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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005ADL

有価証券報告書抜粋 株式会社マースグループホールディングス 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、消費税増税の影響や物価の上昇懸念等で個人消費の回復は遅れているものの、政府の経済政策が景気の下支えとなって、企業収益の改善や設備投資の持ち直しが見受けられ、緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループの主要販売先であるパチンコ業界におきましては、レジャーの多様化や消費税の増税等による個人消費の回復の遅れ等によって参加人口は減少しており、パチンコホールを取り巻く経営環境は厳しい状況が続きました。また、遊技機の設置台数が500台を超える大型の店舗は増加する一方で、500台以下の中小型の店舗は閉店や廃業を理由に減少する傾向にあり、二極化が鮮明となりました。
このような状況の中、開発型企業グループである当社グループは、開発、製造、販売、アフターサービスに至る一貫体制で、製造原価の低減や多様化する顧客ニーズに適した製品を販売するとともに、充実したアフターサービス体制で付加価値の向上に努め、他社との差別化を図りながら提案販売を行ってまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高277億67百万円(前期比1.5%増)、営業利益50億79百万円(同3.9%減)、経常利益54億7百万円(同8.0%減)、当期純利益35億47百万円(同17.1%減)となりました。
セグメントの実績は次のとおりであります。

[アミューズメント関連事業]
パチンコ業界では、店舗の大型店化が進む中で運営に必要な人材の確保が困難になってきていることや、他業界に比べて消費税の価格転嫁が遅れていることが、今日のパチンコホール経営における課題となっております。
当社グループの主要システムである「パーソナルPCシステム(以下、「パーソナル」という。)」は、これらの課題に対して、玉積みをしない新しい遊技スタイルで効率の良いホール経営を実現し、消費税の増税にもホールの方針に沿った形で対応できるシステムであり、パーソナルを中心としたトータルシステムでの販売活動を行ってまいりました。
消費税に対応したシステムの入れ替えにおける潜在的な需要はあるものの、消費税の再増税が延期になったことを受けて、その需要が先細りとなり、競合他社との価格競争が厳しくなる中で、新製品の発表や全国主要都市での展示会を開催し需要の掘り起こしを行うとともに、大手チェーンのパチンコホールを中心とする販売活動を展開してまいりました。昨年9月には「パチスロ機の出玉に関わる型式試験プロセスの一部変更」が適用になったことを受けて、パチスロ機向け各台計数システムの「メダルパーソナル」の販売が一時的に停滞しましたが、その後需要は回復し、順調に導入が進みました。また、空気の力で紙幣を搬送するAir紙幣搬送システム「HAYATE(疾風)」は独自の技術で競争力も高く、納入店舗数は増加しました。パーソナルやメダルパーソナル等を含めたプリペイドカードシステムの売上及び納入店舗数は前期実績を上回ることとなりました。
当連結会計年度におけるパーソナルの売上実績は192店舗、当連結会計年度末時点における導入(実稼働)店舗数は累計1,452店舗(市場シェア15.8%)となりました。また、パーソナルを含めたプリペイドカードシステムの売上実績は203店舗、導入(実稼働)店舗数は累計2,061店舗(市場シェア22.4%)となりました。
この結果、アミューズメント関連事業の売上高は217億96百万円(前期比2.6%増)、セグメント利益は49億39百万円(同4.6%減)となりました。

[自動認識システム関連事業]
RFIDやバーコード等を活用した自動認識システムは、業種を問わず様々なビジネスシーンで活用できるシステムであります。当社子会社の株式会社マーストーケンソリューションが主体となり、現在FA市場、流通市場、アミューズメント市場をはじめ、新規市場への展開を含め、広く提案販売活動を行っております。当連結会計年度におきましてはUHF周波数帯を活用した新製品開発や顧客ニーズを先取りした製品機器の改良、新規開発を行ってまいりましたが、製品開発計画の遅れと国内製造産業の設備投資意欲鈍化のため、販売状況は厳しいものとなりました。
この結果、自動認識システム関連事業の売上高は48億36百万円(前期比5.3%減)、セグメント利益は5億9百万円(同24.4%増)となりました。

[ホテル関連事業]
日本政府観光局の発表によりますと、2014年に日本を訪れた外国人は推計1,341万人で過去最高を記録し、ホテル業界におきましては、回復の兆しが見受けられるようになりました。
福岡市博多区のホテルサンルート博多は、JR博多駅に程近い立地と質の高いサービスが評価され、地域で一番の稼働率を維持することができました。静岡県御殿場市のマースガーデンウッド御殿場は、認知度の向上に伴ってリピート客が増加しました。
関連事業として、昨年7月にはホテルサンルート博多内に直営レストラン「海鮮処博多松月亭」をオープンしました。また、マースガーデンウッド御殿場で人気のレストランが「鉄板焼銀明翠GINZA」として東京銀座にオープンし、営業を開始しております。
この結果、ホテル関連事業の売上高は11億34百万円(前期比12.7%増)、セグメント損失は3億76百万円(前期は3億13百万円のセグメント損失)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、222億17百万円となり、前連結会計年度末より3億47百万円減少(前期比1.5%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、23億54百万円(前連結会計年度末は42億91百万円の収入)となりました。これは主にリース投資資産の減少額9億64百万円、たな卸資産の減少額4億65百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、2億2百万円(前連結会計年度末は24億97百万円の収入)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入7億70百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、29億6百万円(前連結会計年度末は11億41百万円の支出)となりました。これは主に自己株式の取得による支出16億95百万円、配当金の支払額12億10百万円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02424] S1005ADL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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