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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004F5J

有価証券報告書抜粋 株式会社ホットリンク 対処すべき課題 (2014年12月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

当社グループにおいて、業容の拡大及び経営の安定化を図っていくうえで、中長期的な会社の経営戦略と会社の対処すべき課題は以下のとおりであります。

当社グループは「ビッグデータ×ソーシャル×クラウド」を事業コンセプトとし、ソーシャル・ビッグデータを活用するSaaSツールの提供(SaaS)、ソーシャル・ビッグデータを活用する他のプレイヤーに対して、ソーシャル・ビッグデータや、その分析エンジンを提供するソリューションの2つのサービスを展開しております。
当社グループを取り巻く環境においては、SNSと呼ばれるFacebook、Twitter、Google+、LINE及びSina Weibo等、主要なソーシャルメディアサービスのMAU(Monthly Active User)が単純合計で39億人を超え(出所:ガイアックス・ソーシャルメディア・ラボ)、ソーシャルメディアはもはや生活になくてはならないものになったと言えます。
このようなソーシャルメディアの普及に伴い、マーケティング分野のみならず、様々な業界、分野でのソーシャルメディアの活用が進んでおります。
このソーシャルメディアにまつわる業界は、データ保有プレイヤー、データ流通プレイヤー、データ活用プレイヤーの3つのプレイヤーによって構成されております。以下、国内視点とグローバル視点での主なプレイヤーを例示します。
(国内視点)
データ保有プレイヤー:Twitter,Inc.、Facebook,Inc.、株式会社サイバーエージェント(アメーバブログ)、ヤフー株式会社(Yahoo!掲示板等)等
データ流通プレイヤー:当社(全言語のTwitter/アメーバブログ等、Yahoo!掲示板、2ちゃんねる)、株式会社NTTデータ(日本語のTwitter)
データ活用プレイヤー:当社(ソーシャルメディア分析ツール)、ウイングアーク1st株式会社(BIツール)、株式会社野村総合研究所(テキストマイニングツール)、シナジーマーケティング株式会社(CRMツール)等
(グローバル視点)
データ保有プレイヤー:Twitter,Inc.、Facebook,Inc.、Google Inc.(Blogger)、Foursquare Labs,Inc.、WordPress.com、Disqus,Inc.、Tumblr,Inc.、StockTwits Inc.等
データ流通プレイヤー:Topsy Labs,Inc.(全言語のTwitter等)、Gnip,Inc.(全言語のTwitter等)、Datasift Inc.(全言語のTwitter等)、Effyis,Inc.(Socialgist、Weiboデータ、掲示板データ等)等
データ活用プレイヤー:Oracle Corporation、IBM Corporation、Salesforce.com, Inc、BrandWatch Technologies,Inc.(ソーシャルメディア分析ツール、BIツール、テキストマイニングツール、CRMツール等)等
そしてデータ保有プレイヤーが生み出すソーシャル・ビッグデータの種類は多様化し、また、データ量が肥大化するに伴い、多様なソーシャル・ビッグデータを一括で、かつ安定的に、漏れ無く収集したいというデータ活用プレイヤーからのニーズが高まっています。従って、それら2つのプレイヤーをつなぐデータ流通プレイヤーの役割が益々重要になってきております。
そのような状況の中、ソーシャル・ビッグデータのデータ流通プレイヤーとして、グローバル市場におけるキープレイヤーの1社であったTopsy Labs,inc.は2013年12月にApple,Inc.に買収され、同じく当社と業務提携契約を締結しているGnip Inc.も2014年4月にTwitter Inc.に買収されるなど、業界の統合、再編が起こっております。

このような事業環境下において、要となる世界的なソーシャル・ビッグデータのデータ流通プレイヤーの重要な地位を確保することは、今後のソーシャル・ビッグデータ活用の業界において極めて重要であると考えております。

そのため、当社グループは次の3つを展開しております。
ソーシャル・ビッグデータ活用の
1.マーケティング分野での浸透
2.多様な産業への展開及びデータ流通プレイヤーの地位確立
3.海外展開

1.マーケティング分野での浸透について
マーケティング力が企業の競争力において益々重要となるなかで、「クチコミ@係長」は新商品・サービスの事前調査から宣伝・広告、販売、サポートに至るまですべての工程で活用することが可能であり、マーケティング力を高めるための支援ツールとして、大企業を中心に着実に導入が進んでいます。当連結会計年度の新規契約については、順調に獲得できているものの、中堅企業を中心に契約満了に伴う解約数が想定を上回ったことで、全体の契約数は微増にとどまりました。これは、中堅企業ではソーシャル・ビッグデータを活用する専門部署や専任者がおらず、他の業務と兼務にて対応されていることから、ツールを使いこなせない、使いこなせたとしても十分活かしきれず、解約に至るケースが多くみられました。
当社グループとしましては、ソーシャル・ビッグデータ活用の啓蒙活動を継続して行うとともに、顧客ニーズの高度化、多様化への対応を図るための新商品を投入する等を行い、マーケティング分野での活用をさらに深めて裾野を広げていく方針です。

2.多様な産業への展開及びデータ流通プレイヤーの地位確立
ソーシャル・ビッグデータの応用領域がマーケティング以外の領域(政治・行政、金融、報道等)に拡がっていく動きと合わせて、各領域のキーとなるエンタープライズ・ソフトウェア・ベンダーがソーシャル・ビッグデータとの連携を図るという環境の変化があります。ソーシャル・ビッグデータの多様な産業への展開と、各領域のエンタープライズ・ソフトウェアのソーシャル化、という2つの環境変化をビジネスチャンスと捉え、それらのエンタープライズ・ソフトウェア・ベンダーのソーシャル化の基礎となるソーシャル・ビッグデータを供給する「クラウド“プラットフォーム”ベンダー」としての展開を大きな成長戦略としています。
流通プレイヤーの地位確立については、当社グループはTwitterの全言語の全データの再販権を持つ世界で2社の内の1つである米国Gnip社と販売代理契約を締結し、また、2ちゃんねるデータの独占的商用利用権、及び2006年から蓄積されたブログデータを保有しております。さらには、世界で唯一、中国版Twitterと呼ばれる「新浪微博(シナウェイボー)」のデータへのフルアクセス権の販売ライセンスを付与された米国ミシガン州のEffyis社を連結子会社とし、日本を含めた世界のソーシャル・ビッグデータをワンストップで供給できるポジションを獲得してきました。今後につきましても、「データ流通プレイヤーの地位確立」の実現に向けて、世界各国のソーシャル・ビッグデータの利権を獲得していく方針です。

3.海外展開
当該成長戦略については、上記「1.マーケティング分野での浸透」、「2.多様な産業への展開及びデータ流通プレイヤーの地位確立」をグローバルに展開していくことです。2015年1月に米国ミシガン州のEffyis社が当社グループとなったことで、新浪微博(シナウェイボー)を始め、世界中のBBSサイト、Q&Aサイト、レビューサイト、オンライン動画サイト等のソーシャル・ビッグデータを提供することができるようになりました。また、米国のマーケティングプラットフォーム提供企業、ソーシャル・ビッグデータ分析企業、ソーシャル・ビッグデータ提供企業、及びビジネスインテリジェンスツール提供企業等が顧客となりました。今後はM&A等を通じてアジアにも積極的に進出し、グローバル企業として成長していく所存です。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30091] S1004F5J)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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