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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AGDS

有価証券報告書抜粋 株式会社ブルボン 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、海外経済の不確実な情勢が継続したことなどにより、為替相場や株式市場が不安定に推移したものの、政府主導の経済政策、金融緩和を背景に企業の収益や雇用、所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調で推移いたしました。
菓子、飲料、食品業界は、健康志向やより良いものを求めるニーズの高まりがありました。また、働き方改革を背景に個人消費の拡大が期待されたものの、社会保障を含めた先行きの不安が払拭されず生活防衛意識が継続しました。
このような中、当社グループは一貫して、食品製造企業として品質保証第一主義に徹し、安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、女性の活躍推進や、単身・シニア世帯、共働き家庭の増加などによるニーズの変化等への対応により、消費者が求める価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発を通して、お客様の満足につながる活動を推進してまいりました。
また、新規事業として「ルマンドアイス」を発売しアイスクリーム事業に参入したほか、再生医療研究用増殖制御基礎培養液「Xyltech(キシルテック)」の開発を通じて再生医療向け試薬事業へ参入いたしました。
その結果、天候要因による影響を受けた品目があったものの、ファミリーサイズ商品群やエクセレントスイーツシリーズ、小箱チョコレート商品群などが好調に推移したことから、ビスケット品目、チョコレート品目、キャンデー品目などが伸張し売上高は前期を上回りました。また、利益面では、売上高の伸張とコスト削減、生産性の向上、経費の効率的な使用に取り組んだことなどにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はともに前期を上回りました。

営業品目別の概況
菓子の合計売上高は106,763百万円(対前期比102.6%)となりました。
菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。
需要期での天候要因に恵まれずデザート品目が伸び悩んだものの、ビスケット品目では発酵バターパイ「サクリス」を新たに発売し、エクセレントスイーツシリーズが大きく伸張しました。加えて、季節に合わせた商品企画として、抹茶フェア、パインフェア、夏塩フェア、いも・栗フェア、ホワイトフェア、いちごフェアを実施したことにより、ファミリーサイズ商品群やマイベネフィット商品群などが好調に推移しました。また、チョコレート品目ではカカオ70%のチョコレートで包んだオイルinチョコ「オリーブオイル×チョコレート」、「ココナッツオイル×チョコレート」や宝石のように輝くチョコレート「パールショコラ」シリーズを新たに発売したほか、抹茶や小豆、きなこなど和の素材を用いた「アルフォートミニチョコレート」や「ブリリアントトリュフ」などを展開しました。さらに、神戸学院大学および神戸市との産学官連携により神戸開港150年記念商品「白のアルフォートミニチョコレート塩バニラ」を共同開発しました。米菓品目の「チーズおかき」シリーズを中心に加工米菓商品群が伸張したほか、キャンデー品目の「フェットチーネグミ」シリーズにおいては、ミックスフルーツソーダ味やはちみつレモン味などの新味の発売に加え、ハードな食感がお楽しみいただける「フェットチーネグミコーラ味ハードボイルド」などを品揃えし好評をいただきました。一方、期間限定で東京駅一番街にオープンした当社初のアンテナショップ「パティスリーブルボン」では、特別に仕立てたクッキーの限定商品「ラングレイス」や「ルマンドアソート」などに大きな反響をいただきました。ビスケット品目のほかチョコレート品目、キャンデー品目、米菓品目などが伸張したことから、品目全体でも前期を上回りました。

飲料・食品・その他の合計売上高は6,155百万円(対前期比112.4%)となりました。
飲料・食品品目は、健康志向の高まりを受けて、濃厚でまろやかな「おいしいココナッツミルク」が好調に推移しました。販売ルートの拡大などにより「牛乳でおいしくホットなココア」が伸張しました。また、マルチスタイルスイーツ「スライス生チョコレート」は、リニューアルをするとともに「スライス生チョコレートホワイト」を発売し、新しい食のスタイルを訴求したテレビコマーシャルを実施するなど拡販を図りました。一方、地震災害をきっかけとした防災意識の高まりから、缶入りの保存商品に継続して関心をいただきました。機能性食品は、栄養調整食品「スローバー」シリーズにおいて、新味を品揃えし取り扱いの拡大により伸張しました。加えて、機能性表示食品「カラダみらい」シリーズを販売開始しました。以上により品目全体では前期を上回りました。

新規参入した冷菓は、「ルマンドアイス」の供給安定化を図り、新潟県と北陸3県(富山県、石川県、福井県)に加え、甲信地域(山梨県、長野県)において販売エリアを拡大しました。
その他品目では、通信販売事業は、催事企画商品の展開や付加価値を高めた商品の充実により、お客様の利便性と満足度の向上を図り、顧客の拡大とリピーターの増加に取り組みました。
自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による効率性の向上に取り組んだほか、ロケーションの開拓による台数の増加に伴って伸張しました。
また、酒類販売事業は、期間限定商品として「FLYING IPA」を発売したほか、受託生産や輸出が引き続き好調に推移したことから前期を上回りました。その結果、品目全体でも前期を上回りました。

以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当連結会計年度の売上高は112,918百万円(対前期比103.1%)、営業利益は4,809百万円(対前期比110.1%)、経常利益は4,666百万円(対前期比112.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,652百万円(対前期比140.1%)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益が5,176百万円(対前期比121.4%)と増加したものの、売上債権の増加、有形固定資産の取得による支出等により、当連結会計年度末は12,996百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,599百万円減少となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は6,306百万円(前期6,366百万円の収入、対前期比99.1%)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益5,176百万円および減価償却費3,576百万円と、法人税等の支払額1,694百万円があったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は6,123百万円(前期3,471百万円の支出、対前期比176.4%)となりました。これは主に、貸付金の回収による収入484百万円と有形固定資産の取得による支出6,782百万円があったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,780百万円(前期1,441百万円の支出、対前期比123.5%)となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出838百万円およびリース債務の返済による支出308百万円と、配当金の支払額432百万円があったことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00380] S100AGDS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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