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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007V3T

有価証券報告書抜粋 株式会社メディパルホールディングス 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、海外景気の下振れ懸念があるものの、政府による経済政策の効果、雇用・所得環境や企業収益の改善などにより、緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような経済状況の中、当社グループでは「2017メディパル中期ビジョン Change the 卸 革新と創造」を掲げ、各事業において培ってきた物流機能、営業機能をさらに強化して既存事業の革新を進めるとともに、資産・人材・資金や外部資源を活用した新たな事業の創造により収益の多角化を図り、当社グループの成長とさらなる企業価値の向上に努めてまいりました。その結果、同ビジョンで目標とした営業利益、経常利益を1年前倒しで達成いたしました。
当連結会計年度における経営成績は、売上高3兆281億87百万円(前期比5.4%増)、営業利益422億83百万円(前期比28.9%増)、経常利益551億40百万円(前期比24.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益307億71百万円(前期比29.9%増)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

医療用医薬品等卸売事業
医療用医薬品等の販売は、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進や新薬創出加算品、新たなC型肝炎治療薬の需要が拡大したことなどにより、順調に推移いたしました。また、顧客との販売価格交渉を着実に進める一方で、物流業務の効率化などにより販管費の削減を行い、利益の確保に努めました。
本事業では、国民にとって安全・安心な医療を支える社会インフラとして、製薬企業から患者さんに至るまでのサプライチェーン全体の最適化・効率化を図るべく、卸機能を最大限に発揮するためのさまざまな取組みを行っております。
物流基盤の強化については、高品質・高機能かつ災害対策を施したALC※1による物流機能とサービスの全国への拡大を進めており、主要都市圏で稼働する6か所に加えて新たに3か所(福岡市東区、岡山県都窪郡、埼玉県三郷市)で建設を行っております。また、ALCが稼働するエリアにおいてはFLC※2の設置を進めております。さらに、ALCと連動して、調剤薬局における医薬品の品切れ防止や業務効率の改善などを実現する調剤薬局業務サポートシステム「PRESUS®(プレサス)※3」の普及を進めております。
営業面の強化については、1,800人規模のMR認定試験合格者を、高い専門知識とスキルをもつAR※4として任命し、新たなプロモーション活動に取り組んでおります。
また、全国の事業拠点やARなどの人材資源を活用し、医薬品の製造販売後調査(PMS)を製薬企業から請け負う事業を展開しております。
これらの結果、医療用医薬品等卸売事業における売上高は2兆1,234億39百万円(前期比4.2%増)、営業利益は245億33百万円(前期比39.7%増)となりました。

[用語解説]
※1 ALC(Area Logistics Center)とは、医療用医薬品や医療材料などを扱う最新鋭の物流センターで、
主に調剤薬局、病院、診療所に商品を供給しております。
※2 FLC(Front Logistics Center)とは、ALCと連携して、顧客に近い場所で商品の安定供給を支える
営業兼物流拠点であります。
※3 PRESUS®(Pharmacy Real-time Support System)とは、ALCと連動して、需要予測による自動発注
や在庫管理などを行うオールインワンのシステムで、調剤薬局内の各種業務をサポートしております。
※4 AR(Assist Representatives)とは、MR認定試験に合格したMS(医薬品卸売業の営業担当者)や
薬剤師などに付与した社内呼称であります。

化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業
化粧品・日用品、一般用医薬品の販売は、緩やかながら、雇用・所得環境の持ち直しなどに伴う消費マインドの改善や一部地域における訪日外国人のインバウンド消費の拡大などにより、市場環境は改善傾向で推移いたしました。
このような環境の中、当社の連結子会社である株式会社PALTAC(大阪市中央区)では、「顧客満足の最大化と流通コストの最小化」をコーポレートスローガンに、人々の生活に密着した「美と健康」に関する商品をフルラインで提供する中間流通業として、サプライチェーン全体の最適化・効率化をめざした取組みを行っております。小売業の効果的な品揃えや販売活動を支援する営業体制の強化、及び安心・安全で高品質・ローコスト物流機能の強化を図り、平時の安定供給はもとより有事の際にも「止めない物流」体制により、小売業ひいては消費者の皆さまへローコストかつ安定的に商品をお届けする取組みを行っております。
当連結会計年度は、同社で最大規模となる「RDC関東※1」(埼玉県白岡市)が2015年8月に稼働いたしました。さらに東北エリアの流通最適化に向けた取組みとして「RDC東北」(岩手県花巻市)の増設、ならびに「FDC青森※2」(青森県青森市)と「FDC八戸」(青森県八戸市)の建設が完了し、同年10月から稼働いたしました。
また、2015年8月11日開催の同社取締役会において、化粧品・日用品卸売事業を行う伊東秀商事株式会社を吸収合併することを決議し、同年10月1日をもって合併いたしました。
これらの結果、化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業における売上高は8,603億50百万円(前期比8.3%増)、営業利益は162億82百万円(前期比15.0%増)となりました。

[用語解説]
※1 RDC(Regional Distribution Center)とは、化粧品・日用品、一般用医薬品などを扱う大型物流セン
ターで、小売業に商品を供給しております。
※2 FDC(Front Distribution Center)とは、RDCを支援する仕分センターであります。

動物用医薬品等卸売事業
動物用医薬品の販売は、畜産向け市場では食肉価格の相場が安定的に推移したことを背景に、ワクチンや飼料添加物等の需要が増加し、順調に推移いたしました。また、コンパニオンアニマル※向け市場ではペットの高齢化に伴う関連商品を中心に順調に推移いたしました。食品加工原材料等の販売は、食の安全、おいしさと健康に結びつく商材を積極的に提案し、大手食品メーカーを中心に販売拡大を図ったことにより、順調に推移いたしました。
これらの結果、動物用医薬品等卸売事業における売上高は471億82百万円(前期比8.3%増)、営業利益は9億28百万円(前期比74.9%増)となりました。

[用語解説]
※ コンパニオンアニマルとは、伴侶動物とも表現され、日常生活の中で人とより密接な関係を保つような動物を
指しております。

(注)セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでおります。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より132億13百万円減少(7.5%減)し、当連結会計年度末には1,633億17百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、219億85百万円(前期比584億80百万円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が548億6百万円、減価償却費123億91百万円、たな卸資産の減少47億51百万円があったものの、売上債権の増加170億97百万円、仕入債務の減少20億53百万円、法人税等の支払193億14百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、412億67百万円(前期比294億33百万円の増加)となりました。これは主に、RDC関東等の有形固定資産の取得による支出343億92百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は、60億93百万円(前期は198億34百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払71億50百万円があったものの、借入金の増加136億76百万円があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02632] S1007V3T)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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