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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ALJ6

有価証券報告書抜粋 株式会社中村超硬 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢の継続的な改善や、設備投資、生産及び輸出の持ち直し等により緩やかな成長の動きが見られました。一方では、米国新政権による経済政策の転換、欧州における政治情勢の不安定化、中東及び朝鮮半島の地政学リスクの高まり等により、国内外の景気先行きは不確実性が増しております。
このような状況の中で、当社グループは、主力事業である電子材料スライス周辺事業において、主要顧客との間における販売単価の交渉過程で生じた取引量の減少、また、中国における太陽電池用シリコンウエハメーカーによるウエハの供給過剰感が顕在化したことにより、従来の主要顧客に代わる新規大口顧客との取引開始に時間を要したことから、前連結会計年度に比べ売上高が大幅に減少することとなりました。
また、利益面は、売上高の減少に伴う悪化に加え、主力製品のダイヤモンドワイヤの仕様変更に伴う棚卸資産の評価減の実施(813百万円)、また、2016年12月末に連結子会社化した中超住江デバイス・テクノロジー株式会社の業況悪化にともなう、持分法による投資損失の発生(195百万円)、減損損失の計上(83百万円)等により大幅に悪化する結果となりました。
これらの結果、当連結会計年度における売上高は4,992百万円(前期比27.0%減)、営業損失は1,653百万円(前期は1,435百万円の営業利益)、経常損失は1,803百万円(前期は1,440百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は2,075百万円(前期は1,221百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期との比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

① 電子材料スライス周辺事業
電子材料スライス周辺事業においては、当第3四半期以降、主力製品であるダイヤモンドワイヤの受注、販売ともに回復傾向を辿り、2017年1月以降各月の販売数量は従来のピークを上回っておりますが、新規大口顧客との取引開始に時間を要したことから、売上高は大幅に減少しました。
利益面についても、減収に伴う悪化に加え、ダイヤモンドワイヤの切削性能向上に伴う仕様変更による旧仕様製品に係る棚卸資産の評価減813百万円を実施したことで大幅に悪化しました。
これらの結果、売上高は2,934百万円(前期比39.0%減)、セグメント損失は1,675百万円(前期は1,277百万円のセグメント利益)となりました。

② 特殊精密機器事業
特殊精密機器事業においては、実装機向けノズル、工作機械向け耐摩工具ともに堅調な出荷状況にあり、また、継続的な原価低減にも努めてまいりました。
これらの結果、売上高は645百万円(前期比0.6%減)、セグメント利益は26百万円(前期は18百万円のセグメント損失)となりました。

③ 化学繊維用紡糸ノズル事業
化学繊維用紡糸ノズル事業においては、国内外ともに各種ノズルの受注が堅調に推移し、固定費削減の効果等もあり売上高、利益ともに前年同期を上回りました。
これらの結果、売上高は1,411百万円(前期比2.9%増)、セグメント利益は178百万円(前期比36.4%増)となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、1,128百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,211百万円減少しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果支出された資金は、1,983百万円(前期は1,789百万円の収入)となりました。
これは、減価償却費837百万円等の増加要因に対し、税金等調整前当期純損失1,890百万円、売上債権の増加額565百万円、たな卸資産の増加額525百万円等の減少要因が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果支出された資金は、2,605百万円(前期比42.9%増)となりました。
これは、有形固定資産の取得による支出2,527百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果得られた資金は、3,384百万円(前期比257.6%増)となりました。
これは、短期借入金の純増額896百万円、長期借入れによる収入1,530百万円及び株式の発行による収入2,051百万円の増加要因が、長期借入金の返済による支出971百万円等の減少要因を上回ったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31542] S100ALJ6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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