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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AS0Q

有価証券報告書抜粋 株式会社メニコン 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における世界経済は、英国のEU離脱、中国をはじめとする新興国経済の減速懸念、また米国の大統領選やテロの脅威など為替や株式市場に影響を与える変化があり、相場も不安定な状態でした。一方で、国内経済は、金融政策を背景に緩やかな回復基調を示し、消費動向調査でも消費者心理が改善するなど、景気対策で出遅れ気味だった個人消費も回復の兆しが出ております。
このような状況の下、コンタクトレンズ市場では、国内において、ディスポーザブルタイプコンタクトレンズやカラーコンタクトレンズが市場を牽引しております。海外においては、米国を中心としてディスポーザブルタイプコンタクトレンズの需要が増加しており、中国では睡眠中に装用することで近視矯正効果のあるオルソケラトロジー用のレンズやコンタクトレンズケア用品の需要が増加しております。

各事業の状況は、以下になります。

[国内コンタクトレンズ事業]
ユーザーの瞳の安全と当社の収益安定に貢献するメルスプラン事業の更なる拡大に引き続き努めてまいりました。
メルスプランにおける新商品ラインナップとして、シリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨てコンタクトレンズ「1DAYメニコン プレミオ」を昨年12月より全国のメルスプラン加盟施設にて販売開始しました。この新商品は「安全」「快適」「清潔」を高いレベルで追求し、高酸素透過性とレンズの柔軟性を両立させております。また同商品は、当社独自のパッケージを採用しております。その特徴はコンタクトレンズの内面に触れずに瞳に装用できること、コンタクトレンズの表裏判別が不要であることです。そして、この特徴を強みとしてユーザーに訴求するために、「SMART TOUCH(スマートタッチ)」と称し、1日使い捨てコンタクトレンズの販売促進活動を強化しております。
また、女性を中心として人気のある瞳を大きく見せるサークルレンズシリーズ「2WEEK メニコン Rei」、「2WEEK メニコン Rei トーリック(乱視用)」の広告販促活動を実施した結果、メルスプラン会員の増加につながりました。
次に、メルスプランにおけるチャネル拡大策として、富士コンタクト株式会社が関東を中心に展開する「富士コンタクト」や、当連結会計年度から新たにグループ会社に加わった株式会社エーアイピーが西日本を中心に展開する「シティコンタクト」にメルスプランを導入しました。その結果、従来からの直営販売店、メルスプラン加盟施設、グループ会社である株式会社ダブリュ・アイ・システムが展開する「エースコンタクト」との全国ネットワークが強化され、メルスプラン会員の利便性が更に向上しました。
この様な取り組みの結果、メルスプランの会員数は3月末時点で122万人に増加しております。
また、昨年11月に行われた創業65周年記念式典に合わせ、商品パッケージやホームページのリブランディングを行い、新しいメニコンブランドの展開を開始しました。コンタクトレンズ、コンタクトレンズケア用品、直営販売店のイメージを全て統合させ、ブランドコンセプトを「日本」「輝き」「瞳」とし、若い世代にも親しみやすいブランドロゴにて、より魅力的なメニコンブランドを展開しております。

[海外コンタクトレンズ事業]
ディスポーザブルタイプコンタクトレンズの海外向けオリジナルブランド「Miru」の浸透に引き続き努めてまいりました。1日使い捨てコンタクトレンズ「1day Miru Flat Pack」、1ヵ月交換タイプコンタクトレンズ「1month Miru」、1ヵ月交換タイプ乱視用コンタクトレンズ「1month Miru Astigmatism」、1ヵ月交換タイプ遠近両用コンタクトレンズ「1month Miru Multifocal」を中心に販売拡大に努めました。今後も、海外向けオリジナルブランド「Miru」の普及と拡大を進めてまいります。
地域別の海外事業強化として、北米では米国において、物流体制の整備により得意先への直送サービス体制を強化しました。アジアでは中国において、当連結会計年度にグループ会社に加わった株式会社アルファコーポレーションが製造するオルソケラトロジー用レンズやコンタクトレンズケア用品の販売が好調に推移しております。
欧州では、ディスポーザブルタイプコンタクトレンズの販売を強化しております。今後は、成長分野であるディスポーザブルタイプコンタクトレンズの販売拡大に引き続き注力するとともに、従来からの当社の強みである高酸素透過性材料を使用したカスタムデザインハードコンタクトレンズの販売強化に取り組んでまいります。

[その他事業]
動物医療事業は、グループ会社である株式会社メニワンにおいて、眼内レンズ、眼科用医療機器、眼科用サプリメントの販売が堅調です。さらに肝臓、腸等用サプリメントや口腔ケアサプリメントなど眼科以外の分野にも進出し販路を拡大しております。
環境バイオ事業は、家畜ふんのたい肥化促進剤や稲わら分解促進剤の販売が堅調に推移しました。
ライフサイエンス事業は、目を酷使する現代人の目をサポートするというコンセプトで開発されたラクトフェリンを主成分としたサプリメント、「LaferriEye(ラフェリアイ)」を全国の直営販売店で販売開始しました。

このような取り組みの結果、メルスプランの売上が伸長したことに伴い、当期の売上高は72,052,400千円(前連結会計年度比7.0%増)となりました。営業利益は売上高に対する売上原価および販売費及び一般管理費の比率が前年度と同程度の水準で推移しましたため、3,910,196千円(前連結会計年度比13.1%増)となりました。経常利益は、4,036,873千円(前連結会計年度比24.7%増)となりました。特別損益につきましては、1日使い捨てコンタクトレンズ製造工場である各務原工場の建設に対する補助金収入を計上したことなどにより210,365千円の特別利益を計上しました。
これらの結果、税金等調整前当期純利益は4,117,986千円(前連結会計年度比8.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,543,200千円(前連結会計年度比14.3%増)となりました。


セグメントの業績は次のとおりであります。
コンタクトレンズ関連事業
コンタクトレンズ関連事業におきましては、主にメルスプランの売上増加と株式会社エーアイピー、富士コンタクト株式会社、株式会社アルファコーポレーションを連結子会社としたことにより、コンタクトレンズの売上高が堅調に推移いたしました。
この結果、売上高は70,692,229千円(前連結会計年度比6.9%増)、セグメント利益は8,172,863千円(前連結会計年度比5.0%増)となりました。

その他事業
その他事業につきましては、動物医療事業での動物用医療機器や犬猫用のサプリメントの売上高が堅調に推移いたしました。
この結果、売上高は1,366,523千円(前連結会計年度比12.7%増)、セグメント損失は235,712千円(前連結会計年度はセグメント損失454,700千円)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,301,725千円減少し10,755,686千円(前連結会計年度比10.8%減少)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産が増加および法人税等の支払額が増加したことなどにより、5,197,220千円の収入(前連結会計年度は7,859,226千円の収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得および有形固定資産の取得などにより、6,065,460千円の支出(前連結会計年度は3,293,109千円の支出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れおよび社債の発行を行ったものの自己株式を取得したことなどにより、271,012千円の支出(前連結会計年度は851,173千円の支出)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31560] S100AS0Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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