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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AMON

有価証券報告書抜粋 株式会社リーガルコーポレーション 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善が続くなか、景気は緩やかな回復基調で推移しておりますが、海外経済の不確実性や不安定な金融資本市場の影響等により先行きは不透明な状況にあります。
靴業界におきましては、根強い節約志向や低価格志向が定着し、個人消費の改善に足踏みが見られております。スニーカーなどスポーツトレンドは落ち着きが見られるものの需要は依然として高く、婦人靴市場やレザーカジュアルが相対的に苦戦するなど、厳しい経営環境が続いております。
このような環境のなか、当社グループは、製造小売業として企画・製造・販売の各部門が連携して、顧客ニーズやライフスタイルの変化に対応した商品開発や売場提案、店舗開発等を行い、新たなマーケットを創造していくことを重点課題とし、更に商品開発プロセスの刷新や取扱ブランドの改廃等による在庫適正化施策にも取り組んでまいりました。
売上面では、紳士のビジネスシューズにつきましては、国内生産を主体とする「リーガル」や「ケンフォード」が市場のニーズにマッチし堅調に推移いたしました。しかしながら婦人靴およびカジュアルシューズにつきましては、ファッションアイテムとしてのスニーカー需要の影響や、対象顧客の節約志向等消費マインドの変化による婦人靴市場全般の低迷などにより苦戦し、全体では前年実績を下回りました。
利益面では、原材料価格の高騰および在庫水準の適正化を目的とした滞留在庫品削減施策により売上総利益額が減少したことに加え、小売店舗における人件費の増加や本年4月より実施されるポイント制度変更に伴う広告宣伝費の増加等により、前年実績を下回りました。
この結果、当連結会計年度の売上高は 35,671百万円 (前年同期比 1.8%減)、営業利益は 1,451百万円 (前年同期比 27.1%減)、経常利益は 1,503百万円 (前年同期比 30.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は 890百万円 (前年同期比 35.4%減) となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① 靴小売事業
靴小売事業では、マーケットやライフスタイルの変化に対応した店舗開発を推進し、また多様化する顧客ニーズに対応すべく顧客との接点強化施策を展開し、店舗運営を通してのブランド価値の向上と売上の拡大に努めました。
業態別では、「リーガルシューズ店」、「シェットランドフォックス店」、および「アウトレット店」が堅調に推移いたしました。
商品・アイテム別では、紳士靴につきましては、防水・防滑・透湿機能等付加価値の高いビジネスシューズや、需要期のイベントに合わせた限定商品等顧客ニーズに対応した商品を中心に好調に推移いたしました。しかしながら婦人靴につきましては、スニーカー需要の継続や対象顧客の節約志向等の影響により、苦戦いたしました。また、アウトレット業態において、季節商材等滞留在庫品削減の強化施策を実施したため、値引き販売が増加し売上総利益率が低下いたしました。
顧客との接点強化施策としましては、多様化する購買行動の変化に対応すべく、「リーガルシューズWEBサイト」をリニューアルし、既存顧客の利便性向上、新規顧客の獲得ならびにWEBから実店舗への送客等、シームレスな購買環境実現に向けたオムニチャネル化を推進いたしました。
当連結会計年度の店舗展開につきましては、「ケンフォード堂島地下街店」(大阪府) など計4店舗を新規に出店し、「リーガルシューズa.k.aサンピアザ新札幌店」(北海道) など計4店舗を改装するとともに、不採算店舗計6店舗を閉店いたしました。 (直営小売店の店舗数 133店舗、前年同期末比2店舗減)
この結果、当連結会計年度の売上高は 17,796百万円 (前年同期比 0.8%増)、営業利益は 831百万円 (前年同期比 16.7%減) となりました。


② 靴卸売事業
靴卸売事業では、多様化する顧客ニーズに対応すべく、上質感や機能性を重視した商品開発に注力するとともに、チャネルごとの特性に合った営業活動を推進いたしました。
紳士靴につきましては、主力の「リーガル」を中心に、防水・透湿機能等付加価値の高いビジネスシューズが堅調に推移いたしました。しかしながら百貨店チャネルにおきましては、対象顧客の消費マインド低下を反映して価格に対する意識が厳しくなっており、苦戦を強いられました。一方で、マスマーケットへ向けたオリジナルブランドの「ケンフォード」につきましては、品質や価格のバランスが評価され、取扱店舗数も順調に増加したことなどにより、好調に推移いたしました。
婦人靴につきましては、モノづくりにこだわった「リーガル」の高価格帯コレクション「プレミアムライン」が徐々に認知されております。また、機能性パンプス「プラチナムシリーズ」を昨年春に発売し、チャネルを問わずその履き心地のよさが評価されております。しかしながら婦人靴市場全般が低迷しているなか、在庫適正化施策として、取扱ブランドの改廃や滞留在庫品処分、百貨店チャネルにおける店頭管理の見直し等を行った結果、全体では前年実績を下回りました。
この結果、当連結会計年度の売上高は 17,818百万円 (前年同期比 4.4%減)、営業利益は 547百万円 (前年同期比 40.1%減) となりました。

③ その他
報告セグメントに含まれない不動産賃貸料の収入など、その他事業の当連結会計年度の売上高は 200百万円 (前年同期比 1.6%増)、営業利益は 51百万円 (前年同期比 26.1%増) となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は 4,730百万円と前連結会計年度末と比べ 894百万円の増加 (前年同期比 23.3%増) となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、 2,291百万円の収入 (前連結会計年度は 291百万円の収入) となりました。
主な要因としては、税金等調整前当期純利益 1,464百万円、売上債権の減少額 315百万円、滞留在庫品削減施策などによりたな卸資産の減少額 704百万円を計上したことなどによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、 883百万円の支出 (前連結会計年度は 298百万円の支出) となりました。
主な要因としては、大阪事業所の移転や新潟工場の建替えなどにより、有形固定資産の取得による支出 805百万円を計上したことなどによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、 521百万円の支出 (前連結会計年度は 439百万円の支出) となりました。
主な要因としては、長期借入金の返済による支出 540百万円、配当金の支払額 220百万円などによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01118] S100AMON)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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