有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009XUL
株式会社モバイルファクトリー 業績等の概要 (2016年12月期)
(1) 業績
前連結会計年度 (自 2015年1月1日 至 2015年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2016年1月1日 至 2016年12月31日) | 増減率 | |
売上高(千円) | 1,751,544 | 2,072,096 | 18.3% |
営業利益(千円) | 314,048 | 611,041 | 94.6% |
経常利益(千円) | 305,880 | 611,816 | 100.0% |
親会社株主に帰属する 当期純利益(千円) | 185,233 | 411,524 | 122.2% |
1株当たり当期純利益(円) | 40.03 | 87.29 | 118.1% |
(注) 当社は2016年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割を行っており、1株当たり当期純利益は、当該株式分割が前連結会計年度の期首に行われたと仮定して算定しております。
当連結会計年度におけるわが国の経済は、企業収益の回復基調や雇用環境の改善傾向がみられるものの、依然として個人消費は弱含んでおり、世界経済は、欧米や資源国等を中心に不透明な状況が続いていることや為替の急激な変動の影響により、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。
当社グループの主力事業に関連するモバイルコンテンツ関連市場は、2015年暦年(2015年1月~2015年12月)におけるフィーチャーフォン向けのモバイルコンテンツ市場は前年比66%の1,009億円と減少傾向が続いております。一方で、スマートフォン等向けのモバイルコンテンツ市場は前年比112%の1兆4,623億円と1兆5,000億円に迫る巨大な市場となっており、モバイルコンテンツ市場全体では1兆5,632億円と1兆5,000億円を超える市場規模になっております。また、当社グループのソーシャルアプリサービスが主としているスマートフォン等向けゲーム・ソーシャルゲーム等市場は9,628億円(前年比108%)とゲーム関連市場の拡大傾向が続いております(一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム調べ)。
当社グループに関連するモバイルコンテンツ市場及びソーシャルゲーム等市場につきましては、引き続き市場成長すると予想されるものの、楽観視はできないとの見方もあります。しかし、位置情報を使用したゲームが注目を集めたことにより、当社の主力ゲームジャンルである位置情報連動型ゲームの市場はより拡大すると考えております。
このような状況のもと、当社グループはソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームに経営リソースを集中し、位置情報連動型ゲームの拡大に向け注力しました。
位置情報連動型ゲームにつきましては、ユーザー数の拡大、エンゲージメントの向上を重点に施策を行いました。当連結会計年度におきましても、「ステーションメモリーズ!」が大幅に業績に寄与し、位置情報連動型ゲームの売上高は全体で前年同期比84.2%増となりました。
位置情報連動型ゲームの当連結会計年度の主な取り組みとしては、下記のとおりになります。
「ステーションメモリーズ!」では、3月に東京でリアル宝探しイベントの実施、8月には関東・東海・関西の3地域でのアクティビティ体験キャンペーン等を実施いたしました。また、11月にはアプリ版リリースから2周年を迎え、記念キャンペーンを実施いたしました。その他取り組みとしましては、映画作品とのタイアップやアニメーション作品とのコラボイベント、地方自治体や外部事業者とのリアル連携スタンプラリーを行いました。また、プロモーションの多角化の一環としまして、渋谷駅前での街頭広告、首都圏向けのテレビコマーシャル放映等を行い、サービスの知名度の向上や新規ユーザーの獲得等の取り組みを行いました。
「駅奪取」では、昨年に引き続き、関東近郊を対象としたモバイルスタンプラリーの実施や、駅奪取シリーズのリリース5周年を記念したキャンペーンの実施等を行ってまいりました。
ソーシャルアプリサービスのスマートノベル、コンテンツサービスの取り組みは下記のとおりになります。
スマートノベルの分野におきましては、位置情報連動型ゲームへの経営リソース集中に伴い、リソースを縮小しており、その結果売上高につきましても減少しております。
コンテンツサービスは、安定して着信メロディサービスを中心に運営を行いました。緩やかに課金会員数が減少しております。
上記の結果、売上高は前年同期比18.3%増の2,072,096千円となり、営業利益は前年同期比94.6%増の611,041千円、経常利益は前年同期比100.0%増の611,816千円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比122.2%増の411,524千円となりました。
なお、当社グループは、モバイルサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
参考:サービス別売上高(単位:千円)
項目 | 前連結会計年度 (自 2015年1月1日 至 2015年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2016年1月1日 至 2016年12月31日) | 増減率 | |
位置情報連動型 ゲーム | 610,857 | 1,125,354 | 84.2% | |
スマートノベル | 293,145 | 129,636 | △55.8% | |
その他 | 12,278 | 3,777 | △69.2% | |
ソーシャルアプリ サービス 計 | 916,282 | 1,258,769 | 37.4% | |
コンテンツサービス 計 | 835,262 | 813,327 | △2.6% | |
合計 | 1,751,544 | 2,072,096 | 18.3% |
(2) キャッシュ・フローの状況
前連結会計年度 (自 2015年1月1日 至 2015年12月31日) | 当連結会計年度 (自 2016年1月1日 至 2016年12月31日) | 増減額 | |
営業活動による キャッシュ・フロー(千円) | 216,682 | 437,465 | 220,782 |
投資活動による キャッシュ・フロー(千円) | △93,668 | △77,550 | 16,118 |
財務活動による キャッシュ・フロー(千円) | 368,216 | △43,440 | △411,656 |
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて316,474千円増加し、1,432,511千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、437,465千円となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益611,816千円、減価償却費の計上45,785千円であり、主な支出要因は、売上債権の増加93,672千円、未払金の減少12,330千円及び法人税等の支払額163,542千円であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは△77,550千円となりました。主な支出要因は、当社サービスの開発に当たり発生したソフトウエア仮勘定及びコンテンツ仮勘定等の増加による無形固定資産の取得による支出60,518千円、有形固定資産の取得による支出12,212千円であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは△43,440千円であります。主な収入要因は、ストックオプションの行使に伴う新株の発行3,900千円であり、主な支出要因としましては、配当金の支払46,949千円であります。- 有価証券報告書 抜粋メニュー
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