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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005C2O

有価証券報告書抜粋 株式会社中村超硬 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループにとって研究開発活動は成長戦略の要であり、現在保有する中核技術を堅持しながら将来を見据えた経営の視点から研究開発活動に常に取り組んでおります。このため研究開発部門は、経営方針や事業戦略を踏まえ、最新の技術動向を見極めながら、研究開発テーマの選定、研究開発スケジュールの設定、当社グループ内外との連携方法などについて検討しております。当社グループの経営陣は、定例の経営会議において適時に研究開発活動の進捗報告を受け、必要に応じて軌道修正等を指示することで適正な研究開発活動が行われる体制を構築しております。
また、当社グループの研究開発活動の特徴として、産学官連携の積極的な活用を挙げることができます。大阪大学、大阪府立大学などの大学研究室や大阪府立産業技術総合研究所などの研究機関との共同研究活動をとおして、先進の研究成果を吸収するとともに、設備装置メーカーや金型メーカーとも連携しながら、当社独自の加工技術を獲得することを目標として精力的に研究開発活動に取り組んでおります。
当連結会計年度において当社グループが支出した研究開発費の総額は184百万円であります。

セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。

(1)電子材料スライス周辺事業
電子材料スライス周辺事業では、ダイヤモンドワイヤの更なる競争力の向上のための具体的な研究テーマとして、カーフロスを低減するダイヤモンドワイヤの細線化、ダイヤモンド砥粒の微粒化、長寿命化、ダイヤモンド固定材料・固定方法の改良によるダイヤモンド砥粒の保持力に係るコントロール性の向上、省力生産等の研究開発に取り組んでいます。
また、シリコンインゴットをスライス加工する際の廃スラッジ(*1)を活用した微細SiC(炭化ケイ素)粉末の研究開発にも力を入れております。微細SiC粉末の用途としましては汚染ガス対策として、ディーゼル微粒子捕集フィルターの省力生産等に期待されております。
当連結会計年度における研究開発費の金額は、169百万円であります。

(2)特殊精密機器事業
該当事項はありません。

(3)化学繊維用紡糸ノズル事業
化学繊維用紡糸ノズル事業では、長年にわたる化学繊維メーカーなどとの紡糸用ノズルにおける取引により蓄積された性能データをもとに、高い成長が見込まれる不織布製造分野においてノズル部品単品の加工にとどまらず、装置全体の設計開発を行うことを目標に研究開発を行っています。成果としましては、小型のメルトブローン(*2)不織布製造試験設備の開発に成功しました。今後、不織布製造の基礎技術を蓄積しつつ、試験設備として販売してまいります。また、リン資源の確保を目標に高機能繊維を用いたフィルターにて環境水中からリンの回収や、溶融紡糸ノズルにおいてコスト低減を図るため、小径穴加工技術の高度化にも取り組んでいます。
当連結会計年度における研究開発費の金額は14百万円であります。

(*1)スラッジ :下水処理や工場廃水処理などの過程で生じる沈殿物の総称。ここでいう廃スラッジとは、シリコンインゴットをスライス加工する過程で生じるシリコンの切りくずを指す。
(*2)メルトブローン :熱風を吹きつけながらノズルから押し出した極細繊維を絡ませて不織布を作る製法のこと。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31542] S1005C2O)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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