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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100C6DK

有価証券報告書抜粋 株式会社ミロク 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年10月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、連結決算日における資産・負債の報告数値並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。これらの見積り及び判断・評価は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因等に基づき行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるためにこれらと異なる場合があります。

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析

当社グループの当連結会計年度の経営成績は、猟銃事業におきましては、主力の欧米市場が堅調なことから購買ニーズは底堅い中、販売数量は前期を若干下回ったものの、付加価値の高い製品の販売は好調に推移しました。工作機械事業は、主力の機械部門で高価格帯製品の製品の販売が奏功したことと、加工部門の受注が順調に推移しました。自動車関連事業は、主力の純木製ステアリングハンドルは、減少したものの、3Dドライ転写ハンドル等が増加したことから販売総数量は前期を上回りました。以上の結果、売上高は前期比5.0%増の12,549,908千円、経常利益は前期比36.4%増の1,252,681千円、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前期比70.2%増の965,958千円となりました。セグメント別には、猟銃事業は付加価値の高い製品の販売は好調に推移しました。その結果、売上高は前期比4.6%増の7,879,852千円、セグメント利益(営業利益)は前期比9.3%増の711,593千円となりました。工作機械事業は、機械部門で高価格帯製品の販売が奏功したことと、加工部門で半導体及び液晶業界からの受注が順調に推移したことから、売上高及び利益とも前期を上回りました。その結果、売上高は前期比3.9%増の2,615,092千円、セグメント利益(営業利益)は前期比38.0%増の639,501千円となりました。自動車関連事業は、3Dドライ転写ハンドル等の増加により販売総数量が前期を上回ったことと、一部製品の価格改定を実施したことで売上高及び利益とも前期を上回りました。その結果、売上高は前期比9.0%増の2,078,988千円、セグメント利益(営業利益)は前期比83.4%増の9,939千円となりました。

(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について

「4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

(4) 戦略的現状と見通し

・猟銃事業につきましては、主力の米国市場はここ数年続いた銃規制を見込んだ特需の沈静化からディーラーの在庫過多が顕著となり、低価格銃の販売は苦戦が予想されます。また、欧州市場においても好調に推移していたものの、英国のEU離脱問題に伴う為替変動等により販売数量は若干下回るものと予想されます。
このような環境のもと、当社最大顧客であるブローニング社の戦略に合わせ高付加価値製品を中心とした生産体制を確立するとともに、品質・納期を確実に守り、売上高の拡大と利益の確保に努めてまいります。
・工作機械事業は、主要顧客である自動車業界の電気自動車等へのシフトにより不透明感が増し、主力のガンドリルマシンの販売は厳しい状況が想定されます。
このような環境のもと、市場ニーズの変化に柔軟に対応するため、大径から小径に至るあらゆる深孔加工用のガンドリルマシンの開発、ツール部門では極小径ツールの開発に力を入れてまいります。また、国内市場を主体に加工部門におきましては営業強化とともに新たな製品領域の拡充を図り、売上高の拡大と利益の確保に努めてまいります。
・自動車関連事業の事業母体である㈱ミロクテクノウッドでは、ステアリングハンドルは新製品の生産が2018年にスタートするなど販売数量は増加する見込みであります。また、新素材と新技術を融合させて、市場競争力の高いステアリングハンドル等自動車部品の開拓活動を進めるなど、当期を上回る利益の確保に努めてまいります。


(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より118,641千円多い1,121,730千円のキャッシュを得ております。
これは、主に税金等調整前当期純利益及び減価償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より292,714千円少ない488,493千円を使用しました。
これは、主に有形固定資産の取得によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、425,014千円を使用しました。
これは、主に長期借入金の返済によるものであります。
これらの活動の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度より214,874千円増加し、2,121,010千円となりました。

(6) 経営者の問題認識と今後の方針について

当社はグループ企業を統制・管理する純粋持株会社として、資本効率を追求した経営体制の確立とコスト構造の改革を実施し、グループの経営効率向上に努力してまいります。
猟銃事業につきましては、顧客を満足させる高付加価値銃をタイムリーに市場に投入するべく、フレキシブルな生産体制を盤石のものとしてまいります。顧客であるブローニング社との密接なパートナー関係を強固なものとし、両社の相乗効果により利益拡大を目指します。また工作機械事業では、機械部門の販売機会を漏れなく掴みながら、加工部門における加工能力と営業力を強化して利益増大を図り、自動車関連事業では、純木製ステアリングハンドルとその加飾技術製品の販売を着実に推進するとともに、小さな新規事業の種からの新たな展開を模索し、主力三事業で計画利益の達成に邁進いたします。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02376] S100C6DK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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