有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100TJK8 (EDINETへの外部リンク)
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス 事業の内容 (2024年2月期)
当社グループは、当社、連結子会社35社、持分法適用関連会社2社および非連結子会社1社により構成されております。
当社は、食品の製造および販売をおこなう中小企業の支援・活性化を目的とし、持株会社として、グループ全社の経営戦略の立案・実行および経営管理をおこなうとともに、子会社に対し、セールスマーケティング、商品開発、生産管理、購買物流、品質管理、経営管理といった機能ごとに支援をおこなっております。これにより、各子会社の“強み”を伸ばし、“弱み”を補い合う仕組みである「中小企業支援プラットフォーム」を構築しております。
(1)当社設立の背景
① 中小食品企業を取り巻く環境
日本食は、世界的にも極めて高い評価を受け注目されている分野であると同時に、国内の食品産業は事業所数、雇用者数、GDPの面で大きな規模を占める、日本の基幹産業であります。この産業は、その企業数の99%を中小企業が担っており、優れた商品や技術力を持つ多くの企業が存在いたします。
しかしながら、少子高齢化等により国内の市場規模は縮小を続け、一部の中小食品企業にとっては、単独での生き残りが難しい経営環境が続いております。そのため、事業継続をあきらめて廃業や事業を停止する企業が増加する傾向にあります。
② 中小企業の事業承継の状況
経営者の平均引退年齢は70歳前後(※1)となる中、経営者の平均年齢は63.76歳(※2)に達し、今後7年間で約50%の経営者が平均引退年齢を迎えることが予想されます。そうした中、国内企業の半数以上にあたる53.9%(※3)が後継者不在となっており、現時点において事業承継を考えている企業は、全産業合計で33%(※4)にとどまるなど、事業承継の準備が進んでいない状況にあります。
(※1)中小企業庁「中小企業白書」(2023年版)、(※2)㈱東京商工リサーチ「全国社長の年齢」(2023年)、(※3)㈱帝国データバンク「全国企業『後継者不在率』動向調査」(2023年)、(※4)中小企業庁「中小企業実態基本調査」(2022年確報(2021年度決算実績))
③ 中小食品企業における事業承継の受け皿の状況
中小食品企業における事業承継ニーズが高まる一方で、受け皿となる会社や組織は少ないのが現状です。中小食品企業は大企業が受け皿となるには規模が小さいことが多く、投資ファンドは、単独での高い成長と数年以内の売却を主な目的としていることから、成熟市場にある中小食品企業は投資対象になりにくく、事業承継の担い手が圧倒的に不足する原因となっております。
(2)当社および当社グループ各社の事業における位置づけおよびセグメント区分
① 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスについて
当社は持株会社として、全社的な戦略の立案・実行、管理をおこなうとともに、子会社に対しては経営支援および「中小企業支援プラットフォーム」により機能別に支援をおこなっております。
② 事業子会社について
子会社の事業の種別に応じて「製造事業セグメント」、「販売事業セグメント」および「その他事業セグメント」に分けております。
a.製造事業セグメント
国内製造事業は、独自の製品を開発、製造し、主に卸売業者を通じてスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店等へ販売をおこなっております。また、ホタテを中心とした水産物については、主に輸出企業等を通して欧米やアジアに向けて販売をおこなっております。
海外製造事業は、独自の製品を開発、製造し、主にスーパーマーケット、ホテル、飲食店等へ販売をおこなっております。
b.販売事業セグメント
国内販売事業は、販売力と企画力を強みとしており、消費者のニーズを捉えた商品を企画開発し、主に産業給食、生協、スーパーマーケット等への販売をおこなっております。
海外販売事業は、海外から仕入れた良質な製品を主にスーパーマーケット、飲食店、ホテル等へ販売をおこなっております。
c.その他事業セグメント
「その他事業セグメント」は「製造事業セグメント」および「販売事業セグメント」に含まれない報告セグメントであり、SHARIKAT NATIONAL FOOD PTE.LTD.は不動産賃貸および管理事業等をおこなっており、株式会社ONESTORYはマーケティング事業等をおこなっております。
(3)当社グループの中小企業活性化ビジネスの特徴
① 事業承継の受け皿としての当社の強み
当社は、支援・活性化を必要とする中小食品企業を子会社化し、短期的な視点でなく中長期的な視点に基づきグループ一体となり経営をおこなっております。これにより事業の継続を望む中小食品企業の株主や経営者は安心して会社を任せることができ、従業員も安心して働くことができるシステムを構築しております。
また、当社は創業以来、中小食品企業を子会社化し、再成長を図る取り組みをおこなってきた経験により、食品業界の市場環境や商習慣、中小食品企業特有のリスク等を習熟し、数ある中小食品企業の中から強みを持つ企業を選ぶ目利き力を磨き、デューデリジェンスや交渉のノウハウ、知見を蓄積してまいりました。
さらに、都市銀行、地方銀行、信用金庫、証券会社などの金融機関、M&Aアドバイザリー業務をおこなう企業等の幅広いネットワークを構築しており、中小食品企業のM&A情報を得る体制を構築しております。
② 中小企業支援プラットフォーム
「中小企業支援プラットフォーム」は、中小企業が本来持っている“強み”を伸ばし、“弱み”を補い合うことを目的とし、各子会社がおこなう業務(セールス・マーケティング、商品開発、生産管理、購買・物流、品質管理、経営管理など)を、当社の機能別責任者が会社の壁を超えて横断的に統括し、有機的に結び付けるシステムであります。
機能別に子会社を横断的に支援するため、当社内に設けた部署に所属する機能別責任者のもと、各子会社が持つ販路、生産管理手法、商品開発ノウハウなどを共有し、子会社各社での相互活用や、経営管理の効率化、グループ信用力を活用した資金調達により当社グループ全体で成長を実現しております。
③ 地域の活性化
当社では、地方の中小食品企業の事業承継等を積極的におこなってまいりました。当社の中小企業支援プラットフォームを活用することで、これまで地域を限定して販売されていた魅力ある商品を全国(および一部海外)に展開することや、当社の資金を活用して新たな設備投資をおこなうことができます。これにより、地方の中小食品企業の再成長と地方経済の活性化を促しております。
なお、当社は、有価証券の取引等の規則に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については、連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
事業の系統図は、次のとおりであります。
当社は、食品の製造および販売をおこなう中小企業の支援・活性化を目的とし、持株会社として、グループ全社の経営戦略の立案・実行および経営管理をおこなうとともに、子会社に対し、セールスマーケティング、商品開発、生産管理、購買物流、品質管理、経営管理といった機能ごとに支援をおこなっております。これにより、各子会社の“強み”を伸ばし、“弱み”を補い合う仕組みである「中小企業支援プラットフォーム」を構築しております。
(1)当社設立の背景
① 中小食品企業を取り巻く環境
日本食は、世界的にも極めて高い評価を受け注目されている分野であると同時に、国内の食品産業は事業所数、雇用者数、GDPの面で大きな規模を占める、日本の基幹産業であります。この産業は、その企業数の99%を中小企業が担っており、優れた商品や技術力を持つ多くの企業が存在いたします。
しかしながら、少子高齢化等により国内の市場規模は縮小を続け、一部の中小食品企業にとっては、単独での生き残りが難しい経営環境が続いております。そのため、事業継続をあきらめて廃業や事業を停止する企業が増加する傾向にあります。
② 中小企業の事業承継の状況
経営者の平均引退年齢は70歳前後(※1)となる中、経営者の平均年齢は63.76歳(※2)に達し、今後7年間で約50%の経営者が平均引退年齢を迎えることが予想されます。そうした中、国内企業の半数以上にあたる53.9%(※3)が後継者不在となっており、現時点において事業承継を考えている企業は、全産業合計で33%(※4)にとどまるなど、事業承継の準備が進んでいない状況にあります。
(※1)中小企業庁「中小企業白書」(2023年版)、(※2)㈱東京商工リサーチ「全国社長の年齢」(2023年)、(※3)㈱帝国データバンク「全国企業『後継者不在率』動向調査」(2023年)、(※4)中小企業庁「中小企業実態基本調査」(2022年確報(2021年度決算実績))
③ 中小食品企業における事業承継の受け皿の状況
中小食品企業における事業承継ニーズが高まる一方で、受け皿となる会社や組織は少ないのが現状です。中小食品企業は大企業が受け皿となるには規模が小さいことが多く、投資ファンドは、単独での高い成長と数年以内の売却を主な目的としていることから、成熟市場にある中小食品企業は投資対象になりにくく、事業承継の担い手が圧倒的に不足する原因となっております。
(2)当社および当社グループ各社の事業における位置づけおよびセグメント区分
① 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスについて
当社は持株会社として、全社的な戦略の立案・実行、管理をおこなうとともに、子会社に対しては経営支援および「中小企業支援プラットフォーム」により機能別に支援をおこなっております。
② 事業子会社について
子会社の事業の種別に応じて「製造事業セグメント」、「販売事業セグメント」および「その他事業セグメント」に分けております。
a.製造事業セグメント
国内製造事業は、独自の製品を開発、製造し、主に卸売業者を通じてスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店等へ販売をおこなっております。また、ホタテを中心とした水産物については、主に輸出企業等を通して欧米やアジアに向けて販売をおこなっております。
海外製造事業は、独自の製品を開発、製造し、主にスーパーマーケット、ホテル、飲食店等へ販売をおこなっております。
名称 | 事業内容と特徴 | 販売先 |
楽陽食品㈱ (東京都足立区) | 国内5カ所の工場において、チルドシウマイおよびチルド餃子を製造販売しております。チルドシウマイの生産量は国内トップシェアを誇っております。 | 主に、大手スーパーとの直接取引や、大手食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、ドラッグストア、生活協同組合等へ販売しております。 |
㈱オーブン (愛媛県四国中央市) | 供給量が限られた広島県産カキを調達する独自のルートをもち、かきフライを主力商品として、鶏なんこつのから揚げやささみフライ等を製造販売しております。 | 主に、大手食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、生活協同組合等へ販売しております。 |
白石興産㈱ (宮城県白石市) | 1886年創業、宮城県白石市特産の白石温麺を主力商品とし、伝統的な製法により製造される乾麺等の製造販売をおこなっております。 | 主に、大手食品商社を経由して、東北地区、関東地区のスーパー、量販店、ドラッグストア、生活協同組合等へ販売しております。 |
㈱ダイショウ (埼玉県比企郡ときがわ町) | ピーナッツバターのパイオニアであり、独自の製法により作られる「ピーナッツバタークリーミー」は1985年の販売開始以来続くロングセラー商品です。 | 主に、大手食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、ドラッグストア等へ販売しております。 |
㈱桜顔酒造 (岩手県盛岡市) | 1973年岩手県の地場の10の酒蔵が結集して設立。日本最大の杜氏集団である「南部杜氏」の技により生み出された日本酒は、フルーティで奥深い味わいです。 | 主に、酒卸問屋等を経由して、岩手県内のスーパー、飲食店、ドラッグストアおよび首都圏の百貨店等へ販売しております。 |
㈱雄北水産 (神奈川県足柄上郡大井町) | 船上で捕獲直後にマイナス50度からマイナス60度で瞬間冷凍される船凍品のマグロ等を使用したねぎとろ、まぐろ切り落としを製造販売しております。 | 主に、水産卸売市場を経由して、関東地方と東北地方のスーパー、量販店等へ販売しております。 |
純和食品㈱ (埼玉県熊谷市) | 彩の国(埼玉県)HACCPを取得するなど、万全な生産管理体制を構築しており、ゼリーの製造においては、その技術力と商品力に定評があります。 | 主に、大手スーパー等のプライベートブランド商品を販売するほか、スーパー、量販店等へ自社ブランド商品を販売しております。 |
㈱エスケーフーズ (埼玉県大里郡寄居町) | チルド・冷凍とんかつ等を主力商品とし、お客様のニーズに対応する畜肉製品を製造販売しております。 | 主に、商社等を介さず、大手スーパー等へ直接販売しております。 |
㈱ヤマニ野口水産 (北海道留萌市) | 半世紀にわたり、北海道の特産品である鮭とばやにしん燻製等を熟練工による独自の製法により製造販売しております。 | 主に、地場卸問屋等を経由して、北海道内のスーパー、コンビニエンスストアおよび道の駅等へ販売しております。 |
JSTT SINGAPORE PTE. LTD. (シンガポール) | シンガポールにおいて、寿司、巻物、おにぎり等の製造販売をおこなっております。 | 主に、シンガポールの大手スーパーマーケットチェーンの各店舗において販売しております。 |
㈱おむすびころりん本舗 (長野県安曇野市) | 自社開発のフリーズドライ設備により、フリーズドライ加工した野菜や果物等を製菓原料や非常食等として販売しております。 | 主に、商社等を経由して菓子メーカーおよびスーパー、量販店等へ販売しております。 |
㈱まるかわ食品 (静岡県磐田市) | 浜松エリアにおいて餃子の有名店である当社は、こだわりぬいた素材と創業以来の秘伝のレシピを使った餃子の製造、販売をおこなっております。 | 主に自社店舗において直接販売をするとともに、卸売や通信販売をおこなっております。 |
PACIFIC SORBY PTE. LTD. (シンガポール) | シンガポールにおいて、チルドおよび冷凍水産品の加工、卸売をおこなっております。 | 主に、シンガポールの高級ホテルや病院等へ販売しております。 |
㈱森養魚場 (岐阜県大垣市) | 養殖鮎の生産量は国内トップであり、採卵・ふ化から育成・出荷まで安定的に生産できる独自のノウハウを蓄積しております。また、雄雌を産み分ける技術も有しております。 | 主に、水産卸売市場を経由して、日本全国のスーパー、量販店等へ販売しております。また、観光やな等へも販売しております。 |
NKR CONTINENTAL PTE. LTD. (シンガポール) | シンガポールおよび子会社のあるマレーシアにおいて、厨房機器の製造、輸入販売、設計施工、メンテナンスをおこなっております。 | 主に、シンガポールおよびマレーシアのホテル、病院、飲食店等へ販売しております。 |
㈱香り芽本舗 (島根県出雲市) | ソフトタイプのわかめふりかけ、ひじきふりかけ、わかめスープ、わかめ茶漬け等の自社商品からОEМ商品まで、高品質かつ多様なラインアップの商品を製造しております。 | 主に、食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、生協、道の駅等へ販売しております。また、学校給食等の業務用製品も販売しております。 |
十二堂㈱ (福岡県太宰府市) | ソフトふりかけ「梅の実ひじき」等を製造・販売する企業です。独自の製法で爽やかに仕上げた逸品で、高い知名度と根強い人気を誇っております。 | 主に、食品商社等を経由して、小売店、百貨店等で販売するほか、自社店舗・通信販売による直接販売をおこなっております。 |
㈱小田喜商店 (茨城県笠間市) | 栗および和洋菓子向けの栗加工品・製菓原料等の製造、販売をおこなっております。 | 主に、飲食店、和菓子店等向けに販売するほか、自社店舗・通信販売による直接販売をおこなっております。 |
㈱細川食品 (香川県三豊市) | 国産野菜を使用したかき揚げ、チヂミなどの冷凍総菜や、赤飯などの冷凍米飯製品の製造をおこなっております。 | 主に、大手食品商社を経由して、日本全国のスーパー、量販店、飲食店等へ販売しております。 |
㈱丸太太兵衛小林製麺 (北海道札幌市) | 生麺(ラーメン)の製造・販売を主な事業内容としており、餃子の皮の製造およびたれ等調味料の販売もおこなっております。 | 主に北海道を中心とした、日本全国のラーメン店向けに販売しております。 |
㈱林久右衛門商店 (福岡県福岡市) | 独自に開発した最中に入ったお吸物を主力商品とし、削り節、だしの製造加工・販売をおこなっております。 | 主に、食品商社等を経由して、小売店、百貨店等へ販売するほか、通信販売による直接販売をおこなっております。 |
㈱マルキチ (北海道網走市) | オホーツク海で採れる大粒で肉厚なホタテを中心に、サケ、イクラ、カニ等の製造加工・販売をおこなっております。 | 主に、国内の水産卸売企業を経由して、海外へ販売しております。 |
㈱ワイエスフーズ (北海道茅部郡森町) | 北海道噴火湾で採れるホタテを中心に、サケ、イクラ、イカ等の製造加工・販売をおこなっております。 | 主に、国内の水産卸売企業や海外の水産加工企業へ販売しております。 |
㈱マタツ水産 (北海道山越郡長万部町) | 北海道長万部で採れたホタテやサケなどを高度な技術と先進的な設備で加工し、販売をおこなっております。 | 主に、国内の大手水産卸売企業を経由して、日本全国のスーパー、量販店等へ販売しております。 |
㈲オガネサン清藤水産 (北海道茅部郡森町) | 噴火湾で採れた新鮮なホタテを片貝に加工し、販売をおこなっており、片貝の生産量では国内で高いシェアを誇っております。 | 主に、国内の水産卸売企業を経由して、飲食店等へ販売しております。 |
b.販売事業セグメント
国内販売事業は、販売力と企画力を強みとしており、消費者のニーズを捉えた商品を企画開発し、主に産業給食、生協、スーパーマーケット等への販売をおこなっております。
海外販売事業は、海外から仕入れた良質な製品を主にスーパーマーケット、飲食店、ホテル等へ販売をおこなっております。
名称 | 事業内容と特徴 | 販売先 |
㈱ヨシムラ・フード (埼玉県越谷市) | 業務用食材の企画・販売を主とし、自社で物流機能を持たず、販売先へ直送するビジネスモデルを構築しております。 | 産業給食、コンビニエンスストアベンダー、スーパーの惣菜、外食産業、医療福祉関係、学校給食など、多種多様な販路を有しております。 |
㈱ジョイ・ダイニング・ プロダクツ (埼玉県越谷市) | 冷凍食品の企画・販売をおこなっております。日本全国の生協に直接販売口座を有しており、それを活用してグループ商品の販売もおこなっております。 | 主に、日本全国の生協や食材・食品宅配業者へ販売しております。 |
SIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITED (シンガポール) | アジア各地の有力な水産会社から高品質かつ安心安全な冷凍水産品および冷凍水産加工品等を仕入れ、販売しております。 | シンガポールおよびアジア諸国の大手卸売企業や、シンガポールの大手スーパー、大手EC販売企業および飲食店等へ販売しております。 |
㈱ワイエス海商 (北海道茅部郡森町) | ふるさと納税の返礼品等の通信販売、温浴施設の運営、同施設内の飲食店の運営を主な事業内容としております。 | 一般消費者向けの通信販売のほか、運営店舗での直接販売をしております。 |
c.その他事業セグメント
「その他事業セグメント」は「製造事業セグメント」および「販売事業セグメント」に含まれない報告セグメントであり、SHARIKAT NATIONAL FOOD PTE.LTD.は不動産賃貸および管理事業等をおこなっており、株式会社ONESTORYはマーケティング事業等をおこなっております。
名称 | 事業内容と特徴 | 販売先 |
SHARIKAT NATIONAL FOOD PTE. LTD. (シンガポール) | シンガポールにおいて食品工場兼食品用低温倉庫を所有し、不動産賃貸業および管理事業等をおこなっております。 | 不動産の賃貸先として、当社グループ企業の他、第三者へも賃貸しております。 |
㈱ONESTORY (東京都渋谷区) | 「日本に眠る愉しみをもっと。」をコンセプトとし、地域に眠る「食」や「文化」を再発掘・再編集してプロデュースするマーケティング事業をおこなっております。 | 主に、大手広告主企業や地方自治体等へマーケティングやブランディング支援サービスを提供しております。 |
(3)当社グループの中小企業活性化ビジネスの特徴
① 事業承継の受け皿としての当社の強み
当社は、支援・活性化を必要とする中小食品企業を子会社化し、短期的な視点でなく中長期的な視点に基づきグループ一体となり経営をおこなっております。これにより事業の継続を望む中小食品企業の株主や経営者は安心して会社を任せることができ、従業員も安心して働くことができるシステムを構築しております。
また、当社は創業以来、中小食品企業を子会社化し、再成長を図る取り組みをおこなってきた経験により、食品業界の市場環境や商習慣、中小食品企業特有のリスク等を習熟し、数ある中小食品企業の中から強みを持つ企業を選ぶ目利き力を磨き、デューデリジェンスや交渉のノウハウ、知見を蓄積してまいりました。
さらに、都市銀行、地方銀行、信用金庫、証券会社などの金融機関、M&Aアドバイザリー業務をおこなう企業等の幅広いネットワークを構築しており、中小食品企業のM&A情報を得る体制を構築しております。
② 中小企業支援プラットフォーム
「中小企業支援プラットフォーム」は、中小企業が本来持っている“強み”を伸ばし、“弱み”を補い合うことを目的とし、各子会社がおこなう業務(セールス・マーケティング、商品開発、生産管理、購買・物流、品質管理、経営管理など)を、当社の機能別責任者が会社の壁を超えて横断的に統括し、有機的に結び付けるシステムであります。
機能別に子会社を横断的に支援するため、当社内に設けた部署に所属する機能別責任者のもと、各子会社が持つ販路、生産管理手法、商品開発ノウハウなどを共有し、子会社各社での相互活用や、経営管理の効率化、グループ信用力を活用した資金調達により当社グループ全体で成長を実現しております。
③ 地域の活性化
当社では、地方の中小食品企業の事業承継等を積極的におこなってまいりました。当社の中小企業支援プラットフォームを活用することで、これまで地域を限定して販売されていた魅力ある商品を全国(および一部海外)に展開することや、当社の資金を活用して新たな設備投資をおこなうことができます。これにより、地方の中小食品企業の再成長と地方経済の活性化を促しております。
なお、当社は、有価証券の取引等の規則に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については、連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
事業の系統図は、次のとおりであります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E32138] S100TJK8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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