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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AAPW

有価証券報告書抜粋 株式会社ブロッコリー 業績等の概要 (2017年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和等により、雇用・所得環境において改善の動きが見られ、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外では、中国を中心とした新興国の景気下振れ、欧米政策の不確実性等を背景として、景気の先行きについては不透明感を強めつつ推移しております。
当社が属するエンターテインメント業界におきましては、スマートフォンやタブレット等の性能進化・通信インフラの発達に伴い、スマートフォンゲーム市場の拡大やコンテンツの多様化が進んでおります。また、「仮想現実(VR:バーチャルリアリティ)」や「拡張現実(AR:オーグメンテッド・リアリティ)」といった新技術を伴った新たなるプラットフォーム・新市場の創出による世界的なゲーム市場の更なる発展にも期待が寄せられており、業界自体の多様化・拡大は続いております。
当社は、かかる経営環境下において、更なる事業及び収益の拡大を図るために、1.ゲーム、トレーディングカードゲームの2017年以降を担う、新主力タイトルの創出。2.『うたの☆プリンスさまっ♪』のレジェンド化。3.トレーディングカードゲーム『Z/X(ゼクス)』の逆襲、関連サプライ製品の再構築。4.他社ライセンスのアンテナ強化。5.専門店への企画提案力強化と、ハピネット社との事業シナジー構築。6.自社ビル活用と経費圧縮での利益貢献。7.BCPの深化。8.勤務体制の整備と職場環境づくり。の8点を今期の課題として推進してまいりました。
次に、当事業年度における部門毎の状況は以下のとおりであります。

当社女性向けコンテンツのグッズ部門では、主力コンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』におきまして、7月に『SHINING STORE』(東京・大阪)を期間限定オープン、8月に東京原宿にて特別企画展『Shining Production presents Shining Dream Festa』を開催、11月に『アニメイトガールズフェスティバル2016』にも出展し、各イベントにおきましてスペシャルグッズの販売を行いました。また、新たに『うたの☆プリンスさまっ♪ PRINCE CAT』シリーズを発売するなど、新製品の発売も行いました結果、女性向けコンテンツのグッズ部門の売上は、過去最高を記録し、大変好調に推移いたしました。

CD部門では、8月に特別企画『Shining Dream Festa』のテーマソング『うたの☆プリンスさまっ♪Shining Dream CD』を発売、10月から12月にかけましては、TVアニメの挿入歌となったアイドルソングシリーズ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスターDUET IDOL SONG』の計7作品を発売いたしました。また、11月に株式会社ハピネットと新規音楽レーベル「b-sound(ビーサウンド)」を発足し、2017年2月にはレーベル第1弾『ホテル・ヒルサイドベイ 第一章 ~黄昏に煙る雨~ 』を発売いたしましたが、1タイトルあたりの販売数低下により前期を下回った売上となりました。

ゲーム部門におきましては、2011年にプレイステーションポータブル版で発売したタイトルに追加要素を加えたプレイステーションヴィータ専用ゲームソフト『うたの☆プリンスさまっ♪Repeat LOVE』を2017年1月に発売し、単体としては期待する売上を確保いたしましたが、2016年4月発売のプレイステーションポータブル及びプレイステーションヴィータ専用ゲームソフト『神々の悪戯 InFinite』は前作を下回り、9月発売のプレイステーションヴィータ専用ゲームソフト『マジきゅんっ!ルネッサンス』は低調に推移した結果、ゲーム部門全体として前期を大きく下回る推移となりました。

当社男性向けコンテンツでは、トレーディングカードゲーム『Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス ジリオンズ
オブ エネミー エックス)』のブースター4種、EXパック2種及び、スターターデッキ3種などを計画どおり発売いたしましたが、苦戦の年となりました。
当期施策といたしまして、株式会社タカラトミーの人気トレーディングカードゲーム『WIXOSS -ウィクロス-』とのコラボレーション企画「X(クロス)カードキャンペーン」の開催や、8月にはZ/Xスタッフによる公式生放送『イグニッション放送局』(ニコニコ生放送)での「24時間拡大版スペシャル」を生放送、9月には大型イベント『ゼクストリーム 2016.AUTUMN in 池袋』にて、全国のプレイヤーから “最強” を決める初の「Z/X 日本選手権」決勝大会を行う等、ユーザーが楽しめる参加型イベントも開催してまいりました。
来期施策といたしましては、2017年3月13日に発表いたしました人気イラストレーター藤真拓哉氏の執筆による新規コミカライズを初めとした豊富な新施策の推進に注力してまいります。
カードゲーム関連のサプライ製品につきましては、他社ヒットライセンスの獲得と、その魅力を生かす製品づくりを行えました結果、大変好調に推移いたしました。

他社ライセンスのグッズ部門におきましては、当社オリジナルグッズシリーズの「ちゅんコレ」や「chipicco」もユーザー認知が広がり、新製品も好調に発売しておりますが、他社の大ヒットタイトルの恩恵を受けた前期に比べ、部門として売上を超えるに至りませんでした。
フィギュア部門につきましては、発売数の絞り込み・製品毎のクォリティ向上を目指してきた結果、ユーザー評価も高まり、収益性を改善することができました。

以上の結果、当事業年度の売上高は5,692百万円(前年同期比88.5%)、売上総利益率は33.4%(前年同期比3.0ポイントダウン)、売上総利益は1,904百万円(前年同期比81.4%)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、1,196百万円(前年同期比90.0%)となりました。
上記要因によりまして、営業利益は707百万円(前年同期比70.0%)、経常利益は728百万円(前年同期比73.6%)、当期純利益は479百万円(前年同期比77.0%)と前年同期比では前事業年度を下回って推移いたしました。
なお、当社は2015年11月に開催された取締役会決議に基づき、株式会社ハピネットに対して第三者割当の方法により新株式を発行し、新コンテンツ開発用資金の調達を行いました。この新コンテンツ開発計画に基づき、次の業績ピークの照準を2017年から2018年として、『うたの☆プリンスさまっ♪』に並ぶ、コンテンツ開発推進にも注力しております。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度においては、営業活動において486百万円の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)を獲得し、投資活動においては261百万円の資金を獲得し、財務活動においては192百万円の資金を使用しました。この結果、資金は当事業年度末に3,624百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは486百万円の資金の増加(前事業年度は916百万円の資金の増加)となりました。主な内容は、税引前当期純利益の計上による728百万円、売上債権の減少345百万円、減価償却費の計上による90百万円などのプラス要因と、法人税等の支払額366百万円、仕入債務の減少額217百万円、返品調整引当金の減少額15百万円などのマイナス要因であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは261百万円の資金の増加(前事業年度は3,307百万円の資金の減少)となりました。主な内容は、定期預金の預入による支出100百万円、有形固定資産の取得による支出23百万円などのマイナス要因と、定期預金の払戻による収入400百万円などのプラス要因であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは192百万円の資金の減少(前事業年度は3,808百万円の資金の増加)となりました。主な内容は、配当金の支払額173百万円、リース債務の返済による支出19百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02463] S100AAPW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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