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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028FS

有価証券報告書抜粋 株式会社フジックス 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀による経済対策や金融緩和の効果により、株高や円高是正
が進み、輸出関連企業を中心に業績も改善傾向にあるほか、高額商品を中心に消費税増税前の駆け込み需要など
も見られましたが、一方で円安による食料品や生活必需品の価格上昇傾向は、節約志向の継続に繋がるなど、景
気の回復感はまだら模様となりました。
また、海外経済においては、中国やアジア新興国の経済の下振れリスクが懸念されるなど、不透明感が高まっ
ております。
当縫い糸業界におきましては、消費にばらつきがあり、デフレ傾向から脱却できない状況が続いたほか、エネ
ルギーコストや輸入原材料価格の上昇、中国の人件費の上昇が国内外の製造原価を押し上げるなど、特に生産面
においては逆風となり、厳しい状況が続いております。
このような環境の中、当社グループは国内外におけるそれぞれの課題に引き続き取り組んだ結果に加え、円安
による影響もあって、国内事業、アジア事業ともに増収となり、当連結会計年度の売上高は7,008百万円(前期比
13.6%増)となりました。
しかし利益面につきましては、売上高の増加や国内販管費の削減など、増益要因もありましたが、アジア事業
の先行経費負担に加え、原材料価格や海外人件費の上昇などの減益要因も大きく、営業損失は44百万円(前期は
49百万円の損失)、経常損失は35百万円(前期は14百万円の損失)となりました。
また前連結会計年度には中国子会社の移転に伴う受取補償金を特別利益に計上しましたが、当連結会計年度は
発生しなかったため、当期純損失は116百万円(前期は31百万円の損失)となりました。

当連結会計年度におけるセグメントごとの業績は次のとおりであります。
日本
上述のとおり、株高や円高是正が進んだことによる消費マインドの好転や、消費税増税前の高額品を中心とし
た駆け込み需要など、個人消費の増加要因も見られた一方で、円安に伴う食料品・生活必需品や電気料金の価格
上昇は節約志向の継続にも繋がっており、企業業績や景気の回復感はまだら模様で、衣料品や手作りホビー関連
業界では、消費にもばらつきが見られるほか、いまだにデフレ傾向から脱却できません。
また、円安に伴い、輸入原材料価格やエネルギーコストの上昇が製造原価を押し上げるなど、特に生産面にお
いては厳しい状況が続いております。
このような中、当社グループは、昨秋、工業用縫い糸の価格改定を実施したほか、国内事業立て直しに向けた
取り組みを地道に進めており、国内子会社も含めてこれらの成果も徐々に表れつつあることに加え、消費税増税
前の衣料品の駆け込み生産も見られたことから、当セグメントの売上高は5,241百万円(前期比5.4%増)となり
ました。
また利益面は、売上高の増加や販管費の削減など、諸策の成果による増益要因もありましたが、製造原価の
上昇傾向などもあり、損失幅は縮小傾向にあるものの、セグメント損失は140百万円(前期は190百万円の損失)
となりました。
なお、当社グループにおいては、事業年度の末日を、当社は3月末日、国内子会社は1月末日と定めており、当
連結会計年度には、当社の2013年4月から2014年3月まで、国内子会社の2013年2月から2014年1月までの業績が連結されております。


アジア
当セグメントに属する当社グループの海外子会社は、事業年度の末日を12月末日と定めており、当連結会計年
度には、2013年1月から12月までの業績が連結されております。
当期間のアジア地域の縫製につきましては、人件費の上昇を始め、中国における様々なリスクを回避するため
に、引き続きアセアン諸国への分散傾向が続いており、中国における縫製業は競争が激化するとともに、沿海部
から内陸部への移動や淘汰も進行しつつあります。
当社グループは、中国においては、衣料用に加え、カーシート用などの自動車関連分野にも領域を広げると共
に、引き続ききめ細かなサービスや高い品質を武器に販売努力を続けました。なお、移転を進めていた上海の生産子会社、上海富士克制線有限公司は、2013年12月より生産を継続しながら順次設備の移設を開始しました。
また、当社グループは、2011年以降、タイおよびベトナムに販売会社を設立して、アセアン諸国に分散傾向
にある縫製市場への販売対策も進めつつあり、徐々にその成果も表れてきております。これらに加え、円安によ
る影響もあって当セグメントの売上高は1,766百万円(前期比47.6%増)となりました。
しかしながら利益面につきましては、原材料価格や人件費の上昇、アジア事業拡大のための先行的な経費負担
もあって、セグメント利益は101百万円(前期比20.3%減)にとどまりました。なお、2011年にタイ国サハ・グル
ープとの合弁で設立した持分法適用関連会社FUJIX INTERNATIONAL Co.,Ltd.は、2013年8月に増資を行い、主に
当社がこれを引き受けて連結子会社となったことにより、第3四半期連結会計期間以降の同社の業績が当セグメン
トの業績に連結されております。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,385百万円となり、前連結会計年度末より39百万円減少いたしました。活動別キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の減少額が113百万円(前期比215百万円増)となったことなどにより、138百万円の流入(前期は379百万円の流入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形・無形固定資産の取得・売却による純支出
が306百万円(前期比252百万円減)となったことなどにより、317百万円の流出(前期は505百万円の流出)となり
ました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額(少数株主への支払を含む)が
113百万円(前期比1百万円増)となったものの、長期借入れによる収入が180百万円(前期比180百万円増)などにより、53百万円の流入(前期は133百万円の流出)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00610] S10028FS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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