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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LLOV (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社モリタホールディングス 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当連結会計年度における当社及び連結子会社の研究開発費の総額は、1,513百万円であり、各事業の研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。
消防車輌事業におきましては、進化するIT技術の更なる活用に向け、消防車輌IoTシステムを本格的に導入し運用を開始いたしました。消防車の稼働状況を遠隔診断して故障の未然防止や適切な修理に関する情報を案内する「見守りサービス」に加えて、活動中の消防車の水使用量など稼働状況をPCやスマートフォンから即座に確認することができ、現場を統括する指揮班から好評を得ております。また、2020年から販売を開始した無線通信機能付き携帯警報器「シグナルクロス」は、消火・救助活動にあたる消防隊員の周囲温度や危険な状況を、無線で指揮班のタブレット端末にリアルタイムで通知することを可能にしました。さらには、指揮班から警報器に一斉に避難命令を発信することで、消防隊員の安全を守ることができます。本製品は、国内防爆規格に合格しており、可燃性ガスや引火性液体などがある危険なエリアでも安心して使用できます。また、新CPUを採用した新型「e-モニタ」を開発し、ギアオイル量の低下やオイル交換時期を通知するなどメンテナンス機能を向上させ、より安心して消防車をご利用いただけるようになりました。さらに、液晶モニタの結露防止や真空ポンプの日常点検を正確に行うための手順や、アラーム発生時の対処方法を表示する機能を追加することで商品の強化を図ってまいりました。
これら消防車輌事業にかかる研究開発費は、1,119百万円であります。
防災事業におきましては、個室型のビジネスブース(可動式ブース)向けに火災の感知から消火までを全自動で行う住宅用下方放出型自動消火装置 「霧筒(kiritutu)」を開発し、販売を開始しております。本体には耐食性に優れるステンレス材を使用し、パイプ型の消火薬剤貯蔵容器を採用することで、省スペースでの設置が可能で、美観にもこだわったデザインとなっています。従来商品においては、泡消火設備のコストダウン設計開発を実施、また不活性ガス消火設備起動回路閉止弁のコストダウンモデルの新型式を取得し、消火設備の拡販に向けた製品の拡充を行いました。
これら防災事業にかかる研究開発費は、124百万円であります。
産業機械事業におきましては、破砕機において、竪型破砕機の処理不適物を破砕可能なサイズに粗破砕するための前処理破砕機の開発を行い、破砕機プラントより発生するダストの中から金属類などの有価物がより回収しやすくなり、リサイクル率の向上と産業廃棄物処理費用の削減を実現する技術開発に取り組みました。また、切断機においては、鉄スクラップを鋳物業界向けに切断加工する事に特化した400型切断機(切断能力:4MN)を市場投入いたしました。従来比約20%のランニングコスト削減となり、処理能力の向上と省エネ化を実現いたしました。
これら産業機械事業にかかる研究開発費は、79百万円であります。
環境車輌事業におきましては、塵芥車(ごみ収集車)の臭気抑制装置「ミラクルキヨラ」を2021年1月から販売開始いたしました。収集作業につきまとう不快な臭い、収集現場周辺や車輌の保管場所等で発生する臭いを抑制する装置として花王株式会社と共同開発いたしました。新車だけではなく現在使用中の車輌にも取付可能な装置で、オペレーターの労働環境の改善に貢献いたします。また、塵芥車の積込作業時において、人が巻き込まれるなどした際には負傷・死亡事故につながる恐れがあり、その安全対策は重要な課題となっております。そこで、当社は独自の人感エリアセンシング技術を用いた安全支援装置を開発いたしました。これは、塵芥車の積込作業時にオペレーターが巻き込まれる危険を検知して事故を抑制する技術であり、加えて積込機構も最適制御を施すことで安全性をより向上させています。こちらは2021年度内の販売を予定しております。さらに、訪問入浴車「湯の香」においては、部品、レイアウトの大幅な見直しにより乗員数の増加と介護従事者の作業負担軽減を実現いたしました。
これら環境車輌事業にかかる研究開発費は、189百万円であります。
当社グループは、「人と地球のいのちを守る」というスローガンを掲げ、消防車輌・防災・産業機械・環境車輌の4つの事業を展開し、災害から人々の生命、財産、そしてかけがえのない地球の自然を守る企業グループであり続けること、またそのために一層の技術革新と挑戦を続け、新たな価値を創造することが私たちの使命であると考えております。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01653] S100LLOV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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