株式会社フライングガーデン 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)

文中における将来に関する事項は、事業年度末(2015年3月31日)現在において当社が判断したものであり、将来に関する事項には、不確実性を内在あるいは、リスクを含んでいるため、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性もあります。
(1)経営成績
当事業年度の経営成績は以下の状況となりました。
①売上総利益・営業利益の状況
売上高は7,150,230千円(前期比3.2%増)となりました。これは、当事業年度において既存店売上高が前期比104.8%であったことが主な売上増加要因であります。
売上原価は2,432,009千円(前期比8.2%増)となりました。これは、原材料の仕入価格の上昇等が主な売上原価増加要因であります。
売上総利益は4,718,220千円(前期比0.8%増)となりました。これは売上高の増加及び原価上昇が主な要因であります。売上総利益率におきましては前期比1.6ポイント減少しております。
販売費及び一般管理費は、4,584,069千円(前期比0.1%減)となりました。これは、法定福利費の増加や賃借料の減少等が主な要因であります。
以上の状況の結果により当事業年度の営業利益は134,151千円(前期比43.3%増)となりました。
②経常利益の状況
営業外損益項目は、雑収入の減少等により営業外収益が5,629千円減少し、結果として経常利益は、133,422千円(前期比35.9%増)となりました。
③当期純利益の状況
法人税等100,031千円を控除し、当期純利益は、47,600千円(前期は当期純損失31,709千円)となりました。
④キャッシュ・フローの状況
当社の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益147,632千円及び減価償却費185,811千円を主な源泉としております。なお、未払消費税等の増加額76,585千円などにより最終的に営業活動によるキャッシュ・フローは92,273千円増加し、363,347千円となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、42,234千円の支出(前期は88,831千円の収入)となっております。これは主に有形固定資産の取得による支出69,986千円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出321,676千円及び配当金の支払額44,832千円等の支出等があったものの、長期借入による収入200,000千円等の調達をおこなった結果269,689千円の支出(前年同期比25.7%減)となりました。
以上の結果により、期末の現金及び現金同等物は前期末に比べ51,423千円増加し、290,040千円となりました。
(2)財政状態
当事業年度の財政状態は以下のような状況であります。
①資産
流動資産は前事業年度末と比べて67,270千円増加し722,541千円となりました。これは主として現金及び預金の増加によるものであります。
固定資産は前事業年度末と比べて192,578千円減少し2,546,159千円となりました。これは主として減価償却等による有形固定資産の減少によるものであります。
この結果、総資産は前事業年度末に比べて125,307千円減少し、3,268,701千円となりました。
②負債
流動負債は前事業年度末と比べて68,805千円減少し、1,119,548千円となりました。これは主として短期借入金の減少及び未払消費税等の増加によるものであります。
固定負債は前事業年度末と比べて60,662千円減少し986,206千円となりました。これは主として長期借入金の減少によるものであります。
この結果、総負債は前事業年度末に比べて129,468千円減少し、2,105,754千円となりました。