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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007LWY

有価証券報告書抜粋 株式会社リックコーポレーション 業績等の概要 (2016年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2015年3月1日~2016年2月29日)における我が国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和等を背景に企業業績や雇用情勢の改善が見られましたが、中国を始めとした新興国経済の減速の影響や資源価格下落による資源国の景気悪化等から為替や株式市場への影響が見られ、景気の先行きにつきましては依然として不透明な状況のまま推移しております。
当小売業界におきましては、プレミアム商品券の消費振興策等の経済政策が一時的な消費者マインドの改善に寄与したものの、足許では暖冬による光熱、衣料品等の季節商材への支出減少による消費の押下げ作用が見られたこと、また円安に伴う輸入コストや原材料の高騰、業種を超えた企業間競争の激化は加速しており、小売業を取り巻く経営環境は引き続き厳しい状態が続いております。
このような状況の下、当社グループでは、地域のお客様に満足いただける商品の提案や感動を与えるサービスの提供ができる店舗の構築を目指しており、従業員自らがやる気を持って楽しく働き、また自ら進んで専門知識を高めることのできる職場環境を創り上げることが、お客様の支持を得ることにつながると考えております。この考え方を基本とし、お客様の更なるニーズの多様化に迅速に対応できる体制を構築するため、柔軟でユニークな発想をもって、お客様が望まれる商品や豊かなライフスタイルの提案ができる売場づくりを進めて参りました。
新規事業所の開設と致しましては、ペット事業において2015年4月に下関事業所(山口県下関市)の開設を行い、中国地方におけるドミナント強化を進めております。また、ホームセンター事業において2015年11月に西市事業所(岡山市南区)の大規模な改装を行い、これまでのホームセンターとは異なった品揃えと新たなサービスを付加した売場の構築に取り組んでおります。その他、既存店舗の収益力の維持・強化を図るために、定期的に店舗設備や売場の改修を実施しております。なお、将来的な収益が見込めないことから、2015年6月に松山中央事業所、2015年10月にアリオ倉敷事業所を閉鎖しております。
また、2015年6月30日付で当社連結子会社である有限会社アグリ元気岡山による間接取得により、有限会社吉備路オーガニックワーク※1を当連結会計年度より連結子会社、2016年2月29日付で持分法適用関連会社としており、2015年9月25日付(みなし取得日2015年11月30日)で株式会社ジョーカー※2の全株式を取得し連結子会社としております。
これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高は29,663百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は552百万円(同44.3%増)、経常利益は474百万円(同63.5%増)となり、転貸損失引当金繰入額等の特別損失の計上及び法定実効税率の変更に伴う法人税等の増加があったことから当期純利益は121百万円(前年同期は138百万円の当期純損失)となりました。
※1 有限会社吉備路オーガニックワーク……農業生産法人(現 農地所有適格法人)として、有機JAS規格認定の有機ニンジンの生産を中心とした大規模経営を行っており、岡山県下最大級の有機ニンジン栽培面積を有している
※2 株式会社ジョーカー………………………関東地区におけるペットの専門店として、DOG&CAT JOKER、DOG’S CARE JOKER等の計16店舗(2016年2月現在)を経営しており、首都圏を中心に高いブランド力を有する店舗を展開している

セグメント別の業績は以下のとおりであります。
① ホームセンター事業
ホームセンター事業におきましては、同事業の旗艦店である西市事業所の大規模改装を行い、今までのホームセンターにはなかった「新たな発見が出来る体験型の商品とサービス」を提供できる売場を構築し、お客様が来店したいと思うきっかけを積極的に提案することで、これまで来店頻度が低かったニューファミリー層の顧客化を進めております。また、お客様の満足度向上のため、商品陳列量を増加させることで品切れの削減を行っているほか、商品の機能や特性をわかりやすく比較表示したり、商品のサンプルやプロモーション動画等の販促物を活用することでお客様の五感に訴求する商品提案を行う等の施策も進めております。販売促進活動としましては、テレビCMの投入やテーマソングの導入による自社ブランドの認知度向上やモバイルアプリ等の販売促進ツールの活用を実施することで売上高の改善に努めて参りました。
販売費及び一般管理費につきましては、商品の自動発注システムの稼働率向上や作業量に応じた適正な人員配置、残業時間の削減による人件費の適正化を実施することで経費の削減を継続しております。
これらの結果、当連結会計年度のセグメント売上高は17,159百万円(前年同期比0.2%減)となり、セグメント利益は545百万円(同15.4%増)となりました。

② ペット事業
ペット事業におきましては、店舗のブランド力の向上を図るため、量販店では取り扱っていない専門店商品のシェア率を高めるとともに、お客様に最適なアドバイスのできる専門的な商品知識を有した従業員の育成に取り組んでおります。サービス部門の取組みとしましては、しつけ教室やお誕生日会等の店舗イベントを継続して開催していることに加え、社外のイベントにも積極的に参加することで、当社の認知度の向上を図っております。トリミング部門におきましては、ペット用スパ・炭酸泉等のオプションメニューによる付加価値提案の全店導入を進めております。その他、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用した情報提供サービスの開始等、新しい販売促進方法の構築を目指しております。
販売費及び一般管理費につきましては、商品の自動発注システムの稼働率向上や作業量に応じた適正な人員配置を実施することで、サービスレベルを低下させることなく経費削減を進めております。
当連結会計年度において取得した株式会社ジョーカーを当セグメントに含めております。なお、同社のペットショップはトリミング部門(ペットの美容室)の専門性と収益力が高く、その技術やノウハウを当社のペット事業において活用することにより、技術力やサービスレベルの向上による集客力アップが期待でき、当社の更なる成長につながるものと確信しております。
これらの結果、当連結会計年度のセグメント売上高は11,507百万円(前年同期比13.8%増)となり、セグメント利益は603百万円(同0.5%減)となりました。
③ その他事業(農産物の生産・直売、観光農園事業等)
有限会社アグリ元気岡山の農産物の生産・直売事業におきましては、生産者が手塩にかけて育てた新鮮な野菜や果物の販売を継続的に行うことで顧客の囲い込みを進めており、着実に販売高を増加させております。また、野菜や果物の端境期における販売力の強化を図るため、岡山県内産の高品質商品の新規開拓を進めているほか、観光農園事業(イチゴ狩り)においては、生産施設の拡大を実施し今冬より稼働しております。
また、ホームセンター事業の店舗とコラボレーションしたイベントの開催や独自に生産した花苗をホームセンター店舗に出荷する等、他の事業との連携を図りシナジー効果を高めております。
有限会社吉備路オーガニックワークの農産物の生産事業におきましては、農林水産省による「有機JAS規格認定」を受けていることはもとより、「おかやま有機無農薬農産物」にも認定されている有機栽培ニンジンのブランド力を有効活用することで、販売力の向上を進めていきたいと考えております。
これらの結果、当連結会計年度のセグメント売上高は1,005百万円(前年同期比12.8%増)となり、セグメント損失は14百万円(前年同期は15百万円のセグメント損失)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、952百万円となり前連結会計年度と比較して274百万円の増加となりました。
また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は496百万円となり、前連結会計年度に比べ66百万円の減少となりました。これは、税金等調整前当期純利益337百万円、減価償却費457百万円等に対し、たな卸資産の増加266百万円、仕入債務の減少81百万円、未払金の減少63百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は361百万円となり、前連結会計年度に比べ287百万円の支出の減少となりました。これは、定期預金の預入による支出123百万円、有形固定資産の取得による支出268百万円、敷金及び保証金の差入による支出10百万円等に対し、定期預金の払戻による収入173百万円、敷金及び保証金の回収による収入15百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は144百万円となり前連結会計年度に比べ68百万円の増加となりました。これは、短期借入金の純増額130百万円、長期借入れによる収入3,264百万円等に対し、長期借入金の返済による支出3,005百万円、リース債務の返済による支出114百万円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E22130] S1007LWY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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