有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FIOJ
株式会社ユーザベース 事業の内容 (2018年12月期)
(1)事業の概要
当社及び当社の関係会社(以下、「当社グループ」という。)は、「経済情報で、世界を変える」をミッションに掲げ、世界中の経済情報を人とテクノロジーの力で整理・分析・創出することで、人々の生産性を高め、創造性を解放し、世界中の意思決定を支えるプラットフォームを作りあげたいと考えております。
当該ミッションを達成するために、当社グループは、BtoBサービスである企業・業界分析を行うビジネスパーソンのためのオンライン情報プラットフォーム「SPEEDA」及びBtoCサービスであるソーシャル経済メディア「NewsPicks」を主要事業として運営しております。なお、当該2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。また、当社グループは、当社、子会社16社(国内子会社7社(株式会社ニューズピックス、株式会社NewsPicks Studios、株式会社ジャパンベンチャーリサーチ、株式会社FORCAS、株式会社UB Ventures、他2組合)、海外子会社9社(Uzabase AsiaPacific Pte. Ltd.、Uzabase Hong Kong Limited、上海優則倍思信息科技有限公司、Quartz Media, Inc.、NewsPicks USA, LLC、他4社))及び関連会社1社(株式会社ミーミル)で構成されております。
■「SPEEDA」事業
「SPEEDA」は、企業・業界分析を行うすべてのビジネスパーソンのための法人向けオンライン情報プラットフォームであります。金融機関・コンサルティングファーム・会計ファームの他、事業会社を顧客とし、2018年12月末現在、顧客の所在地は日本国内に加えアジア諸国を中心として世界13ヶ国にわたっております。利用者は、インターネットが接続できる環境であれば、いつでも「SPEEDA」を利用することができ、世界200ヶ国以上をカバーした企業の財務、株価データ、560を超える業界の地域別の分析レポートの他、統計データ、経済ニュース、M&A情報など、幅広いビジネス情報にワンストップでアクセスすることができます。また、「SPEEDA」は利用者の目線に立った開発を追求しており、利用者は直観的な操作によりサービスを利用することができます。
なお、「SPEEDA」のサービスの特徴は以下のとおりであります。
① 世界の企業・業界情報の統合プラットフォーム
世界200ヶ国以上、600万社以上の上場・未上場企業データの他、180万件以上のグローバルM&Aデータ、グローバル統計データなどの経済情報にワンストップでアクセスできます。また、当社の専属アナリストによる560を超える業界の地域別分析レポートにより、業界の概要から市場、競争環境を短時間で把握することができます。
② 直観的なインターフェースによる操作性
説明書が必要ない、直観的な操作性により、必要とする世界中の企業・産業データを簡単に探すことができます。また、データはそのまま「SPEEDA」上で編集、加工できる他、ワンクリックでExcel、PowerPointやPDF等の必要な形式にダウンロードすることができます。
③ アナリストによる分析・リサーチ支援
専門のコンサルタントや業界のアナリストに、より付加価値の高い分析、リサーチ業務を依頼することができます。テクノロジーと専門家の力を組み合わせることで、お客さまのナレッジワーク(注1)を幅広く支援します。
「SPEEDA」の契約単位はIDであり、「SPEEDA」の主な収益源は、利用者から受領する「SPEEDA」の契約ID数に応じた月額の定額利用料金であります。この他、オプション機能の契約によって追加で発生する月額のオプション利用料金、他社の提供する企業のクレジットレポート(注2)・業界レポートの購入に応じて課金されるレポート料金も「SPEEDA」の収益源となっております。
(注)1.ナレッジワークとは、知識により付加価値を生み出す業務のことを指します。
2.クレジットレポートとは、企業の信用情報に関するレポートを指します。
「SPEEDA」の基本契約の契約ID数の推移は、以下のとおりであります。
国内ID数 | 海外ID数 | 合計ID数 | |
2013年3月末 | 550 | ― | 550 |
2013年6月末 | 603 | ― | 603 |
2013年9月末 | 638 | ― | 638 |
2013年12月末 | 692 | 5 | 697 |
2014年3月末 | 733 | 22 | 755 |
2014年6月末 | 791 | 40 | 831 |
2014年9月末 | 845 | 44 | 889 |
2014年12月末 | 889 | 49 | 938 |
2015年3月末 | 915 | 54 | 969 |
2015年6月末 | 968 | 68 | 1,036 |
2015年9月末 | 1,019 | 82 | 1,101 |
2015年12月末 | 1,080 | 103 | 1,183 |
2016年3月末 | 1,127 | 122 | 1,249 |
2016年6月末 | 1,256 | 137 | 1,393 |
2016年9月末 | 1,305 | 146 | 1,451 |
2016年12月末 | 1,404 | 168 | 1,572 |
2017年3月末 | 1,473 | 179 | 1,652 |
2017年6月末 | 1,593 | 187 | 1,780 |
2017年9月末 | 1,705 | 201 | 1,906 |
2017年12月末 | 1,827 | 222 | 2,049 |
2018年3月末 | 1,899 | 236 | 2,135 |
2018年6月末 | 2,025 | 274 | 2,299 |
2018年9月末 | 2,145 | 283 | 2,428 |
2018年12月末 | 2,276 | 295 | 2,571 |
(注)契約IDとは、「SPEEDA」を利用する際のユーザーアカウント数を示し、1顧客につき複数IDを契約していることもあるため、上記の契約ID数は顧客数とは異なります。なお、同一法人であっても、事業所や部署ごとに別契約を締結している場合があります。
「SPEEDA」において、主に以下の情報の取得及び機能の利用が可能です。
①業界情報
各業界のオリジナル業界レポートを閲覧することができます。560を超える業界のオリジナル業界レポートが格納されており、地域は、日本のみならず、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、シンガポールなどアジア諸国を中心に世界各国をカバーしております。オリジナル業界レポートは、当社グループに在籍するアナリストによって執筆され、「SPEEDA」のみで提供されるオリジナルコンテンツであります。業界レポートは、各業界の特徴などの定性情報、市場の伸びなどの定量情報、業界プレイヤー等について短時間で把握可能な内容になっております。
また、当該オリジナル業界レポートに加え、当社提携先の作成する業界レポートを無料又は有料で取得することができます。
②企業情報
世界約200ヶ国以上の企業に関するデータを閲覧することができます。上場企業については、世界中の上場企業の内、時価総額ベースで99%以上の情報を格納しており、企業概要、財務データ、セグメント情報、役員情報、株主情報、株価データ、開示資料等が格納されております。また、未上場企業については、国内企業約120万社の会社概要、主要財務データ(一部レンジ表記)等を格納、海外企業は、アジアを中心に約500万社以上の企業概要、主要財務データ、役員情報、株主情報等を格納しております。なお、「SPEEDA」に格納されている各種データは、当社グループ独自で作成したものに加え、外部のデータサプライヤーから有償提供されたものが含まれております。
③M&A情報
2000年以降の、世界のM&Aデータ180万件以上を格納しております。M&Aデータには案件概要、案件の金額規模、当該案件にかかるアドバイザー、資金供給者等が含まれます。
④ニュース情報
日本語130媒体以上、英語2,000媒体以上のニュース情報を提供しております。キーワードや企業を設定し、該当するニュースをメール通知する機能もあります。
⑤分析・検索機能
企業の財務比較分析、株価分析、ヒストリカルマルチプル(注3)分析といった比較・時系列分析、有価証券報告書、その他の開示資料の全文検索、ニュース検索、レポート検索、企業のIRデータ、各国の統計情報の検索などが可能となっております。
⑥その他オプション機能
上記の標準データ・標準機能に加え、オプション申込みによって利用できるデータ・機能があります。主なオプション契約には、Excelに「SPEEDA」のデータを直接ダウンロードすることのできる「Excel Plug-in」機能があります。
⑦サポートデスク
「SPEEDA」のサービス利用者は、当社のコンサルタントやアナリストによるサポートデスクを原則として契約料金の範囲内で利用することができます。当該サポートデスクは、利用方法の案内を行うのみならず、利用者からの依頼により、データ作成、リサーチ業務のサポートも行っております。
上記に加え、ワンクリックで業界データや企業情報をWord・Excel・PowerPoint・PDF形式等でダウンロードできる他、簡単な操作により、企業概要、財務諸表、業績推移のグラフ等の資料冊子を30秒程度で自動生成することができます。
(注)3.ヒストリカルマルチプルとは企業の株価倍率(財務数値と株価の倍率)の過去推移のことを指します。
事業系統図(「SPEEDA」事業)
なお、前連結会計年度より当社の子会社となった株式会社ジャパンベンチャーリサーチが国内におけるスタートアップ企業のデータベース「entrepedia(アントレペディア)」を、前連結会計年度に新たに子会社として設立した株式会社FORCAS(フォーカス)がBtoBビジネスのマーケティングを支援するプラットフォーム「FORCAS(フォーカス)」を展開しており、「SPEEDA」とのクロスセルも行っております。
「entrepedia」について
「entrepedia」は、日本国内のスタートアップ企業に関する、資金調達情報、関連ニュース、類似企業の検索などができるオンライン情報サービスです。「SPEEDA」同様、金融機関・コンサルティングファーム・会計ファームの他、事業会社を顧客とする法人向けサービスです。国内1万社以上のスタートアップ企業に関する様々な公開情報を情報源にしており、各種ニュースの他、スタートアップ企業やVC(ベンチャーキャピタル)などの公式ウェブサイト・プレスリリース、登記簿、官報などから、当社グループにおいてデータの収集・蓄積を行っております。月額の定額利用料でサービスを提供しています。
「FORCAS」について
「FORCAS」はBtoB領域でのAccount Based Marketing(ABM)の実行を支援する、マーケティングプラットフォームです。ユーザーが保有する顧客データ及び当社グループが「SPEEDA」事業において蓄積してきた企業属性情報(所属業界、従業員規模等の企業の定性・定量的特徴)を組み合わせ、(ユーザーの)既存顧客の特徴を自動的に分析します。そして、ユーザーにとっての営業成約確度の高い潜在顧客を具体的にリストアップし、データ分析ドリブンなマーケティング戦略策定を支援します。月額の定額利用料でサービスを提供しています。
■「NewsPicks」事業
「NewsPicks」はソーシャル機能も兼ね備えた、経済ニュースメディアであります。100以上の国内外のメディアが配信する経済ニュースをワンストップで読めることに加え、「NewsPicks」独自の編集部が取材・編集したオリジナルコンテンツを提供しております。「NewsPicks」は、ニュースを配信するプラットフォーム及びオリジナルコンテンツを提供するメディアとしての性格に加えて、ユーザー同士やユーザーと企業とのコミュニケーションの場を提供する「コミュニティ」としての性格も備えており、ソーシャル経済メディアとして独自のポジショニングを確立しております。「NewsPicks」は、iPhoneやAndroidに対応しているアプリ版とPCからご利用いただけるWeb版を展開しております。
なお、「NewsPicks」のサービスの特徴は以下のとおりであります。
① スマートフォンに特化した経済ニュースのワンストッププラットフォーム
100以上の国内外のメディア、専門メディアの配信ニュースを「NewsPicks」上においてワンストップで読むことができます。
② ビジネスパーソンをつなぐソーシャル経済メディア
「NewsPicks」を通じて、ユーザー同士の「コミュニティ」が形成されております。ユーザーはニュースにコメントを投稿することができ(コメントを投稿するユーザーは「ピッカー」と呼ばれます)、気になるピッカーをフォローすることで、独自のタイムラインを作成することができます。また、NewsPicksアカデミアにおける各界著名人による講義イベントや、「ピッカー」同士のイベントなど、リアルな場でユーザー同士が交流することができるイベントも開催されております。
③ 編集部によるオリジナルコンテンツの提供
独自の編集部が取材・編集し、社会性の高いテーマやビジネスに示唆を与えるストーリーを深堀し、オリジナルコンテンツを作成、提供しております。
「NewsPicks」には主に以下の機能があります。
① 「Pick(ピック)」・コメント機能
ユーザーは、「NewsPicks」上のニュースを「Pick」することができます。「Pick」したニュースは、ユーザーごとに蓄積され、ユーザーは過去に「Pick」したニュースを「NewsPicks」上でいつでも見ることができます。また、ユーザーは「Pick」したニュースにコメントを投稿することができ、投稿されたコメントは「NewsPicks」上に公開されます。ユーザーは、「NewsPicks」上のニュースについて、ニュースの内容のみならず、当該ニュースに寄せられた専門家、著名人等のコメントを合わせて読むことでより多角的にニュースを読み解いたり、アイデア発想に役立てたりすることができます。
② ユーザーのフォロー機能
ユーザーは、「NewsPicks」を利用する他のユーザーをフォローすることができます。「NewsPicks」内の「タイムライン」というページには、自分がフォローした他のユーザーが「Pick」したニュースが配信されます。これにより、タイムラインは、ユーザーのフォローする専門家、著名人、友人・知人等の「Pick」するニュースで構成されることとなり、ユーザーは好みのニュースを自分に配信させることが可能となります。
③ 記事投稿機能
ユーザーは、「NewsPicks」に自らニュース記事を投稿することができます。インターネット上に公開されているニュースのURLを「NewsPicks」上の投稿ページに入力することにより、「NewsPicks」上で他のユーザーにニュースを共有することができます。
④ 検索機能
ユーザーは、「NewsPicks」内のニュース記事、ユーザーコメント、ユーザー名を検索することができます。これにより、過去のニュース検索や、コメントからのキーワード検索、他のユーザーの検索をすることが可能となっております。また、Web版では、「SPEEDA」との連携により、「SPEEDA」に格納されている財務データや統計情報などの経済データもワンストップで検索することができます。
「NewsPicks」の主な収益源は、有料課金ユーザーから受領する月額利用料、「NewsPicks」上に掲載する広告に関して広告主から得る広告収入、「NewsPicks」上に掲載する採用情報に関して、募集企業から得る採用記事に関する報酬、「NewsPicks」を活用した組織活性化・人材育成といった課題解決ソリューションの提供(NewsPicks for Business)によりクライアントから得る報酬等であります。なお、「NewsPicks」の主な収益源における各サービスの内容は以下のとおりであります。
(有料課金ユーザー向けサービス)
有料課金ユーザー向けサービスは、プレミアム会員向け及びアカデミア会員向けがあります。プレミアム会員は「NewsPicks」オリジナル記事や海外の有料媒体の記事等が閲覧でき、アカデミア会員はプレミアム会員のサービス内容に加え、各界著名人による特別講義の受講、「NewsPicks」選定のアカデミア書籍(毎月1冊)の提供、オンラインでの動画講義(MOOC)等を受けることができます。なお、プレミアム会員は月額1,400円(iOS)、1,500円(iOS以外のプラットフォーム)又は月額500円(学生会員)、アカデミア会員は月額5,000円です。
(法人向けブランド広告サービス)
ブランド広告の種類 | 内容 |
ブランドアカウント | 広告主が、「NewsPicks」内に企業の公式アカウントを開設することができ、ユーザーが当該アカウントをフォローすれば、広告主は当該ユーザーに、Web上で発信する自社コンテンツを配信することができるサービスであります。 |
ブランドストーリー | 広告主と当社が共同で企画制作した記事、又は広告主の依頼に従い当社が企画制作した記事を、「NewsPicks」において配信するサービスであります。 |
ブランドカテゴリー | 「NewsPicks」内の「テクノロジー」、「ビジネス」、「政治・経済」といったニュースカテゴリーと並列に、広告主のブランド向上、イメージ浸透などの目的に沿ったカテゴリーを新たに設け、当該カテゴリー自体を広告主が協賛するサービスであります。カテゴリー名称の横又は下に、広告主の名称が併記されます。 |
ブランドパネル | 「NewsPicks」内のニュースの表示枠を用いて、広告主の広告を表示するサービスであります。 |
(リクルーティング広告サービス)
企業が「NewsPicks」を利用するユーザーに対して、直接又はエージェントを通じて、採用活動を行うことが可能となるサービスであります。
具体的には、企業が「NewsPicks」上に採用したい職種に関連する記事や採用情報を掲載し、記事又は採用情報を閲覧したユーザーが、興味を持った採用情報に対して年収等の詳細情報を登録することで、企業又はエージェントからスカウトメールを受け取ることができる仕組みを提供しております。
(法人向けソリューションサービス)
人材育成・組織風土活性化・新規事業開発に課題を持つ企業に対して、「NewsPicks」を活用した企業向けソリューション(NewsPicks for Business)を提供しております。
具体的には、社内コミュニケーションの活性化やインナーブランディング等を容易にする社内メディアの提供、現在日本経済で注目されているトピックスやテーマについて、従業員の意識レベル・知識レベルの向上を図るクローズドな研修プログラムの提供、また、社内起業家の育成と事業創出をサポートするサービスを提供しております。
事業系統図(「NewsPicks」事業)
サービス開始以後の「NewsPicks」の各種指標(注1)の推移は以下のとおりであります。
会員ユーザー数 (注2)(人) | 有料課金ユーザー数 (注3)(人) | |
2014年3月末 | 34,689 | ― |
2014年6月末 | 87,310 | 403 |
2014年9月末 | 176,072 | 822 |
2014年12月末 | 252,589 | 1,688 |
2015年3月末 | 356,550 | 3,107 |
2015年6月末 | 510,786 | 5,498 |
2015年9月末 | 756,684 | 8,440 |
2015年12月末 | 1,050,273 | 11,130 |
2016年3月末 | 1,281,248 | 15,982 |
2016年6月末 | 1,494,474 | 19,336 |
2016年9月末 | 1,753,561 | 26,255 |
2016年12月末 | 2,004,143 | 31,987 |
2017年3月末 | 2,207,568 | 36,990 |
2017年6月末 | 2,428,876 | 42,451 |
2017年9月末 | 2,665,240 | 49,230 |
2017年12月末 | 2,908,924 | 56,135 |
2018年3月末 | 3,140,724 | 64,336 |
2018年6月末 | 3,379,795 | 73,570 |
2018年9月末 | 3,588,633 | 81,839 |
2018年12月末 | 3,801,449 | 95,268 |
(注)1.上記の各種指標については、当社グループにおいて集計開始した時期より数値を取得したものであります。
2.会員ユーザー数は、「NewsPicks」サービスに会員登録(簡易登録含む)しているユーザーの総数(延べ人数ではありません。)を指します。
3.有料課金ユーザー数は、「NewsPicks」サービスに会員登録しているユーザーのうち、月額有料サービスを利用しているユーザー数(延べ人数ではありません。)を指し、プレミアム会員及びアカデミア会員によって構成されます。プレミアム会員とは「NewsPicks」オリジナル記事や海外の有料媒体の記事等が閲覧でき、アカデミア会員はプレミアム会員のサービス内容に加え、各界著名人による特別講義の受講、「NewsPicks」選定のアカデミア書籍(毎月1冊)の提供、オンラインでの動画講義(MOOC)等を受けることができます。なお、プレミアム会員はiOS月額1,400円又はiOS以外のプラットフォーム月額1,500円(学割プランは月額500円)、アカデミア会員は月額5,000円です。
なお、当連結会計年度より株式会社電通との合弁会社として株式会社NewsPicks Studios(ニューズピックススタジオ)を子会社として設立し、動画を中心としたポストテキストコンテンツの企画制作・プロデュースを開始しております。また、2018年7月31日に米国発のクオリティ経済メディアのQuartz Media, Inc.(以下、「Quartz社」という。)を子会社化いたしました。
「NewsPicks Studios(ニューズピックススタジオ)」について
「NewsPicks Studios」は、2020年に本格化する5G時代(第5世代移動通信)にふさわしいコンテンツの企画制作・プロデュースに取り組んでいます。それは、5G通信下におけるモバイル視聴を前提とする、活字(テキスト)・動画・音声などの表現手段を複合したコンテンツを創出していくことであり、そうしたコンテンツのことを「ポストテキストコンテンツ」と呼び、「NewsPicks Studio」で手掛けるコンテンツについては「NewsPicks」にとどまらず、他のオンラインプラットフォームへも積極的に供給していきます。
「Quartz社」について
Quartz社は2012年に設立された新しい経済メディアです。Quartz社は、優れた経営陣のリーダーシップの下、モバイルテクノロジーとジャーナリズムを組み合わせたメディアとして、また、優れたUI・UX・コンテンツを有するメディアとして、高い評価を得ています。当連結会計年度におけるQuartz社買収により、今後、北米・世界市場において、Quartz社が抱える約2,000万人の優良読者を基盤としながら、「NewsPicks」が培ってきた有料課金、マルチメディア展開、コミュニティ運営の事業モデル・ノウハウを生かしていき、世界での「NewsPicks」事業拡大に弾みをつけてまいります。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E32673] S100FIOJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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