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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AOVL

有価証券報告書抜粋 株式会社ヤマノホールディングス 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における国内経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に緩やかな景気回復の動きが見られたものの、為替変動リスクや新興国の景気減速、米国新政権の動向に関する懸念など、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社グループでは、M&Aの積極推進により事業規模拡大を目指しており、前期において和装宝飾事業及び卸売事業で新たな連結子会社を2社加えましたが、当期においては卸売事業でイエリデザインプロダクツ株式会社より横ニット企画販売部門の事業を譲り受け、業容の拡大を図ってまいりました。
当期の連結業績は、暖冬によるウィンター関連商品の売上低迷による影響があったものの、前期M&Aにより増加した子会社の業績が好調に推移したこともあり、売上高は263億28百万円(前年同期比10.7%増)、営業利益は3億63百万円(前年同期比37.5%増)、経常利益3億49百万円(前年同期比41.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億88百万円(前年同期比207.3%増)となりました。
当社グループのセグメントの業績は、以下のとおりであります。

1)「美容事業」
美容事業は、競合店増加が続くオーバーストア状態による集客減・売上高減少に対応するため、当期においては、店舗・店舗統括マネージャー・本部各々での人員配置について抜本的な見直しを図るとともに、サービス力・提案力向上のための技術研修を強化、またDM等販促活動の効率化を推進いたしました。特に着付サービスにおいては、スタッフへの着付研修を継続的に実施するとともに和装小売店舗へのスタッフ派遣を推進するなど、和装事業との連携強化も実施してまいりました。これらの取り組みにより、来店客数や顧客単価に改善は見られましたが、当期においては不採算店舗13店舗の閉鎖を実施した影響等があり、売上高は21億84百万円(前年同期比7.4%減)となりました。一方、人員数は一定の維持を図っており、人件費比率が増加しているため、セグメント利益は35百万円(前年同期比27.3%減)となりました。

2)「スポーツ事業」
スポーツ事業におきましては、主力であるウィンター商戦が降雪不足により不調に終わり、売上高は35億28百万円(前年同期比5.3%減)、セグメント損失は1億84百万円(前年同期はセグメント損失1億68百万円)となりました。
昨今の暖冬によるウィンター商戦への影響を始め、消費者ニーズの多様化や業種を超えた競争激化により事業を取り巻く状況に厳しさが増す中、当社は2017年3月15日開催の取締役会においてスポーツ事業をRIZAP株式会社へ事業譲渡することを決定いたしました。なお、事業譲渡の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等、(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)」をご参照ください。

3)「DSM事業」
DSM事業におきましては、セイビング会員の休眠顧客に対する掘り起し活動を推進し、販売強化に努めてまいりましたが、事業所統廃合を実施し販売拠点は6拠点減少しました。これに伴う販売員減少の影響等により、売上高は23億63百万円(前年同期比8.9%減)となり、セグメント利益は48百万円(前年同期比31.9%減)となりました。

4)「和装宝飾事業」
和装宝飾事業におきましては、前期新たに子会社化した株式会社すずのきが期初から好調に推移したこともあり、売上高は108億62百万円(前年同期比41.1%増)、セグメント利益は4億55百万円(前年同期比53.3%増)の増収増益となりました。
和装業界の市場規模が減少傾向にある状況下で、和装宝飾事業においては2店舗の新規出店、5店舗の移転・改装を実施するとともに、不採算の宝飾小売店舗11店舗の閉鎖を実施し、店舗展開の活性化を図り、また、和装小売店舗においては、顧客のきものを着る機会の場として、多様な「きもの会」を企画・提案するなど、「ソフトと価値の提供」戦略を積極推進いたしました。結果、和装店舗ではM&Aによる増収のみならず既存店売上高においても前年同期比で101.1%と堅調な推移となり、和装宝飾事業の業績は売上高・利益とも過去最高となりました。


5)「卸売事業」
卸売事業におきましては、前期事業譲受した和装小物卸売事業の株式会社吉利や、当期にイエリデザインプロダクツ株式会社より横ニット企画販売事業を事業譲受したことにより、売上高は66億62百万円(前年同期比0.2%増)となりました。利益面につきましては新規子会社での販管費増加があり、セグメント利益51百万円(前年同期比0.3%減)となりました。なお、2017年5月23日開催の取締役会において、堀田丸正株式会社の第三者割当による新株式発行について承認決議し、同日、当該子会社株式の売却について決議しました。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等、(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)」をご参照ください。

6)「その他の事業」
その他の事業の事業内容は、主に堀田(上海)貿易有限公司の意匠撚糸の販売、株式会社ヤマノセイビングの前払式特定取引業による手数料収益であります。
その他の事業の売上高は、意匠撚糸販売が好調に推移したものの為替の影響により7億26百万円(前年同期比5.0%減)となりましたが、セグメント利益は8百万円(前年同期はセグメント利益0百万円)と改善いたしました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3億85百万円の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は5億51百万円となり、前年同期と比べ3億1百万円増加(前年同期比120.1%)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益3億20百万円に対し、売上債権の減少額38百万円、たな卸商品の減少額2億58百万円、仕入債務の減少額2億40百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は1億48百万円となり、前年同期と比べ1億64百万円減少(前年同期比52.6%減)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出71百万円、事業譲受による支出60百万円、差入保証金の回収による収入3億25百万円、敷金及び保証金の差入による支出53百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は10億81百万円(前期は6億53百万円の支出)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出6億96百万円、短期借入金の減少2億84百万円、配当金の支払額67百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03299] S100AOVL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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