シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10077ML

有価証券報告書抜粋 株式会社不二家 対処すべき課題 (2015年12月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


(1) グループ全体としての現状認識

当社グループを取り巻く経済環境につきましては、雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、原油価格下落もあり、緩やかな回復に向かうことが期待されております。しかしながら、輸入原料価格の高止まりによるコスト増や少子高齢化の影響もあり、経営環境は厳しいものが続くと予想されます。また、食品の安全・安心をめぐる消費者の関心はより一層高まっており、食品会社にとって重要な課題となっております。

(2) 当面の対処すべき課題

当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、“お客様の笑顔のためにできること”を基本に、お客様の立場に立った商品作り、店舗作りを目指してまいります。

(3) 具体的な取り組み状況

[洋菓子事業]
単体の洋菓子においては、利益の確保に向け、既存の洋菓子チェーン店の売上確保という課題に重点をおき、製品開発、生産、店舗開発、店舗運営の各部門が一体となって課題へ取り組んでまいります。
店舗面では、好調なスタートをきった『カントリーマアムFACTORY』において導入しているベイクオフ機能(オーブンを使用した温かいスイーツ)を順次展開することにより、魅力ある店舗作りを進めてまいります。特に直営店に注力し、成果をモデルとしてFC店へ展開することにより、洋菓子チェーン店全体の売上確保につなげます。
製品面では、ベイクオフ製品の充実をはかる一方で、チョコ生ケーキやチーズケーキなど主力製品群の改良を行い、競争力を高めてまいります。さらに生産面において、改良した主力製品群の生産ラインを効率的に活用し、生産性の向上をはかるとともに、物流コストを含めた販売管理費の削減への取り組みを強化し、利益の確保につとめてまいります。
また、当社は㈱スイートガーデンとさらに密接に連携し、製品開発・営業・物流面などの共働を進め、両社の強みを活かした一層のシナジー効果を生み出してまいります。

ダロワイヨにおいては、好評を得ております主力製品「マカロン」をはじめ、洋生菓子・焼菓子の原料をさらにグレードアップした新製品の開発や、ギフト需要に向けた通販・カタログ販売を強化するなど、引き続き売上の拡大をはかります。

レストランにおいては、お客様に安心してご来店いただける店舗作りのために、食品安全衛生管理をより一層強化し、お客様目線に立った様々な従業員の意識改革に取り組みます。また、ロードサイド店舗を中心に地域の特性やお客様のニーズに合わせた商品戦略を推進し、来店客数の回復をはかります。

[製菓事業]
菓子においては、収益性の向上に向け、売上の拡大とともに生産性の向上という課題に重点をおき、「カントリーマアム」、「ホームパイ」といった主力ブランド・主力生産ライン別に商品企画、製品開発、生産、販売促進、営業の各部門が横断的にチームを組み、一丸となって課題へ取り組んでまいります。

製品面では、チョコレート、ビスケット、キャンディ類の基本品質の向上に取り組むとともに、「健康」、「グルメ」などをテーマとして積極的に新製品開発を行い、商品力強化をはかります。発売65周年を迎える「ミルキー」については、プレミアム品質の新製品の投入や、キャラクターの企業間コラボレーションを実施するなどブランドの活性化に取り組みます。
生産面では、主力ブランドを中心とした大型生産ラインの稼働を促進し、生産性の向上につとめます。また、在庫日数短縮に取り組み、製品鮮度の向上を品質アップへつなげるとともに、労務費や物流費等の削減により収益性の向上につとめてまいります。
海外市場への展開においては、東南アジア各国への菓子の輸出にも注力し、積極的な事業展開を進めます。
飲料においては、売上拡大を目指し、「ネクター」、「レモンスカッシュ」の2大ブランドの取扱増に注力するとともに、飲料以外の分野でもブランドを活用する施策に取り組みます。さらに、果実加工技術を活かした新しい事業展開をはかります。

中国において菓子の製造、卸売を行っている不二家(杭州)食品有限公司については、今期も引き続き営業活動を積極的に行い、取引先との連携強化をはかり売上の拡大につなげてまいります。また、営業活動を後押しするテレビCMなど販売促進策を展開することにより、効果的に売上を確保してまいります。

[その他]
通販・キャラクター事業については、売上拡大のため、キャラクターグッズの通信販売のみならず、ライセンス事業の充実にもつとめ、また、㈱不二家システムセンターは事務受託業務を積極的に展開いたします。

当社グループを取り巻く環境は、厳しい状況が続いておりますが、前記の課題を着実に実行し、業績の向上につとめてまいります。
また、親会社の山崎製パン㈱との連携を強化し、グループ全体の総合力を発揮して、企業イメージの向上と不二家ブランドの強化につとめ、全事業の黒字化と安定した収益の確保を目指します。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00374] S10077ML)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。