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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007XW6

有価証券報告書抜粋 株式会社ブルボン 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 研究開発の目的
当社グループは「安全・安心・安定および健康」をお客様にお届けすることを目指し「品質保証第一主義」に徹した活動を行っております。
新しい時代のニーズや少子高齢化への対応、生活習慣病予防のための商品開発、新素材開発の研究、おいしさと楽しさの追求、消費者ニーズや流通からの要請への迅速な対応、新カテゴリーの創造、独創機械開発、流通開拓を目的としております。

(2) 研究開発の課題と成果
○ 先端研究、新食糧・栄養科学研究分野
健康科学研究所では、先端医療研究、植物高付加価値化研究、食品機能研究、栄養科学研究を通じて、健康関連事業の基盤づくりに取り組みました。
先端医療研究分野では、信州大学医学部との共同研究により、ヒト多能性幹細胞を用いた再生医療研究の普及を目的とした新規ツール開発に取り組みました。
植物高付加価値化研究分野では、希少植物種の生長制御を目的とした研究を継続して行いました。
食品機能研究分野では、信州大学医学部内に設置した寄附講座と連携し、食品素材機能の新規評価系開発と主に免疫賦活を目的とした食品素材に関する研究を行いました。また、新潟大学医学部内に設置した寄附講座においては、老化や老化関連疾患に対する先制医療をサポートするための基盤研究を実施しております。
栄養科学研究分野では、大学をはじめとする幅広い研究機関、スポーツ関連団体との連携を強化し、機能性糖類等を利用したスポーツ栄養食品の開発研究や、生活習慣病予防のための機能性食品素材(新形質米、植物由来素材等)の開発研究を行いました。また、開発部門との連携により、機能性表示食品開発のための応用研究に取り組みました。

○ 新製品開発分野
製品開発部では消費者の食に対する安全・安心・安定の要求の高まりの中で生活スタイルの変化に対応すべく、消費者のニーズ、インサイトを研究し、求められているものを創り出す製品開発と市場ニーズ・流通業界の要望にお応えすべき、チャネル、ルートに則した新しい食シーンに対応した商品開発に取り組みました。
新たな製造技術による製品の開発展開として、新しい食シーンの提案として、生チョコレートをシート形状にした、“包んで”“型を抜いて”などのアレンジができるシート状のマルチスタイルスイーツ「スライス生チョコレート」を新たにチルド食品コーナーにて発売しました。これにより、通年で、生チョコレートを販売できるようになりました。
チョコレートでは大粒トリュフチョコレートに生チョコガナッシュを充填した高品質トリュフの研究を行い、「白トリュフチョコレート」「黒トリュフチョコレート」と和風タイプの「京トリュフチョコレート」の開発と、ビスケットでは素材感をいかした見た目がさつまいもそっくりな「まるdeおさつ」、米菓では玄米にこだわった新製法の米菓として「玄米仕込み」、豆菓子ではキャラメルキャンデーをたっぷりとコーティングした手作り感のあるPB商品「キャラメルアーモンド」など独自技法で高付加価値の高価格帯商品を開発しました。
素材の組み合わせ研究による新たな味、食感の商品として、パイとウエハースを組み合わせたバータイプ形状の「ミルフィーユバー」と高品質パッケージ商品の「ミルファス」、今、流行のグラノーラとチョコレートを組み合わせた「グラノーラチョコ」、ラスクとチョコレートの組み合わせにクッキーを組み合わせアレンジした「ラシュクーレショコラ」を開発しました。

新素材、新原料の研究開発としてチョコレートではサロンドショコラ等世界のチョコレート市場で注目を浴びている“ブロンドチョコレート”を用いた「アルフォートミニチョコレートブロンドミルク」「粉雪ショコラブロンドミルク」「リッチラムレーズンブロンドミルク」「リッチアーモンドブロンドミルク」等を他社に先駆けて発売しました。また、夏場市場の活性化のためにパインアップル味について研究を重ね、「ミニパインケーキ」「ロアンヌパイン」「エリーゼFSパイン&マンゴー」「フェットチーネminiFSイタリアングレープ&パイン」等を開発し新たな市場提案をしました。

○ 新規事業参入
当社は、長年培ってきた菓子製造の技術を活かし、アイスクリーム事業に新規参入を予定しております。まずは、当社のロングセラー商品である「ルマンド」を丸ごと入れた「ルマンドアイス」を2016年8月、地域限定、販売ルート限定で発売を予定しております。

○ 機能性食品分野
機能性食品開発部では消費者の健康ニーズにお応えするため、シニア層の水分補給の実態を研究し、シニアにも飲みやすくおいしい水分、栄養補給ジュレ「彩果のしずく」を栄養機能表示食品として発売しました。また、機能性表示食品の研究開発を行った結果「カラダみらい」シリーズの3品を開発し消費者庁に申請し受理されました。


装備開発部では、新製品のための新しい機械及び装置の研究・開発とその軌道化、基幹設備の設備更新時の新しい機構、機能の導入研究及び機械開発とその軌道化、品質向上のための設備の根本的な見直しと研究・検証活動や設備改善、安全安心のための各種検査装置等の開発および導入検証、省人化・収益性改善のための設備開発などに取り組みました。
自販機営業部では、複合食品自動販売機「プチモール」の設置拡大に合わせて、新しいコンセプトやさらなる省エネルギー、脱エネルギーを目指した独自の自動販売機開発およびエンターテーメント性の高いデザインや付帯機能の研究・開発とその実現に向けた試作検証を継続的に行っております。
製造保証革新技術研究所では、IoT等を活用した最新の生産システムの構築による品質の向上、原材料のトレーサビリティ、フードディフェンスへの取り組み強化など、より一層の品質保証体制のレベルアップに向けて先進技術情報の調査および研究開発に取り組みました。
以上の結果、当連結会計年度の研究開発費は1,012百万円(前年同期比105.8%)となりました。

(3) 研究開発の体制
当社グループでは、経営企画研究本部と開発開拓本部とに二分して取り組んでおります。
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経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00380] S1007XW6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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