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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004SGR

有価証券報告書抜粋 株式会社リックコーポレーション 業績等の概要 (2015年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2014年3月1日~2015年2月28日)における我が国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和等を背景に企業業績や雇用情勢の改善が見られましたが、消費税増税による駆け込み需要の反動減の長期化や天候不順、円安に伴う物価上昇等の影響から個人消費は低迷し、景気の先行きは不透明なまま推移致しました。
当小売業界におきましては、消費税増税及び物価の上昇による実質賃金の低下から消費者の生活防衛意識や節約志向はさらに高まっており、未だ本格的な消費意欲の回復には至っていない状況となっております。また、円安に伴う輸入コストや原材料の高騰、業種を超えた企業間競争の激化は加速しており、小売業を取り巻く経営環境は引き続き厳しい状態が続いております。
このような状況の下、当社グループでは、地域のお客様に感動を与える店舗を実現することがお客様から支持される原点であると考えております。当連結会計年度の経営方針を「ほほえみあふれるお店に」と定め、営業方針を「基本の徹底と変化への対応」とし、お客様の立場に立った商品の見直しや豊かなライフスタイル提案ができる売場づくりを進めてきたほか、商品カテゴリーの専門化を行うことでお客様の更なるニーズの多様化に対応できる店舗レベルの向上に注力して参りました。
新規事業所の開設と致しましては、ホームセンター事業において2014年7月に長船事業所(岡山県瀬戸内市)及び備前事業所(岡山県備前市)の開設を行い、岡山県内におけるドミナント強化を進めております。また、既存店舗の収益力の維持・強化を図るために、定期的に店舗設備や売場の改修を実施しております。
これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高は28,188百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は382百万円(同18.6%減)、経常利益は290百万円(同23.6%減)となり、不採算店舗の減損損失等による特別損失を計上した結果、当期純損失138百万円(前年同期は159百万円の当期純利益)となりました。

セグメント別の業績は以下のとおりであります。
① ホームセンター事業
ホームセンター事業におきましては、テレビコマーシャルの放映による店舗ブランドと認知度の向上、量販店から脱却するためのカテゴリーの専門店化による新規顧客の開拓を進めてきたほか、期間限定の割引クーポンの配布、お買上金額に応じた抽選キャンペーンや各事業所の店頭を利用した朝市やフリーマーケット等のイベントを開催することで、店舗への来店動機を高める施策を実施しております。また、モバイルアプリ等の販売促進ツールの活用や電話受付による注文配達サービスの実施等、顧客満足度をより高めることで売上高の改善に努めて参りました。
販売費及び一般管理費につきましては、省エネ設備の導入や店舗内外の照明器具をLED照明に交換する等、水道光熱費の削減を積極的に進めているほか、商品の自動発注システムへの切り替えや作業量に応じた適正な人員配置、残業時間の削減による人件費の適正化を実施することで販売管理費の圧縮を継続しております。
これらの結果、当連結会計年度のセグメント売上高は17,190百万円(前年同期比1.3%減)となり、セグメント利益は472百万円(同22.6%減)となりました。
② ペット事業
ペット事業におきましては、よりお客様に喜んでいただける店舗へと進化するため、量販店では取り扱っていない専門店商品の販売を強化することで店舗価値の向上を図るとともに、専門店に相応しい商品知識を有した従業員の育成に取り組んで参りました。また小動物部門では、商品特性・機能をアピールする重点販売商品の販売コンテストを実施し、アクア部門(海水魚・淡水魚・サンゴ・水草・飼育用品等)では、一部店舗において専門性の高いテナントの誘致を行いノウハウを吸収することで、専門性の向上を進めております。サービス部門の取組みとしては、社内トレーナーの育成により「しつけ教室」を常設した店舗を増やしているほか、トリミング部門では、ペット用スパ・炭酸泉等のオプションメニューを充実させることで付加価値提案を行い、サービス単価の引き上げに努めております。その他、獣医師によるペットの健康相談会の実施や有料のペット写真撮影会を不定期で行うことでサービスの幅を広げております。
販売費及び一般管理費につきましては、従業員のジョブローテーション(従業員それぞれの守備範囲を広げる取組み)を実施することで、作業効率の向上や作業量に応じたより綿密な作業計画の作成が可能となり、サービスレベルを低下させることなく経費削減を進めております。
これらの結果、当連結会計年度のセグメント売上高は10,109百万円(前年同期比4.1%増)となり、セグメント利益は606百万円(同19.5%増)となりました。

③ その他事業(農産物の生産・直売、観光農園事業等)
農産物の生産・直売事業におきましては、商品の品質を最優先した販売を行っており、生産者が手塩にかけて育てた新鮮な野菜や糖度の高い果物の販売を継続的に行っていることから、購入者のリピート率は高くなっております。また、旬の商品を集中的に販売するための「バラ祭り」や「桃祭り」等のイベントを定期的に行うことで広範囲にわたる集客を狙っております。観光農園事業(イチゴ狩り)においては、多くのお客様にご来場いただいたにも関わらず生産が追いつかないケースもあったことから、今後、機会損失(チャンスロス)を防止するために生産施設の拡大を検討しております。なお、2015年1月に、大型商業施設内の小型店舗1店(岡山県倉敷市)を閉鎖しております。
また、ホームセンター事業の店舗とコラボレーションしたイベントの開催や独自に生産した花苗をホームセンター店舗に出荷する等、他の事業との連携を図りシナジー効果を高めております。
これらの結果、当連結会計年度のセグメント売上高は891百万円となり、セグメント損失は15百万円となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、677百万円となり前連結会計年度と比較して8百万円の減少となりました。
また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は562百万円となり、前連結会計年度に比べ177百万円の減少となりました。これは、税金等調整前当期純損失160百万円、たな卸資産の増加253百万円に対し、減価償却費488百万円、減損損失465百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は648百万円となり、前連結会計年度に比べ519百万円の支出の増加となりました。これは、有形固定資産の取得による支出616百万円、敷金及び保証金の差入による支出93百万円に対し、長期貸付金の回収による収入41百万円、敷金及び保証金の回収による収入47百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は76百万円となり前連結会計年度に比べ551百万円の増加となりました。これは、短期借入金の純増額272百万円、長期借入れによる収入2,840百万円に対し、長期借入金の返済による支出2,862百万円、リース債務の返済による支出105百万円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E22130] S1004SGR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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