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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AAJK

有価証券報告書抜粋 株式会社リンガーハット 研究開発活動 (2017年2月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 研究開発活動の体制
当社グループにおける研究開発活動は「生産技術研究チーム」、「モデル店舗開発チーム」を設け、それぞれ専任担当者を置いて各チームごとに研究開発活動にあたっております。
また、店舗のメニュー開発は「リンガーハット商品開発チーム」と、「浜勝商品開発チーム」が担当しております。
「生産技術研究チーム」においては店舗、工場の設備・機器・システムの研究開発と機器の内製化を推進することにより品質の向上とコストダウン及びノウハウの蓄積を担うべく活動しております。
「モデル店舗開発チーム」においては経営目標達成のために、お客さまのニーズにあった「競争力の高い」モデル店舗をつくりあげる企画開発を各業態、関連組織と連携して活動しております。
「商品開発チーム」においては商品戦略を業態別にロードサイド、フードコート、都心ビルインに分け年間商品開発カレンダーに落とし込み、商品コンセプト策定、消費者ニーズ等の調査、試作、役員試食、消費者試食、オペレーション検証と機器開発、自社工場製造ラインテスト、品質保証チームによる食品衛生チェックを経て、販売を決定する体制をとっております。
ちゃんぽん麺、皿うどん用フライ麺、ぎょうざ、チャーハンをはじめ多くの材料を自社工場で生産するシステムをとり「他社との絶対的な商品の差別化」を図っている当社グループでは、「商品開発チーム」は、素材調達を担当する「購買チーム」及び生産・加工を担当する「生産チーム」と連携して商品開発活動を行っております。
また、販売に際しては、店舗オペレーションマニュアルの作成と周知、店舗責任者への教育・訓練を「トレーニングチーム」と連携して行っております。

(2) 研究開発活動の方針
「すべてのお客さまに楽しい食事のひとときを心と技術でつくる」という企業ミッションを達成するために、研究開発におきましては「お客さまに喜んで頂ける研究開発活動を推進する」こと、商品開発におきましては「健康的で高品質な商品を手頃な価格で提供する」ことをその活動基本方針としております。国内にせまる少子高齢化対応、国内外の多様化する消費者ニーズ等、時代の変化、販売拠点の変化に対応、あるいは企業側からの積極的新提案ができるよう、業界動向、消費者調査、来店客調査から得られる情報を活動方針に反映させております。

(3) 当連結会計年度における研究開発活動
① 長崎ちゃんぽん事業
(イ)ちゃんぽん類の開発
春より新500円シリーズで「まぜ辛めん」を発売し、3年目を迎える「冷やしちゃんぽん」をブラッシュアップして提供しました。
秋には「海鮮かきちゃんぽん」を販売し、同時に「夕食シリーズ」の鍋・ふかひれメニューを充実させ郊外型の店舗110店舗で展開いたしました。
また、ちゃんぽんスープを更に美味しく進化させ、テストを繰り返しています。
(ロ)サイドメニューの開発
おつまみ用として「ちゃんぽん串」を一部店舗で販売し好評なご意見を頂戴しております。
新たな取り組みとしては「鶏てん」に力を入れ開発及び販売を実施しております。
(ハ)モデル店舗の開発
2016年6月より、MYちゃんぽん店舗である葛飾新宿店を出店しました。当初はレギュラーちゃんぽんをメニューから外していましたが、満足度向上のために2017年2月にはフルメニューも加えたMYちゃんぽんの形式に変更しています。またMYちゃんぽんの仕組みをより判りやすく、ゆっくり注文できるように、同年4月に出店しました宮崎大塚店ではタブレットオーダーシステムを導入しています。
2016年7月には、ごはんと味噌汁、手作り惣菜を合わせた定食タイプの「おかず屋」を開発し、リンガーハットイオンモール直方店につぎ関東エリアでの市場性の検証として、おかず屋2号店である南砂町SUNAMO店を出店しています。
既存店舗では「焼きぎょうざ」として40年以上内製化でこだわり提供している「ぎょうざ」に関して、お客さまの要望に応えるべく、2016年4月より大型ショッピングセンターセブンパークアリオ柏店の食品物販店エリアに「生ぎょうざ」製造直売所を専門店として出店し、同年10月には町田鶴川店を出店しました。
また、採用しているアーム型AIロボットの導入コストを抑えるべくロボットの開発に着手し、単なるぎょうざピッキングロボット機能だけではなく、工場、店舗の将来的な労働力不足を見越したロボット開発に試金石にしていく先行テストを繰り返しています

(ニ)食の安全・安心について
食の安全・安心を確保する為、今後も店頭及びホームページにて原産地情報及びアレルギー情報等の開示を積極的に行います。
また、健康志向及びカロリー制限、塩分制限等があるお客様に安心して食べていただける「減塩ちゃんぽん」及び海藻めんを使用しカロリーを抑えた「海藻めんと豆乳のヘルシーちゃんぽん」等のヘルシーメニューの開発を行っております。
上記の結果、当連結会計年度中に長崎ちゃんぽん事業の研究開発に投資した金額は、96,476千円であります。

② とんかつ事業
(イ)とんかつ類の開発
季節定番のブラッシュアップを行い、「桜香るミルフィーユかつ」「梅しそ巻とヒレ膳」「かきふらいとヒレ膳」を販売しました。また、夏の商品としてわさびを使用し夏のわさびおろし膳を販売しました。
(ロ)モデル店舗の開発
新店1店舗(葛飾新宿店)をデザートビュッフェ販売店舗としてオープンしました。
今後の人員不足への対応としておかわりコーナーを4店舗(熊本新空港通り店、福岡大池店、西所沢店、小金井公園店)に設置しました。
また、テーブルオーダー、自動つり銭機、ウエイティングシステムを1店舗(小金井公園店)に設置し、テイクアウトの販売拡大に向けて惣菜コーナーのショーケースを1店舗(西所沢店)に設置しました。
(ハ)その他開発
テイクアウトの拡大販売に向けてお渡し後も30分温かいまま提供できるよう新型弁当箱の開発をいたしました
上記の結果、当連結会計年度中にとんかつ事業の研究開発に投資した金額は、61,856千円であります。

③ セグメントに区分できない基礎研究開発活動
生産技術研究チーム
(イ)GYOZA LABO ロボットの開発、デザイン及び製作
(ロ)GYOZA LABO ぎょうざ具解凍機の新規構造への取り組み
(ハ)冷凍麺解凍機の新規構造への取り組み
営業戦略リテールチーム
リンガーハット及び濵かつにて、店内物販を活性化させる活動を行っております。
物販ブランドまるりの立ち上げを行い、2016年度は一部郊外店舗にてオリジナル物販ブランド「まるり」より、オリジナルカステラ、オリジナルかりんとう、長崎の銘菓等の販売を開始致しました。
同時に工場内製品等の物販商品化を進める事で、更なるバリエーションを増やす活動を行っております。

以上、当連結会計年度中に研究開発活動へ投資した金額の合計は、各セグメントに区分できない費用63,094千円を含め、221,427千円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03099] S100AAJK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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