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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007LX0

有価証券報告書抜粋 株式会社ブロッコリー 業績等の概要 (2016年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度におけるわが国経済は、企業の設備投資や個人消費が底堅く推移しているものの、新興国経済の減速等の影響から企業の生産活動や輸出は、「力強さ」を欠く状況が続いております。また新興国経済の下振れリスク等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社が属するエンターテインメント業界におきましては、新規のアニメやコンテンツの継続的発信、アニメ関連イベント等の規模拡大、ファン向けの動画配信サービスの増加、スマートフォンゲーム市場の安定的成長、ゲーム専用機・ブラウザゲーム等の底堅い人気等を背景として、引き続き多様化・拡大を続けております。
当社は、かかる経営環境下において、更なる事業及び収益の拡大を図るために、コンテンツ部門では、①『うたの☆プリンスさまっ♪』の売上拡大、5周年を梃に“ムーブメント化”に全力を上げる ②『うたの☆プリンスさまっ♪』に並ぶ自社コンテンツの創出に向けた体制の整備 ③トレーディングカードゲーム『Z/X(ゼクス)』の更なる挑戦と、新シリーズ制作に向けた人員育成の3点、リアルグッズ部門の自社ライセンス製品では、①『うたの☆プリンスさまっ♪』5周年とTVアニメ第3期の最大活用 ②メジャータイアップの実現 ③高価格帯ラインナップの展開と品質管理の確立の3点、他社ライセンス製品では、①ライセンス獲得強化 ②新定番ラインナップの創出とブランドアイテム化の2点、管理部門では、①福利厚生の高度化 ②自社ビルの収益化 ③BCP準備資金の内部留保推進と、災害演習のレベルアップ ④法務部門の機能強化の4点をそれぞれ今期の課題として推進してまいりました。
次に、当事業年度における部門毎の状況は以下のとおりであります。

(コンテンツ部門)
当社女性向けコンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』では、2015年3月12日にプレイステーションポータブル専用ソフト『うたの☆プリンスさまっ♪All Star After Secret』を発売、また、2016年1月28日には、『うたの☆プリンスさまっ♪MUSIC3』をプレイステーション・ヴィータ専用ソフトとして発売いたしましたが、前作のプレイステーションポータブル専用ソフト『うたの☆プリンスさまっ♪MUSIC2』の出荷数には及びませんでした。『うたの☆プリンスさまっ♪』関連では、TVアニメ第3期『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ』(4月から6月にかけて放映)と連動した『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ アイドルソング』CDシリーズを、4月22日発売『クロスユニットアイドルソング 一十木音也・四ノ宮那月』から、6月3日発売の『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ アイドルソング 寿 嶺二』まで計7作品として発売いたしました。このCDシリーズは、オリコン週間シングルランキングにて全てTOP10入りするなど、大変好調に推移いたしました。また、9月30日には、シャイニング事務所のアイドル総勢11人が歌う、超豪華シングルCD『Shining All Star CD』の第2弾を発売。11月18日には、うたの☆プリンスさまっ♪オフィシャルプロジェクトとして、「映画」をキーワードに展開するドラマCD「シアターシャイニング」シリーズの第1弾『うたの☆プリンスさまっ♪シアターシャイニング BLOODY SHADOWS』を発売し、2016年1月13日発売の『うたの☆プリンスさまっ♪シアターシャイニング ポラリス』までの計4作品として発売いたしました。「シアターシャイニング」シリーズは、オリコン週間アルバムランキングTOP10に全作ランクインするなど、大変好調な販売となりました。
その他の女性向けコンテンツでは、株式会社MAGES.原作の『明治東亰恋伽』シリーズ第2弾、プレイステーションポータブル専用ソフト『明治東亰恋伽 トワヰライト・キス』を4月23日に発売いたしました。また、当社初の男性専属アーティスト蒼井翔太も、4月22日に1stフルアルバム『UNLIMITED』を発売し、オリコン週間アルバムランキング7位にランクインしており、5月には、2nd LIVE 『UNLIMITED』をTOKYO DOME CITY HALLで開催し、約4,000名を動員しております。
※蒼井翔太は、2016年3月1日をもって、専属レコード会社を当社からキングレコード株式会社に移籍しております。
一方、スマートフォン向けゲームアプリ『うた☆プリアイランド』は、新機能の追加やコンテンツの拡充等、継続的なアップデートを行い、ユーザー数の維持・拡大に努めてまいりましたが、2016年3月31日をもって終了いたしました。これに伴いイニシャルコストにつきましては、全額を償却いたしました。今後のゲームアプリTOTALの戦略としましては、2016年1月8日に発表いたしましたKLab株式会社との業務提携をはじめとした他社との共同開発も含めて、より音楽性やゲーム性を追求した顧客満足度の高い新規タイトルを複数投入することを目指してまいります。
また、当社男性向けコンテンツでは、トレーディングカードゲーム『Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス ジリオンズ オブ エネミー エックス)』シリーズのブースター第12弾『魔蠱の人形姫(まこのにんぎょうひめ)』を4月23日に、第13弾『変革の疾風(へんかくのかぜ)』を7月16日に、EXパック第5弾『蒼海の大決闘』を8月20日に、第14弾『断罪の白焔弓(だんざいのはくえんきゅう)』を10月22日に、第15弾『起動!超神器(きどう!ちょうしんき)』を2016年1月28日に、EXパック第6弾『乙女の聖戦(ヴァルキリーエンゲージ)』を2月25日に発売し、2012年7月発売の第1弾より累計出荷数2,000万パックを突破いたしましたが、昨年以来の競合他社タイトル発売の中、苦戦が続いております。新拡売策といたしましては、株式会社タカラトミーの人気トレーディングカードゲーム 『WIXOSS -ウィクロス-』とのコラボレーション企画「X(クロス)カードキャンペーン」や、2016年夏開催予定の、全国のZ/Xプレイヤーから “最強” を決める初のイベント「Z/X 日本選手権」に向けた施策を実施しております。Z/Xにつきましては、今後も逆襲に向けた拡売策を継続して実施して参ります。

(リアルグッズ部門)
他社ライセンス製品は、男性向けコンテンツ市場がヒット作品に恵まれ活性化している事に伴い好調に推移し、人気イラストレーターteracco(てらこ)氏を起用した当社オリジナルデフォルメグッズシリーズ『chipicco(ちぴっこ)』第1弾を10月に発売、新グッズアイテム『ちゅんコレ』シリーズを2016年1月発売から開始するなど、新規女性向けアイテムの発案・発売も行い、売上は好調に推移いたしましたが、利益率については課題を残しました。
自社ライセンス製品は、『うたの☆プリンスさまっ♪』関連グッズがTVアニメ第3期放映に伴い、店頭や通販での販売を強化したことや、『うたの☆プリンスさまっ♪』5周年記念イベント『シャイニングストアサテライト』(東京ビッグサイトにて7月25日開催)・コンセプトショップ『シャイニングストア』(東京原宿にて7月26日から10月25日まで開催)においてイベントでの販売も強化し、11月には当社オリジナルヘッドホン『PRINCE HEADPHONE』(全11種)を発売するなど、新規アイテムにも積極的に取り組みました結果、売上計画を上回り、過去最高売上を記録した昨年度売上に次ぐ高実績を上げております。また、来期に向けた施策といたしまして、アイドルたちが「着てほしい」をテーマにデザインした『アイドルプロデュースカップルックTシャツ』の発売を2016年7月に控え、3月より当社特設サイトにて予約を開始するなど、新たな展開も始めております。

以上の結果、当事業年度の売上高は6,429百万円(前年同期比102.8%)、売上総利益率は36.4%(前年同期比6.8ポイントダウン)、売上総利益は2,340百万円(前年同期比86.6%)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、1,330百万円(前年同期比108.0%)となりました。
この結果、営業利益は1,010百万円(前年同期比68.7%)、経常利益は989百万円(前年同期比66.7%)、当期純利益は622百万円(前年同期比68.8%)と前年同期比では前事業年度を、大きく下回って推移いたしましたが、中期的な目標とする営業利益率10%以上は確保し、また、11月20日に発表いたしました株式会社ハピネットとの資本・業務提携に伴い、事業シナジーも含めて、相乗効果を早期に発揮できるよう、体制を整えてまいります。


(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度においては、営業活動において916百万円の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)を獲得し、投資活動においては3,307百万円の資金を使用し、財務活動においては3,808百万円の資金を獲得しました。この結果、資金は当事業年度末に3,070百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は916百万円(前事業年度は927百万円の獲得)でした。主な内容は、税引前当期純利益の計上による989百万円、仕入債務の増加224百万円、減価償却費の計上による218百万円、売上債権の減少68百万円、返品調整引当金の増加38百万円、株式交付費17百万円などのプラス要因に対し、法人税等の支払額710百万円、役員賞与引当金の減少12百万円などのマイナス要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,307百万円(前事業年度は1,919百万円の使用)でした。主な内容は、定期預金の払い戻しによる収入400百万円などのプラス要因に対し、定期預金の預入による支出3,500百万円、有形固定資産の取得による支出214百万円及び無形固定資産の取得による支出22百万円などのマイナス要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は3,808百万円(前事業年度は439百万円の使用)でした。主な内容は、株式の発行による収入4,041百万円のプラス要因に対し、配当金の支払額212百万円及びリース債務の返済による支出20百万円のマイナス要因であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02463] S1007LX0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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