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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AG78

有価証券報告書抜粋 株式会社ファンケル 研究開発活動 (2017年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当企業集団の研究開発活動は、当社および連結子会社が行っております。連結子会社である㈱ファンケル化粧品、㈱ファンケルヘルスサイエンスおよび㈱アテニアにつきましては、同社の商品企画に基づく研究開発業務を当社が有償で受託しております。
当企業集団は、当社総合研究所において、化粧品、栄養補助食品、発芽米および青汁に係る基盤技術研究ならびに製品開発研究活動を通じて、「安心・安全」を軸とした安全性・機能性研究を推進し、科学的根拠に基づいた製品開発を行っております。また、相談窓口に直接寄せられるお客様の「声」を集積し分析した「ヤッホーシステム」を製品開発に活かすとともに、国内外の多くの研究機関との共同研究や産官学連携事業への参画など、幅広い研究開発活動を行っております。研究者は、農学、薬学、理学など博士号取得者を含む総勢179名体制となっております。また、2016年5月には皮膚科学研究、製剤研究および脳科学研究などの基礎研究に軸足を置いた第二研究所が竣工し、さらに研究開発体制の強化を図っております。
当連結会計年度における研究開発関連費用の総額は3,277百万円であり、セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

(1) 化粧品関連事業

ファンケル化粧品およびアテニア化粧品の製品開発において、皮膚科学に基づく肌機能や素材探索などの基礎研究から、安全性や有効性の研究、処方開発、容器開発など広範な領域における研究開発を行っております。
ファンケル化粧品では、創業以来続けてきた安心・安全という価値を実現するために肌にストレスを与える可能性のある成分を排除する「無添加」にこだわり続けてきました。今、ストレスを与えないだけでなく、受けてしまったストレスも解消する「アンチストレスケア」を掲げ、ストレスとエイジングの関係について最先端の皮膚科学研究に取り組んでおります。
当連結会計年度においては、当社の中核商品である「洗顔パウダー」を改良、発売いたしました。肌ストレスを与えない洗顔料を追求し、肌本来のうるおいを保ちながら、汚れのみを落とすことに着目した独自開発の洗浄成分を配合しました。また「つるんとクリア成分」を配合し、角栓や毛穴の黒ずみの原因となる皮脂や角層をしっかり除去し、濃密もっちり泡でうるおいを守り、極上のつるつる肌に洗い上げます。
また、無添加化粧品の新たな市場を開拓するため、マチュア世代向けの新ブランド「ビューティブーケシリーズ(6品目)」を開発、新発売いたしました。当社が長年研究してきた糠を含む栄養豊かな「発芽米」を厳選した酵母で発酵させた独自成分「発芽米発酵液」をシリーズ全品に配合しました。発芽米発酵液に含まれる豊富なアミノ酸や乳酸が、マチュア世代の女性特有の硬くなった肌をほぐして、うるおいや美容成分の浸透を高めます。
コラーゲンサイクルの活性化をサポートする独自のエイジング理論をもつ最高峰スキンケアライン「ファンケルBC」は、エイジングケア機能をさらに進化させ、改良発売いたしました。エストロゲン受容体に着目し、コラーゲンを「捨てる力」と「生み出す力」のサイクルにアプローチする独自成分「ローズリッチプラセンタ」を配合、肌のハリツヤを高めます。
アテニア化粧品においては、24時間の肌変化にあわせた「時計美容」について研究を行い、肌が再生する「真夜中」の時間に着目し、肌細胞の再生を起動させる「シグナルペプチド」を配合した「ミッドナイトモイスチャライザー」を開発、発売いたしました。また、メイクを落とすだけでなく、くすみの原因「肌ステイン」もクリアにする「スキンクリア クレンズ」シリーズに、もっちり柔らか肌に導くクリームタイプの「スキンクリア クレンズクリーム」を開発、新発売しました。
当事業における研究開発関連費用は1,672百万円であります。


(2) 栄養補助食品関連事業

当社では、従来より栄養補助食品に対する機能性や安全性に対して真摯に取り組んでまいりました。その研究成果として、2015年4月に始まった機能性表示食品制度では、他社に先駆けていち早く機能性表示食品を発売できていると考えております。今後も確かな機能性と安全性を兼ね備えた機能性表示食品の開発を進めてまいります。また、製剤設計においては、開発コンセプトである「体内効率設計」の考え方に基づき、身体に最適な量が摂れ、その効果が長く持続し、しかも効率よく吸収できるよう素材の選定から配合バランス・加工技術に至るまで、こだわって設計および開発を行っております。
当連結会計年度において、開発・発売した機能性表示食品は「腰ラックス」、「GABA」、「カロリミット」、「大人カロリミット はとむぎブレンド茶」、「スマホえんきん」、および「グリーンケールスムージー」であります。
「腰ラックス」は、テアニン、ピペリン、クレアチン、プロテオグリカンを含み、臨床試験において日常生活で生じる腰の不快感が軽減される機能性を実証いたしました。機能性表示食品だけでなく特定保健用食品などを含めた食品の分野では、「腰」への効果を表示できる製品は初めてとなります。「カロリミット」は、ギムネマ酸、桑の葉由来イミノシュガー、エピガロカテキンガレート、キトサン、インゲン豆由来ファセオラミンを機能性関与成分として配合しています。臨床試験において、「糖」と「脂肪」の吸収を抑えて、食後の血糖値と血中脂肪値の上昇を抑制する効果を確認し、機能性表示食品としてリニューアル、発売いたしました。
また、「楽のび」は、新処方で軟骨成分を配合し、中高年のスムーズな動きを助けるサプリメントとして発売いたしました。さらに飲みやすさを追求し、少量で効果が期待できる原料を厳選することで一日の摂取目安量を2粒に減らすことに成功しました。
当事業における研究開発関連費用は1,462百万円であります。

(3) その他関連事業

「毎日の食卓から健康を支える」をコンセプトに、発芽米や青汁に加え、普段の食事に取り入れられるサプリメント機能を持った高機能な健康ケア食品の製品開発を強化しております。
当連結会計年度におきましては、栄養をぎゅっと濃縮して急速冷凍した「濃縮ケール青汁」を開発、新発売しました。従来の冷凍青汁と比べて容量が1/3サイズでコンパクトになり、お好みの飲み物に混ぜて飲む濃縮タイプの青汁です。また、おなかの調子を整える難消化性デキストリンを配合した機能性表示食品「グリーンケールスムージー」を開発、新発売いたしました。ケールで一日の緑黄色野菜摂取量の不足分を補い、3種のフルーツをミックスしたさわやかな味わいに仕上げています。
忙しい朝でも体の目覚めに必要な栄養素を手軽に摂ることができるおかゆ「発芽米 めざめの朝がゆ」を開発、新発売いたしました。発芽米に合うかつお節だしを使用したオリジナルだしで炊き込み、おいしくお召し上がりいただけます。
当事業における研究開発関連費用は143百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01046] S100AG78)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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