまいります。また、店舗運営の効率化及び新規開局に加え、OTC医薬品等の品揃えを充実することにより、セルフメディケーションを意図した来局者の増加を図り、収益力の向上に取り組んでまいります。