有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100NPYR (EDINETへの外部リンク)
株式会社ユーザベース 事業の内容 (2021年12月期)
(1) 事業の概要
当社及び当社の関係会社(以下、「当社グループ」という。)は、「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」をパーパスに掲げ、世界中の経済情報を人とテクノロジーの力で整理・分析・創出することで、人々の生産性を高め、創造性を解放し、世界中の意思決定を支えるプラットフォームを作りあげたいと考えています。当該パーパスを達成するために、当社グループは、B2Bサービスである企業・業界分析を行うビジネスパーソンのためのオンライン情報プラットフォーム「SPEEDA」を中心としたSaaS事業及びB2Cサービスであるソーシャル経済メディア「NewsPicks」を中心としたNewsPicks事業を主要事業として運営しています。
また、当社グループは、当社、子会社14社(国内子会社10社(株式会社ミーミル、株式会社ニューズピックス、株式会社NewsPicks Studios、株式会社アルファドライブ、株式会社UB Ventures、UBV Fund-Ⅰ投資事業有限責任組合、UBV Fund-Ⅰ Growth 投資事業有限責任組合、他3社)、海外子会社4社(上海優則倍思信息科技有限公司、Uzabase USA, Inc.、他2社))で構成されています。
■ SaaS事業
SaaS事業では、顧客のアジャイル経営(顧客起点で、変化にスピーディーに適応する経営)の実現をサポートするSaaSプロダクトの提供を行っています。アジャイル経営の実現をサポートするには、顧客の事業戦略・顧客戦略・組織戦略をサポートする必要があると考えており、領域毎に提供しているプロダクトは以下の通りです。事業戦略:SPEEDA・INITIAL・SPEEDA EDGE
顧客戦略:FORCAS・FORCAS Sales
組織戦略:Alphadrive/NewsPicks(以下、「AD/NP」という。)で提供しているNewsPicks Enterprise及びIncubation Suite
主要なプロダクトについては、以下の通りです。
1.SPEEDAについて
「SPEEDA」は、企業・業界分析を行うすべてのビジネスパーソンのための法人向けオンライン情報プラットフォームです。金融機関・コンサルティングファーム・会計ファームの他、事業会社を顧客とし、2021年12月末現在、顧客の所在地は日本国内に加えアジア諸国を中心として世界15ヶ国にわたっています。利用者は、インターネットが接続できる環境であれば、いつでも「SPEEDA」を利用することができ、世界200ヶ国以上をカバーした企業の財務、株価データ、560を超える業界の地域別の分析レポートの他、統計データ、経済ニュース、M&A情報、特許動向など、幅広いビジネス情報にワンストップでアクセスすることができます。自社アナリストによる独自コンテンツ「SPEEDAトレンド」では、テクノロジーの最新動向やビジネスモデルの変革など、最先端の情報がレポート等で閲覧可能です。また、「SPEEDA」は利用者の目線に立った開発を追求しており、利用者は直観的な操作によりサービスを利用することができます。
「SPEEDA」のサービスの特徴は以下のとおりです。
① 世界の企業・業界情報の統合プラットフォーム
世界200ヶ国以上、950万社の上場・未上場企業データの他、195万件以上のグローバルM&Aデータ、グローバル統計データなどの経済情報にワンストップでアクセスできます。また、当社の専属アナリストによる560を超える業界の地域別分析レポートにより、業界の概要から市場、競争環境を短時間で把握することができます。
② 直観的なインターフェースによる操作性
説明書が必要ない直観的な操作性により、必要とする世界中の企業・産業データを簡単に探すことができます。また、データはそのまま「SPEEDA」上で編集、加工できる他、ワンクリックでExcel、PowerPointやPDF等の必要な形式にダウンロードすることができます。③ アナリストによる分析・リサーチ支援
専門のコンサルタントや業界のアナリストに、より付加価値の高い分析、リサーチ業務を依頼することができます。テクノロジーと専門家の力を組み合わせることで、利用者の業務を幅広く支援します。④ 多様な業界・分野における専門家の知見へのアクセスが可能
日本国内に約8,000名のエキスパート・ネットワークを有するミーミル社のエキスパートリサーチ事業をSPEEDAに統合したことにより、企業、業界、トレンドの定量的な情報の取得に留まらず、それらに専門家の知見を組み合わせることで、より精度の高い、スピーディーな意思決定が可能になります。
「SPEEDA」の契約単位はIDであり、「SPEEDA」の主な収益源は、利用者から受領する「SPEEDA」の契約ID数に応じた月額の定額利用料金です。この他、オプション機能の契約によって追加で発生する月額のオプション利用料金、他社の提供する企業のクレジットレポート(注)・業界レポートの購入に応じて課金されるレポート料金も「SPEEDA」の収益源となっています。
(注) クレジットレポートとは、企業の信用情報に関するレポートを指します。
「SPEEDA」のARRの推移は、以下のとおりです。
ARR(単位:百万円) (注1) | |
2017年3月末 | 2,557 |
2017年6月末 | 2,745 |
2017年9月末 | 2,909 |
2017年12月末 | 3,113 |
2018年3月末 | 3,285 |
2018年6月末 | 3,555 |
2018年9月末 | 3,757 |
2018年12月末 | 4,040 |
2019年3月末 | 4,163 |
2019年6月末 | 4,482 |
2019年9月末 | 4,679 |
2019年12月末 | 4,917 |
2020年3月末 | 5,056 |
2020年6月末 | 5,221 |
2020年9月末 | 5,379 |
2020年12月末 | 5,559 |
2021年3月末 | 5,830 |
2021年6月末 | 6,149 |
2021年9月末 | 6,408 |
2021年12月末 | 6,700 |
(注) ARRとはAnnual Recurring Revenueの略称で、年間経常収益を指し、サブスクリプションにより得られる今後1年の収益を表します。MRR(Monthly Recurring Revenue:月間経常収益)の12倍の値です。またARRは国内と海外の合算です。
「SPEEDA」において、主に以下の情報の取得及び機能の利用が可能です。
① 業界情報
各業界のオリジナル業界レポートを閲覧することができます。560を超える業界のオリジナル業界レポートが格納されており、地域は、日本のみならず、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、シンガポールなどアジア諸国を中心に世界各国をカバーしています。オリジナル業界レポートは、当社グループに在籍するアナリストによって執筆され、「SPEEDA」のみで提供されるオリジナルコンテンツであり、各業界の特徴などの定性情報、市場の伸びなどの定量情報、業界プレイヤー等について短時間で把握可能な内容になっています。また、当該オリジナル業界レポートに加え、当社提携先の作成する業界レポートを無料又は有料で取得することができます。② 企業情報
世界約200ヶ国以上の企業に関するデータを閲覧することができます。上場企業については、世界中の上場企業の内、99%以上の情報を格納しており、企業概要、財務データ、セグメント情報、役員情報、株主情報、株価データ、開示資料等が格納されています。また、未上場企業については、国内企業約140万社の会社概要、主要財務データ(一部レンジ表記)等を格納、海外企業は、アジアを中心に約690万社以上の企業概要、主要財務データ、役員情報、株主情報等を格納しています。なお、「SPEEDA」に格納されている各種データは、当社グループ独自で作成したものに加え、外部のデータサプライヤーから有償提供されたものが含まれています。③ M&A情報
2000年以降の、世界のM&Aデータ195万件以上を格納しています。M&Aデータには案件概要、案件の金額規模、当該案件にかかるアドバイザー、資金供給者等が含まれます。④ ニュース情報
日本語160媒体以上、英語2,000媒体以上のニュース情報を提供しています。キーワードや企業を設定し、該当するニュースをメール通知する機能もあります。⑤ 分析・検索機能
企業の財務比較分析、株価分析、ヒストリカルマルチプル(注)分析といった比較・時系列分析、有価証券報告書、その他の開示資料の全文検索、ニュース検索、レポート検索、企業のIRデータ、各国の統計情報の検索などが可能です。⑥ トレンド情報
ビジネスシフトを促す変化とその影響を「トレンド」と位置づけ、テクノロジーの最新動向やビジネスモデルの変革など、最先端の情報が自社アナリストによる独自コンテンツレポート等で閲覧可能です。⑦ その他オプション機能
上記の標準データ・標準機能に加え、オプション申込みによって利用できるデータ・機能があります。主なオプション契約には、変化も激しく注目度が高い技術分野を中心に、各企業の特許出願数や被引用回数等での序列、その経年変化を把握できる「特許動向検索」や、Excelに「SPEEDA」のデータを直接ダウンロードすることのできる「Excel Plug-in」機能があります。
⑧ サポートデスク
「SPEEDA」のサービス利用者は、当社のコンサルタントやアナリストによるサポートデスクを原則として契約料金の範囲内で利用することができます。当該サポートデスクは、利用方法の案内を行うのみならず、利用者からの依頼により、データ作成、リサーチ業務のサポートも行っています。⑨ 「今、専門家に聞く」機能、FLASH Opinion
SPEEDA上から専門家に質問し、24時間以内に5人以上からテキスト回答が得ることができます。またSPEEDAのアナリストがトレンドや業界の「今」に関して定期的に専門家に質問し、その回答をSPEEDAユーザーが閲覧可能なコンテンツとして掲載しています。なお、専門家の回答を深堀りしたい場合における専門家インタビュー、個別リサーチ等もSPEEDA上で「SPEEDA EXPERT RESEARCH」として提供しています。
上記に加え、ワンクリックで業界データや企業情報をWord・Excel・PowerPoint・PDF形式等でダウンロードできる他、簡単な操作により、企業概要、財務諸表、業績推移のグラフ等の資料冊子を30秒程度で自動生成することができます。
(注) ヒストリカルマルチプルとは企業の株価倍率(財務数値と株価の倍率)の過去推移のことを指します。
事業系統図(SPEEDA)
2.INITIALについて
「INITIAL」(イニシャル)は、日本国内のスタートアップ企業に関する、資金調達情報、関連ニュース、類似企業の検索などができるオンライン情報サービスです。「SPEEDA」同様、金融機関・コンサルティングファーム・会計ファームの他、ベンチャーキャピタルや事業会社を顧客とする法人向けサービスです。国内17,600社以上のスタートアップ企業に関する様々な公開情報を情報源にしており、各種ニュースの他、スタートアップ企業やVC(ベンチャーキャピタル)などの公式ウェブサイト・プレスリリース、登記簿、官報などから、当社グループにおいてデータの収集・蓄積を行っています。月額の定額利用料でサービスを提供しています。
「INITIAL」のサービスの特徴は以下のとおりです。
① スタートアップ関連情報の網羅性
国内17,600社以上のスタートアップ企業の情報データを保有しており、事業概要や資金調達、提携先、関連ニュースに加え、15,600社以上の投資家、102,000件以上の投資ラウンド、2,700本以上のファンドの情報も網羅しています。スタートアップに関する情報をワンストップで取得することが可能です。② 「INITIAL」独自の定義による検索軸
業種や技術、シリーズ情報など、スタートアップを検索・分析するためのさまざまな情報を付与しています。「INITIAL」に蓄積された豊富な資金調達データをもとに、スタートアップ企業の成長フェーズを『INITIALシリーズ』として「INITIAL」独自で定義しています。また、独自スコアリングにより、類似するスタートアップをリストアップし、比較が可能です。③ オリジナルコンテンツの提供
独自取材・データを活用した資金調達・IPO分析記事やレポートや、起業家・投資家へのインタビュー記事をオリジナルコンテンツとして作成しており、データだけにとどまらない、スタートアップのリアルな情報及び投資実務における情報を提供します。3.FORCASについて
「FORCAS」(フォーカス)は、B2B領域でサービス展開する企業のAccount Based Marketing(ABM)の実行を支援する、マーケティングプラットフォームです。ユーザーが保有する顧客データ及び当社グループが「SPEEDA」事業において蓄積してきた企業属性情報(所属業界、従業員規模等の企業の定性・定量的特徴)を組み合わせ、(ユーザーの)既存顧客の特徴を自動的に分析します。そして、ユーザーにとっての営業成約確度の高い潜在顧客を具体的にリストアップし、データ分析ドリブンなマーケティング戦略策定を支援します。月額の定額利用料でサービスを提供しています。また、営業組織向けプロダクトである「FORCAS Sales」も提供しています。「FORCAS」におけるサービスの特徴は以下のとおりです。
① 成約確度の高い見込み顧客を予測
ユーザーが保有する既存顧客のデータを「FORCAS」に取り込むことで、業界、シナリオ、地域、売上、従業員数などを自動的に分析し、成約確度が高いと予測される見込み顧客を特定して、当社が保有する150万社以上の企業データの中から、独自のスコアを付与したターゲットリストを自動作成します。作成したリストは、Excel形式データでダウンロードが可能です。② 様々な切り口でターゲット企業を特定
企業の業種、活動状況や課題、導入している外部サービスなど多様な切り口から、企業リストを作成することが可能です。外部サービスは、各企業のWebサイトに設置されているウェブサービスタグの情報を収集することにより、マーケティングオートメーション、eコマース系ツール、ウェブ広告など、1,500種類以上の利用サービスデータを取得しています。さまざまな仮説を立てて、ターゲット企業を特定することができます。③ 膨大な顧客データを統合
顧客管理システムや営業ターゲットリスト、請求情報、名刺データなど、社内に点在する顧客情報と「FORCAS」が持つ豊富な企業情報、そして強力な名寄せエンジンによって、精度の高い顧客データ統合を実現し、顧客データの名寄せ業務の負担を大きく軽減します。事業系統図(INITIAL、FORCAS及びFORCAS Sales)
「INITIAL」のARRの推移は、以下のとおりです。
ARR(単位:百万円) (注) | |
2018年3月末 | 115 |
2018年6月末 | 162 |
2018年9月末 | 180 |
2018年12月末 | 194 |
2019年3月末 | 204 |
2019年6月末 | 226 |
2019年9月末 | 258 |
2019年12月末 | 291 |
2020年3月末 | 325 |
2020年6月末 | 349 |
2020年9月末 | 369 |
2020年12月末 | 418 |
2021年3月末 | 448 |
2021年6月末 | 500 |
2021年9月末 | 554 |
2021年12月末 | 615 |
(注) ARRとはAnnual Recurring Revenueの略称で、年間経常収益を指し、サブスクリプションにより得られる今後1年の収益を表します。MRR(Monthly Recurring Revenue:月間経常収益)の12倍の値です。
「FORCAS」及び「FORCAS Sales」のARRの推移は、以下のとおりです。
ARR(単位:百万円) (注) | |
2018年3月末 | 84 |
2018年6月末 | 129 |
2018年9月末 | 214 |
2018年12月末 | 363 |
2019年3月末 | 464 |
2019年6月末 | 604 |
2019年9月末 | 721 |
2019年12月末 | 907 |
2020年3月末 | 966 |
2020年6月末 | 1,004 |
2020年9月末 | 1,092 |
2020年12月末 | 1,209 |
2021年3月末 | 1,284 |
2021年6月末 | 1,431 |
2021年9月末 | 1,560 |
2021年12月末 | 1,712 |
(注) ARRとはAnnual Recurring Revenueの略称で、年間経常収益を指し、サブスクリプションにより得られる今後1年の収益を表します。MRR(Monthly Recurring Revenue:月間経常収益)の12倍の値です。
4.AD/NPで提供している「NewsPicks Enterprise」及び「Incubation Suite」について
人材育成・組織風土活性化・新規事業開発に課題を持つ企業に対して、「NewsPicks」を活用した企業向けソリューション(NewsPicks Enterprise)及び新規事業開発支援のコンサルティング並びに当該プログラムを円滑に進める支援ツール「Incubation Suite」を提供しています。具体的には、社内コミュニケーションの活性化やインナーブランディング等を容易にする社内メディアの提供、現在日本経済で注目されているトピックスやテーマについて、従業員の意識レベル・知識レベルの向上を図るクローズドな研修プログラムの提供、また、社内起業家の育成と事業創出をサポートするサービスを法人向けに提供しています。■ NewsPicks事業
「NewsPicks」はソーシャル機能も兼ね備えた、経済ニュースメディアです。100以上の国内外のメディアが配信する経済ニュースをワンストップで読めることに加え、「NewsPicks」独自の編集部が取材・編集した記事や動画等によるオリジナルコンテンツを提供しています。「NewsPicks」は、ニュースを配信するプラットフォーム及びオリジナルコンテンツを提供するメディアとしての性格に加えて、ユーザー同士やユーザーと企業とのコミュニケーションの場を提供するコミュニティとしての性格も備えており、ソーシャル経済メディアとして独自のポジショニングを確立しています。「NewsPicks」は、iPhoneやAndroidに対応しているアプリ版とPCからご利用いただけるWeb版を展開しています。また、従来よりSPEEDAのコアコンテンツとしてNewsPicksのオリジナル記事を提供していましたが、当連結会計年度よりINITIAL及びFORCAS SalesにおいてもNewsPicks記事の提供を開始しました。今後もアプリ版及びWeb版のみならず、各SaaSプロダクトを通じて、NewsPicksのコンテンツの価値を多くの方に届けていきます。
「NewsPicks」のサービスの特徴は以下のとおりです。
① スマートフォンに特化した経済ニュースのワンストッププラットフォーム
100以上の国内外のメディア、専門メディアの配信ニュースを「NewsPicks」上においてワンストップで読むことができます。② ビジネスパーソンをつなぐソーシャル経済メディア
「NewsPicks」を通じて、ユーザー同士のコミュニティが形成されています。ユーザーはニュースにコメントを投稿することができ(コメントを投稿するユーザーは「ピッカー」と呼ばれます)、気になるピッカーをフォローし、「探す」ページよりフォローしているピッカーのコメントを閲覧することが可能です。③ 編集部によるオリジナルコンテンツの提供
独自の編集部が取材・編集し、社会性の高いテーマやビジネスに示唆を与えるストーリーを深堀し、記事や動画によるオリジナルコンテンツを作成、提供しています。「NewsPicks」には主に以下の機能があります。
① 「Pick(ピック)」・コメント機能
ユーザーは、「NewsPicks」上のニュースを「Pick」することができます。「Pick」したニュースは、ユーザーごとに蓄積され、ユーザーは過去に「Pick」したニュースを「NewsPicks」上でいつでも見ることができます。また、ユーザーは「Pick」したニュースにコメントを投稿することができ、投稿されたコメントは「NewsPicks」上に公開されます。ユーザーは、「NewsPicks」上のニュースについて、ニュースの内容のみならず、当該ニュースに寄せられた専門家、著名人等のコメントを合わせて読むことでより多角的にニュースを読み解いたり、アイデア発想に役立てたりすることができます。② ユーザーのフォロー機能
ユーザーは、「NewsPicks」を利用する他のユーザーをフォローすることができます。「NewsPicks」内の「探す」というページ内の「フォロー」タブには、自分がフォローした他のユーザーが「Pick」したニュースが配信されます。これにより、「フォロー」タブは、ユーザーのフォローする専門家、著名人、友人・知人等の「Pick」するニュースで構成されることとなり、ユーザーは好みのニュースを自分に配信させることが可能となります。③ 記事投稿機能
ユーザーは、「NewsPicks」に自らニュース記事を投稿することができます。インターネット上に公開されているニュースのURLを「NewsPicks」上の投稿ページに入力することにより、「NewsPicks」上で他のユーザーにニュースを共有することができます。④ 検索機能
ユーザーは、「NewsPicks」内のニュース記事、ユーザーコメント、ユーザー名を検索することができます。これにより、過去のニュース検索や、コメントからのキーワード検索、他のユーザーの検索をすることが可能となっています。また、Web版では、「SPEEDA」との連携により、「SPEEDA」に格納されている財務データや統計情報などの経済データもワンストップで検索することができます。「NewsPicks」の主な収益源は、有料課金ユーザーから受領する月額利用料、「NewsPicks」上に掲載する広告に関して広告主から得る広告収入、「NewsPicks」上に掲載する採用情報に関して募集企業から得る採用記事に関する報酬等です。
「NewsPicks」の主な収益源における各サービスの内容は以下のとおりです。
(有料課金ユーザー向けサービス)
有料課金ユーザーであるプレミアム会員は、「NewsPicks」オリジナルコンテンツや海外の有料媒体の記事、各界の著名人が出演する動画コンテンツ等を閲覧できます。また、NewsPicksパブリッシングが刊行している電子書籍を20%割引で購入することや、職業の情報・経験を共有する姉妹メディアである「JobPicks」に掲載されている経験談を無制限で閲覧することが可能です。さらに、自分の好みのトピックをフォローし、各トピックのオーナーが発信する記事の購読やその記事のコメント欄にてオーナーとの双方向のやり取りができる「NewsPicksトピックス」というサービスを利用できます。なお、プレミアム会員は月額1,700円(年割プランは月額1,250円、3年割プランは月額1,083円、学割プランは月額500円)です。
(注) 新規にお申込された場合の価格となります。なお、2021年11月15日以降、Apple Store / Google Play経由でプレミアムプランを新規にお申込みされた方は、月額1,850円となります。
(法人向けブランド広告サービス)
ブランド広告の種類 | 内容 | |
ブランドストーリー | 広告主様の届けたい内容や課題を基に、オリジナルコンテンツを制作し、NewsPicks上で配信するサービスです。 | |
ブランドストーリー オプション | 外部拡散プラン | ブランドストーリーをNewsPicks外のメディアで配信・拡散するサービスです。 |
ブランドリフト調査 | ブランドストーリー施策における、簡易ブランドリフト(アンケート)調査を実施するサービスです。 | |
ジョブオファー | 広告主様の採用ブランディングを目的としたブランドストーリーを制作・配信するサービスです。ブランドストーリー内に求人フォームを設置することで、ユーザーからの直接応募を受けることが可能になります。 | |
ブランドシリーズ、プレミアムブランドシリーズ | ブランドストーリーを3本以上実施いただく広告主様について、訴求したい1つのテーマを設定し、複数のブランドストーリーを特集仕様(カルーセル)でまとめて掲載するサービスです。大きなテーマと共に広告主様のブランド訴求をすることで認知・啓蒙を促進します。ブランドシリーズから配信位置とデザインをリッチにしたものが「プレミアムブランドシリーズ」となります。 | |
ブランドパネル | NewsPicks上のニュースフィード内広告枠となり、広告主様の自社コンテンツへの誘導やブランドストーリーへの追加誘導として活用いただけるサービスです。 | |
ブランドエクスペリエンス | 全体プロデュース | NewsPicksユーザー向けに広告主様完全オリジナルスポンサードイベントを企画・制作・運営・実施するサービスです。コンセプト作りから、認知啓蒙、意欲の高い参加者の集客、イベント実施後のレポートまでフォローアップします。 |
セッションプロデュース | 広告主様が主催するイベントの一部に企画提供をするサービスです。企画の提案、登壇者アサイン、集客協力、イベント現場での登壇者サポート、事後レポート記事配信を実施します。 |
ブランド広告の種類 | 内容 | |
番組 | オリジナル | NewsPicks Studiosのコンテンツ企画、制作力を活かし、広告主様オリジナルの広告番組を企画・制作・配信するサービスです。 |
スポンサード | NewsPicks Studiosが配信するレギュラー番組において、広告主様とのタイアップ企画を実施するサービスです。 |
事業系統図(NewsPicks事業)
「NewsPicks」のARRの推移は以下のとおりです。
ARR(単位:百万円) (注) | |
2017年3月末 | 571 |
2017年6月末 | 741 |
2017年9月末 | 801 |
2017年12月末 | 993 |
2018年3月末 | 1,179 |
2018年6月末 | 1,319 |
2018年9月末 | 1,446 |
2018年12月末 | 1,646 |
2019年3月末 | 1,785 |
2019年6月末 | 1,802 |
2019年9月末 | 1,920 |
2019年12月末 | 2,002 |
2020年3月末 | 2,079 |
2020年6月末 | 2,609 |
2020年9月末 | 2,534 |
2020年12月末 | 2,518 |
2021年3月末 | 2,564 |
2021年6月末 | 2,483 |
2021年9月末 | 2,568 |
2021年12月末 | 2,583 |
(注) ARRとはAnnual Recurring Revenueの略称で、年間経常収益を指し、サブスクリプションにより得られる今後1年の収益を表します。MRR(Monthly Recurring Revenue:月間経常収益)の12倍の値です。なお、セグメント変更に伴い、当該変更後の数値を記載しています。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E32673] S100NPYR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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