シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CHGA

有価証券報告書抜粋 株式会社ラクト・ジャパン 業績等の概要 (2017年11月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、北朝鮮問題という地政学的リスクを抱えながらも、米国をはじめとする
世界経済が好調に推移したことや日本企業の順調な業績などを背景に日経平均株価が26年ぶりにバブル崩壊後の
高値を更新するなど堅調に推移することとなりました。
当社グループを取り巻く事業環境においても、国内の生乳生産量の減少傾向が続く中、乳製品関連商品の堅調な
販売を背景に乳業メーカーをはじめ食品メーカー各社による輸入乳製品原料の需要が旺盛となり、当社取扱商品の
販売数量は増加することとなりました。また、これに加え、為替相場が前期末から当連結会計年度のはじめに
かけて円安基調に転じたこと、さらにその後も円安基調が定着したことで、当社が実施している為替リスクヘッジ
取引に係る為替差益が計上されております。
こうした状況の中で、当社グループは中期経営方針のもと、「既存取引の深掘り」及び「新規取引先の開拓」を
重点課題として取り組み、その結果、中期経営計画「NEXT-LJ2019」の目標数値を初年度となる当連結
会計年度に達成することができました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,013億34百万円(前期比14.3%増)、営業利益は19億23百万円
(同42.6%減)、経常利益は25億22百万円(同75.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億55百万円
(同85.5%増)となりました。
各事業別の状況は、次のとおりであります。

(乳原料・チーズ)
2016年前半まで軟調に推移していた国際乳製品価格は世界的な需給調整が終了したことにより、2016年後半から
価格は上昇に転じ、2017年は年間を通じて堅調に推移することとなりました。
また、為替相場もトランプ米国大統領就任以降、円安基調が定着しており、当社の仕入価格並びに販売価格も
前期比で上昇しております。一方、日本国内では、生乳生産量の減少傾向が続く中、ヨーグルト、
アイスクリーム、チョコレートなど乳製品を使用した最終製品の販売が堅調に推移し、さらにチーズ市場も
拡大するなど輸入乳製品原料への需要は旺盛となりました。中でも国内では生乳生産量の減少により脱脂粉乳が
不足することとなり、政府は国家貿易品目である脱脂粉乳の輸入枠を拡大する決定を行い、独立行政法人農畜産業
振興機構による追加輸入入札が実施されるなど、輸入乳製品原料の販売を主力とする当社の事業環境にとっては
追い風となりました。
こうした事業環境のもと、当社の強みであるグローバルな仕入ネットワークを活用した調達力を生かし、
既存取引先のニーズにマッチした品質、価格、納期の商品を供給することで「既存取引の深掘り」をすすめ、
販売数量を増加させることができました。
さらに、近年では飲料業界や飼料業界といった新たな業界へも積極的に営業を展開し、また、最終ユーザー
としてコンビニエンスストア業界にも取引を広げるなど「新規取引先の開拓」にも注力し、販売数量のさらなる
増加を行っております。

この結果、乳原料・チーズの販売数量は、172,885トン(前期比16.7%増)となり、売上高も主として販売数量の
増加により700億19百万円(前期比15.6%増)となりました。

(食肉加工品)
わが国における外国産豚肉の輸入数量は、国内における認知度の高まりによる需要拡大を受け、近年増加傾向に
あります。一方、国産豚は2017年6月以降に発生した豚の疾病の影響から、出荷頭数が当初見通しを下回った
ことから市場価格は高値圏で推移し、その結果、価格の安定している外国産豚肉の販売が堅調に推移することと
なりました。
こうした状況のもと、輸入ポーク事業については、期初時点で大手販売先が仕入方針を変更することによる
同社向け販売数量の減少はすでに想定しておりましたが、結果としてその影響は最小限にとどまることと
なりました。一方、従来から取り組んでいた仕入、販売ルートの多様化の一環として開始したカナダ産チルド
ポークの販売も当連結会計年度は堅調に推移いたしました。しかしながらこうした仕入、販売ルートの多様化の
取り組みも主要販売先向けの販売減を補うまでには至りませんでした。
この結果、食肉加工品の販売数量は26,349トン(前期比6.0%減)となり、売上高も152億53百万円(前期比
6.6%減)となりました。

(アジア事業・その他)
乳原料販売部門においては、世界的な自然食志向を背景としたバター需要の高まりによって、バター価格が
高騰することとなり、欧米やオセアニアなどの主要な生乳生産地の乳業メーカー各社がバターの生産を優先的に
行った結果、全脂粉乳やチーズなどその他の乳製品原料の供給が絞られることとなりました。こうした状況の
もと、当社グループは、グローバルに展開している仕入ネットワークを生かした調達力を武器にアジアに進出して
いる日系企業や現地企業向けの販売を優位にすすめることができました。その結果、販売数量は45,014トン
(前期比20.1%増)となり、売上高も133億48百万円(前期比42.3%増)となりました。
チーズ製造販売部門においては、従来はBtoBを中心とする高価格帯商品の販売が主力でありましたが、前期
後半から開始した小売向け商品や、風味は損なわずにチーズ含有量を減らした低価格帯商品の開発など
商品ラインナップの拡充を図り、顧客ニーズに柔軟に対応することができました。また、タイ工場では、従来から
行っていた代理店経由の加工食品メーカー向けの販売に加え、ベーカリー、外食産業向けなどの直接販売も
伸長しております。さらに、販売量はまだ少ないものの、大手ピザチェーン向けや大手外食チェーン向けの
商売が始まるなど、同工場における取引も順調に拡大しております。これにより販売数量は2,509トン
(前期比31.2%増)、売上高は19億19百万円(前期比19.9%増)となりました。
この結果、アジア事業・その他の売上高は160億61百万円(前期比36.1%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ
27億80百万円減少し、29億87百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により減少した資金は、50億48百万円となりました。これは、仕入債務が45億11百万円増加した
ものの、主にたな卸資産の増加83億28百万円および売上債権の増加28億98百万円による資金の減少に
よるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は、1億37百万円となりました。これは主に関係会社株式の取得による支出
49百万円および有形固定資産の取得による支出63百万円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により増加した資金は、23億84百万円となりました。これは主に長期借入金の返済36億64百万円および社債の償還7億40百万円があったたものの、短期借入れ45億79百万円、長期借入れ18億円および社債発行6億円
があったことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31729] S100CHGA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。